プライム ライフ テクノロジーズ株式会社
AIサービス・ツール
建設DXサービス「CONSAIT」を提供する企業。AI配筋検査システムをゼネコン21社と共同研究開発した。
この取り組みに関心があれば、
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※イメージ画像です01 — Overview
安藤ハザマは、滋賀県大津市で施工中の和菓子店「LAGO大津」(RC造2階建て)の現場で、プライム ライフ テクノロジーズ株式会社が提供する建設DXサービス「CONSAIT」のAI配筋検査システムを適用しました。このシステムは同社とゼネコン21社の共同研究開発によるものです。3眼ステレオカメラを備えたタブレットで鉄筋の径・本数・ピッチを自動計測して帳票に記録し、カメラで測りにくい箇所は電子マーカーと電子黒板で撮影。目視検査の結果とあわせて平面図に紐づけ、クラウドで一元管理しました。従来手法との比較で現場管理業務の時間は約60%短縮され、情報共有や若手育成の面でも効果が確認されています。
出典:AI配筋検査システムの活用で現場の生産性が向上 | 新着情報|Be a ChangeBuilder. 安藤ハザマ(発行元:安藤ハザマ)
02 — Problem
鉄筋コンクリートの建物では、コンクリートを打つ前に、柱や梁、スラブなどに組まれた鉄筋が図面どおりかを確かめ、その証拠を写真と帳票で残す必要があります。黒板を用意して部位ごとに撮影し、測った値を帳票に書き起こし、あとで整理する。検査そのものより、記録を整える作業に手間が取られやすい構造です。
編集部の見立てでは、困りごとの本質は「測る」と「残す」が別々の作業として二重に発生していた点にあります。さらに、検査の状況が担当者の手元にとどまり、所長や他のメンバーからは進捗が見えにくかったことも、現場管理の負担を押し上げていたのではないでしょうか。
03 — Key points
最も効いていると考えられるのは、AIに任せる範囲を「カメラで確実に測れるもの」に限定した役割分担です。鉄筋の径・本数・ピッチはステレオカメラで自動計測する一方、定着長さや重ね継手長さのように立体計測が難しい項目は電子マーカーと電子黒板での撮影に、かぶり厚さは従来どおり目視に振り分けています。すべてをAIで判定しようとせず、苦手な項目を別の手段で補う設計にしたことで、建物の一部だけでなく地上躯体の全部位に適用できたと読めます。
次に、計測値・写真・目視結果をすべて平面図に紐づけ、クラウドで一元管理した点です。測った瞬間にデータが図面上の位置と結びつくため、「測る」と「残す」が一つの動作にまとまり、後から帳票を整理する手間がそもそも生まれにくくなります。同じ図面を各自のPCやタブレットから見られることが、検査担当者以外への状況共有を自然に促したのでしょう。
加えて、検査担当者とシステムによるダブルチェックという運用も見逃せません。AIを人の代わりではなく、見落としを拾う二つ目の目として位置づけたことで、現場が結果を受け入れやすくなったと考えられます。撮影部位や検査項目が画面上で視覚的に示される仕組みは、そのまま若手が鉄筋工事を理解する教材にもなっています。
04 — Results
適用した配筋の数量を従来手法で管理した場合と比べると、自動計測・電子マーカー・帳票の自動作成によって現場管理業務の時間は約60%短縮されました。黒板の事前準備や帳票整理をBPO(業務の外部委託)で賄う場合と比べても約40%の短縮が見られ、事務作業の外出しだけでは得られない、現場での検査・記録そのものの効率化が効いていることがうかがえます。定性面では、進捗の見える化による作業所内のコミュニケーション円滑化、品質・工程管理への有用性、若手の理解促進、ヒューマンエラー防止が挙げられています。今後はRC造の建築現場を中心に適用を広げる方針です。
05 — For your company
応用しやすいのは、「図面どおりにできているか」を寸法や本数で確かめ、写真と帳票で証跡を残す検査業務です。数えられる・測れる項目が一定割合を占め、検査結果を図面上の位置と結びつけて管理できる現場なら、同じ考え方が当てはまりやすいでしょう。逆に、測定対象が奥に隠れていたり、長さを連続して追う必要があったりする項目は、この事例でもカメラでの計測が難しく別手段に回されています。検査項目の多くがそうした性質なら、自動計測の効果は限られます。また、ここで使われたのは専用カメラ付き端末とクラウドを前提としたサービスで、ゼネコン各社の共同研究開発を経たものです。小規模な現場では、端末の準備や運用ルールづくりの負担とのバランスも見ておく必要があります。
最初の一歩としては、直近の検査1回分について、現場で測っていた時間と、帳票や写真の整理にかけた時間を分けて記録してみてはどうでしょうか。後者が大きければ、計測と記録を一体化する仕組みの効果が出やすい現場です。
06 — Company
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07 — Category
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