HACARUS INC.
AIサービス・ツール
KY(危険予知)活動をAIが支援するアプリ「HACARUS KY」を提供している企業。
この取り組みに関心があれば、
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※イメージ画像です01 — Overview
長野県川上村で土木工事などを手がける丸共建設株式会社は、毎日行うKY(危険予知)活動が繰り返しのなかで形骸化しつつあることに課題を感じていました。そこで、HACARUS INC.が提供するアプリ「HACARUS KY」を採用しています。作業名を入力すると、過去の労働災害事例をもとにAIが危険ポイントをイラスト付きで示す仕組みで、現場ではタブレットで記録やサインまで完結させています。使い始めて2ヵ月の時点で運用は順調に進み、現場掲示分を除いてKYシートを紙で出力することはなくなりました。
出典:KY(危険予知)活動をAIが支援するアプリで社員の安全意識を向上 - HACARUS INC.(発行元:HACARUS INC.)
02 — Problem
丸共建設では、安全推進大会を38回重ねるほど安全を重視し、KY活動も毎日欠かさず続けてきました。それでも経営層は活動のマンネリ化を感じ、現場の担当者も、同じ作業が続くと集中を保ちにくく、KYの内容が毎回似通ってしまうことをやむを得ないと受け止めていました。
この困りごとは、現場の意欲や規律の問題として片付けられがちです。しかし編集部の見立てでは、本質は「危険を想像するための材料」が、その場にいる人の経験の範囲に閉じていたことにあります。同じ作業を同じメンバーで考えれば、出てくる危険も同じになるのは自然な流れ。真面目に続けるほど内容が固定化するという構造的な行き詰まりだったと考えられます。
03 — Key points
作業名を入れるだけで、過去の労働災害事例から危険ポイントが示される設計が、現場の発想の範囲を外側から広げたと考えられます。コンクリート打設の場面で、重機の運転手の衣服がレバーに引っかかってアームが旋回したという事例が出てきたことは、担当者自身が「自分にはない発想」と受け止めています。現場代理人からも見落としていた危険に気付けたという反応があり、他社・他現場で実際に起きた出来事を持ち込む仕組みが、繰り返しで薄れた想像力を補う役割を果たしたのではないでしょうか。イラストで示すため、経験の浅い人とベテランが同じ情報を共有しやすい点も、全員参加が前提のKY活動に合っていました。
AIの提示を「答え」ではなく「考えるきっかけ」として扱う運用も、定着を支えた要素です。想定と違う事例やイラストが出たときには、担当者が自分で危険ポイントを書き直しており、AIは完璧ではないので自分で考えることも大切だという姿勢が現場に共有されています。AIに判断を委ねきらず、人が最後に吟味する余地を残したことで、KY活動の本来の目的である「自分で危険に気付く」訓練が損なわれずに済んだと編集部はみています。
現場の不慣れを、機能ではなく人の工夫で埋めたことも見逃せません。タブレットが難しいという声に対しては、使える作業者が補助しながら交代で入力する形をとり、協力会社も画面上でサインできるようにしています。紙のKYシートに慣れた担当者が当初は面倒だと感じていたにもかかわらず運用が回ったのは、こうした現場単位の支え合いと、安全記録をデータで残したいという会社側の明確な目的が噛み合っていたためと考えられます。
04 — Results
使い始めて2ヵ月の時点で、当初の戸惑いを越えて運用は順調に進んでいます。現場掲示用を除いてKYシートを紙で出力することはなくなり、データはExcel形式で書き出して保存しているため、自治体から提示を求められてもすぐに対応できる状態です。雨の日に紙が濡れて読めなくなる問題も解消されました。安全面では、現場代理人が気付かなかった危険ポイントに気付けたという声が出ています。担当者は、理解を深めればさらに使いやすくなると手応えを語っており、導入の決め手の一つだった現場ごとのKY統計の活用は、これからの伸びしろといえそうです。
05 — For your company
応用しやすいのは、毎日同じ形式で行う安全確認や朝礼が、似た作業の繰り返しで中身が固定化している職場です。過去の事故やヒヤリハットの事例を「外からの視点」として差し込むという考え方は、建設業に限らず、倉庫作業や設備保守など定型作業の多い現場にも通じます。紙の記録の保管義務や、外部への提出対応に手間がかかっている場合は、記録のデジタル化という二つ目の効果も見込みやすいでしょう。
一方で、この事例でも想定と違う事例が提示される場面がありました。蓄積された事故事例と自社の作業の種類がかけ離れている業務では、的外れな提示が増え、かえって現場の信頼を損なうおそれがあります。また、屋外で手袋をしたまま作業する現場などで端末操作を補う人がいない場合は、丸共建設のような交代での補助が組めるかどうかが分かれ目になりそうです。まずは、直近1週間分のKYシートを並べ、危険ポイントの記述がどれだけ同じ文言になっているかを確かめてみてはいかがでしょうか。
06 — Company
AIサービス・ツール
KY(危険予知)活動をAIが支援するアプリ「HACARUS KY」を提供している企業。
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07 — Category
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