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  5. ゆうちょ銀行が生成AIで接客ロールプレイング、顧客役AIによる練習環境を試行|株式会社ゆうちょ銀行の導入事例

✓ やさしく事例解説
金融・保険
銀行(リテール金融サービス)

実施 2026.04 ・ 更新 2026.08.16

ゆうちょ銀行が生成AIで接客ロールプレイング、顧客役AIによる練習環境を試行

コンサル(導入支援・AI戦略支援)
開発(実装支援・AI搭載支援)

※イメージ画像です

ゆうちょ銀行が生成AIで接客ロールプレイング、顧客役AIによる練習環境を試行 のプロジェクト概要図解

取り組み概要

やさしく事例解説

プロジェクト解析

実施・導入企業

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 接客研修の時間がなかなか取れない
  • 指導役の先輩社員の負担が重い
  • 拠点ごとに研修の頻度がばらつく
OVERVIEW

どのようなAIの取り組み?

生成AIが多様な来店客役を演じ、窓口社員が自分のペースで接客対応を練習できる環境を構築し、テスト試行に入ったAI取り組み

業種

銀行(金融・保険)

取り組み領域

窓口・リテール営業の接客トレーニング

使ったAI

生成AIプラットフォーム「neoAI Chat」(対話型AI)

主な成果

テスト試行の段階で、全店展開時は数千人規模の活用を見込む

ゆうちょ銀行が生成AIで接客ロールプレイング、顧客役AIによる練習環境を試行 のプロジェクト概要図解

ゆうちょ銀行と、東京大学松尾研究室発のスタートアップである株式会社neoAIが共同で、直営店のリテール営業における顧客対応力の向上を狙ったロールプレイングAIを開発しました。土台になっているのはneoAIの生成AIプラットフォーム「neoAI Chat」で、その上にリテール営業向けのロールプレイング専用インターフェースを新たに作っています。AIには年齢層、来店目的、性格特性といった軸で来店客のペルソナを設定し、時間や場所を選ばずに接客の練習ができる形にしました。基盤はMicrosoftのクラウドであるAzure上に構築されています。現在はゆうちょ銀行内でテスト試行が進められ、利用者の意見を集めながら本格導入に向けた協議が行われている段階です。

出典:ゆうちょ銀行×neoAI、接客スキル向上に向けたロールプレイングAIを開発 〜neoAI Chatを活用し、実践的な顧客対応トレーニング環境を構築〜  |株式会社neoAI 発行元:株式会社neoAI

EASY GUIDE

やさしく事例解説

何に困って、AIを入れたのか

対面でのロールプレイング研修は、指導役となる上席者や先輩社員が相手をして初めて成立します。全国に拠点が分散しているため店舗ごとに練習の頻度に差が出るうえ、指導する側は通常業務と両立させながら時間を割く必要がありました。練習できる回数にも限りがあり、終わったあとに振り返る機会まで確保できない場面もあります。窓口には年齢も用件も異なるお客さまが訪れますが、研修で用意できるシチュエーションの種類は限られていました。

編集部の見立てでは、この困りごとの本質は研修制度そのものの不足ではなく、練習の供給量が指導者の空き時間に縛られていた点にあります。相手役を務められる人が限られている以上、練習量も場面の多様さも同じ場所で頭打ちになる構造でした。

どうやって、うまくいったのか

この取り組みの中心にあるのは、練習の相手役そのものをAIに委ね、来店客の像を作り分けたことです。年齢層や来店目的、性格特性といった軸でペルソナを設定しているため、練習する社員は場面ごとに違う反応を返す相手と向き合うことになります。人が相手役を演じる場合、演じ手の経験や得意な型に寄りやすく、扱える場面の幅は個人差に左右されます。設定を差し替えれば相手が変わる構造にしたことが、練習の多様さを人手から切り離したのではないでしょうか。

