株式会社Helpfeel
AIサービス・ツール
検索型AI-FAQ・自己解決AI「Helpfeel」を提供し、導入企業にはカスタマーサクセスによるデータ分析にもとづく記事改善の提案も行っている。
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※イメージ画像です01 — Overview
JR東日本の鉄道関連施設などを手がける鉄建建設では、DX推進で新しいITツールを増やすほど、全国の現場から本社へ「使い方がわからない」という電話が集まる状況に陥っていました。同社は株式会社Helpfeelが提供するAIナレッジ検索システム「Helpfeel」を、建築企画部と情報システム部の2部署で先行導入。社内ポータル(SharePoint)に散らばっていたマニュアルやFAQを集約し、PCやスマートフォンからすぐ検索できる入り口を整えたうえで、見つからなかった検索語を手がかりに記事を補い続けています。結果として本社への問い合わせは40%以上減り、利用は現在10部門に広がっています。
出典:導入事例‐鉄建建設株式会社 |建設業DX、最大の壁は「電話文化」だった。社員2,000人が自己解決する組織への変革|株式会社Helpfeel(ヘルプフィール) - 検索型AI-FAQ・自己解決AI(発行元:株式会社Helpfeel)
02 — Problem
鉄建建設の現場と本社のあいだには「困ったらまず電話」という習慣が根付いており、DXのために導入したツールが、かえって使い方の電話を増やすという逆転現象が起きていました。情報システム部には1日10〜15件の電話が届き、一次受付を一人で担っていたため対応も属人化。社内ポータルにはマニュアルもFAQも質問フォームもすでに用意されていました。
ここが見落とせない点です。情報そのものは存在していたのに、使われていなかった。編集部の見立てでは、問題は情報量の不足ではなく「探すコストが電話1本のコストより高い」という比較の構図にありました。現場の社員にとって電話は合理的な選択であり、習慣を変えるには、検索のほうが速いと体感できる状態をつくる必要があったと考えられます。
03 — Key points
最も大きかったのは、生成AIで回答を作らせるのではなく、管理者が用意した正しい記事へ導く検索型を選んだ判断です。比較段階ではRAG(社内データを検索して生成AIが回答を作る仕組み)を使ったチャットボットも候補でしたが、誤った社内ルールや操作手順を示されるリスクが懸念されました。問い合わせを減らすための仕組みで一度でも誤答が出れば、現場は「やはり電話のほうが確実」と元の習慣に戻ってしまうはずです。回答の中身を人が管理できる構造は、信頼の積み上げが前提となる自己解決の定着と相性がよかったと読めます。
次に効いたのが、検索そのものより「入り口」に手間をかけた設計です。ポータルのトップや部署ページへのバナー、全国の作業所に配ったQRコード付きポスター、会社支給スマートデバイスのポータルアプリからのインストールと、PCを持たない職人でも思い立った瞬間に検索へたどり着ける経路が複数用意されました。電話との比較で負けないためには、ツールの賢さ以前に、開くまでの数秒を削ることが重要だったのでしょう。各導線にパラメーターを仕込み、どこから流入したかを追っている点も、入り口を改善対象として扱っている証拠です。
三つ目は、「見つからなかった検索」を記事追加の起点にした運用ループです。厳密に一致するページがなかった検索語(no-strict-hit)を主要指標に置き、管轄外の内容でも担当窓口を案内する記事を用意して、検索が空振りで終わる体験を潰しています。Helpfeelのカスタマーサクセスとの定期的な打ち合わせで、担当者が当たり前すぎると思っていた基本事項の需要がデータから浮かび上がった点も、作り手の思い込みを外す仕掛けとして機能していると考えられます。
04 — Results
本社への問い合わせは40%以上削減され、電話で作業が中断される場面が大きく減りました。どうしても個別対応が必要な場合も、記事のURLを送るだけで済むようになり、部署内の誰でも回答できる体制が整っています。利用は導入数か月で月間PV3,000〜4,000件、セッション1,000件前後に達し、社内の業務改善ワークショップで最優秀賞を受けた翌月にはセッションが2,000件を突破。PVは毎月1万回を超え、多い月は14,000回に上ります。表彰が認知拡大の起爆剤になった点は、社内向けツールの浸透における「社内広報」の効き目を示す材料といえそうです。今後はAI活用をさらに進め、担当者が代わっても困らない組織づくりを目指すとしています。
05 — For your company
応用しやすいのは、質問の多くが「調べれば答えがある」性質のもので、しかもその答えがすでにどこかの文書に眠っている組織です。ツール操作や設定手順のように正解が一つに定まる内容ほど、記事へ誘導する検索型の強みが出ます。拠点が分散していて、電話やチャットで本社に聞く習慣が根付いている会社にも重なる部分は多いでしょう。
反対に、問い合わせの中心が個別の状況判断や例外対応であれば、記事を整えても自己解決の割合は伸びにくいと考えられます。また、この事例は検索語の分析と記事追加を担当者が継続しているからこそ回っており、運用を担う人を置けない場合は、導入しても空振り検索が積み重なって利用が細るおそれがあります。まずは直近1週間に受けた社内の電話を、記事を案内すれば済んだものとそうでないものに分けてみてはどうでしょうか。前者の割合が、検索型で減らせる余地の目安になります。
06 — Company
AIサービス・ツール
検索型AI-FAQ・自己解決AI「Helpfeel」を提供し、導入企業にはカスタマーサクセスによるデータ分析にもとづく記事改善の提案も行っている。
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07 — Category
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