作るものを絞り込んだ開発の切り分けも効いています。土台には既存の生成AIプラットフォームであるneoAI Chatを据え、新規に開発したのはリテール営業向けのロールプレイング専用インターフェースに限られています。会話の仕組みを一から組み直すのではなく、社員が気軽に繰り返し使えるかどうかという一点へ開発の力を集中させた判断だと読めます。金融機関で扱う以上避けて通れない情報管理の面は、MicrosoftのクラウドであるAzure上に構築するという既存の枠組みで受け止めています。

いきなり全店に配らず、テスト試行から入る進め方もこの種の道具とは相性がよいはずです。利用者からのフィードバックを集めたうえで本格導入を協議する段取りになっており、ペルソナの作り込みの粗さや画面の使い勝手といった、実際に触ってみるまで判断できない部分を先に確かめる形になっています。

具体的に、どんな成果が出たのか

推進したこと

プロトタイプ開発(PoC)

この事例で出た成果

ロープレAIは現在、一部の社員を対象としたテスト試行の段階にあり、利用者からのフィードバックを集めている状況です。数値で示された効果はまだ示されておらず、寄せられた意見を集約したうえで本格導入を協議する局面にとどまります。ゆうちょ銀行は、社員一人ひとりが自分のペースで繰り返し練習できる環境が整うことへの期待を示しています。全店展開が実現した場合には、数千人規模の社員が使うトレーニング基盤になることが見込まれています。

うちでも使える?

応用が利きそうなのは、対応にある程度の型があり、会話の相手役さえいれば練習が成立する仕事です。窓口や受付、電話応対、店頭での提案などは、相手の反応が変わるだけで練習の質が変わるため、ペルソナを差し替えられる仕組みの恩恵を受けやすい領域と考えられます。

一方で、実物の書類や端末を操作しながら進める手順の習得や、表情や間合いの読み取りまで評価したい訓練は、文字のやり取りだけでは置き換えにくい部分が残ります。良い応対と悪い応対の線引きが社内で言語化されていない場合も注意が必要です。AIが返す反応が妥当かどうかを誰も判定できず、練習の回数だけが増えていく状態になりかねません。

まず試すなら、手元で使える生成AIに「急いでいる高齢のお客さま」といった具体的な人物像を指定し、いつもの応対を5分だけぶつけてみる。返ってくる反応に手応えがあるかどうかで、自社の業務で成立するかの見当はおおむね付きます。

この事例は2026年4月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。

ANALYSIS

プロジェクト解析

プロジェクト内容

AI導入・支援形態

SaaS・AIツール導入
AIシステム受託開発
PoC(実証実験・概念実証)

導入部門・データ活用

導入部門:全社共通・汎用業務

専用AIツールの導入
営業ロープレ・教育
AIチューター・対話型学習支援

採用したAI技術・ツール

採用したAI技術:テキスト・言語AI

チャットボット

AIモデル・ツール

ChatGPT
neoAI Chat

連携ツール

連携したシステム・外部サービス

Microsoft Azure
専用Webアプリ・業務システム
COMPANIES

プロジェクト実施・導入企業

実施・支援企業 (VENDOR)

株式会社neoAI

東京都千代田区神田須田町2-5 東京神田須田町ビル2階
東京都千代田区神田須田町2-5 東京神田須田町ビル2階

生成AIに特化したソリューションを提供する東京大学松尾研究室発のスタートアップ。自社のデータを読み込んで生成AIを活用できるプラットフォーム「neoAI Chat」を提供しています。

この取り組みに関心があれば 株式会社neoAIの公式情報をご覧ください

導入先企業 (CLIENT)
株式会社ゆうちょ銀行
業種:銀行(リテール金融サービス)

出典・参考情報

※本事例は以下の公開情報を元にWarpBiz編集部がリサーチ・作成しました。

ゆうちょ銀行×neoAI、接客スキル向上に向けたロールプレイングAIを開発 〜neoAI Chatを活用し、実践的な顧客対応トレーニング環境を構築〜  |株式会社neoAI

発行元:株式会社neoAI

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