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  5. 鉄筋検査を3D計測に置き換え作業時間約46%減、JR西日本発注の線路下工事|広成建設株式会社の導入事例

やさしく事例解説更新 2026.10.20

鉄筋検査を3D計測に置き換え作業時間約46%減、JR西日本発注の線路下工事

導入企業広成建設株式会社建設・土木
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支援企業DataLabs株式会社
取り組み領域
鉄筋の配筋検査/検査帳票作成
使ったAI
3D配筋検査システム「Modely」(点群データ活用)
主な成果
検測と書類作成の時間をのべ52.9時間(約46%)削減
鉄筋検査を3D計測に置き換え作業時間約46%減、JR西日本発注の線路下工事 のヘッダー画像※イメージ画像です

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 現場写真の整理に毎回丸一日かかる
  • 検査のたびに2人が現場に張り付く
  • 検査帳票づくりで残業が続いている
概要困りごと工夫成果うちでも?企業

01 — Overview

どのようなAIの取り組み?

全体像

鉄筋検査を3D計測に置き換え作業時間約46%減、JR西日本発注の線路下工事 の全体像の図解

取り組みの概要

JR西日本グループの総合建設会社である広成建設は、JR西日本が発注した東岡山の線路下道路ボックス新設工事で、鉄筋の組み立て状態を確かめる配筋検査に3D配筋検査システム「Modely」を使いました。従来はカメラとコンベックス(巻尺)で2名が計測し、大量の写真を撮って整理し、帳票にまとめていました。今回は試しに一部で使うのではなく、従来手法を置き換える形で発注者に提案し、承認を得たうえで3つのボックス構築工事に適用しています。その結果、検測と書類作成の時間は115.0時間から62.1時間へと52.9時間減り、計測精度も規格値以内に収まることが確認されました。

出典:【導入事例】発注者と施工者が共に挑む現場業務の負担軽減。Modely活用で52.9時間の省力化を実現!(広成建設株式会社&西日本旅客鉄道株式会社)

02 — Problem

何に困って、AIを入れたのか

広成建設の現場では、配筋検査のたびに写真撮影と帳票作成に多くの人手と時間が割かれていました。とりわけ負担が大きかったのが、膨大な枚数の写真を撮り、選び、整理する作業で、これが長年の課題として残っていました。

編集部の見立てでは、問題の根は「写真が多いこと」そのものより、検査の証拠を写真という形で残す方式にあったのではないでしょうか。写真は撮った時点では単なる画像にすぎず、どの写真がどの箇所の何を示すのかを、あとから人が見て判断し直さなければ帳票になりません。記録の形式が、事後の人による読み替えを前提にしていたこと。そこが手間を生み続けていた構造だと考えられます。

03 — Key points

どうやって、うまくいったのか

最も効いたのは、部分的な試行ではなく「従来手法からの置き換え」として導入を位置づけた判断だと考えられます。新しい手法を従来の方法と並行して試すと、現場は両方の記録を作る二重作業を抱えがちで、効果も見えにくくなります。広成建設は、JR西日本主催のグループ会社も参加する建設DXのワーキンググループで手柄山新駅の現場の実績を把握しており、それを根拠に発注者へ置き換えを提案しました。事業主体への適用可否の確認も発注者を通じて済ませており、検査記録を受け取る側の合意を先に固めたことが、本格運用への道を開いたと編集部は見ています。

次に、作業を速くするのではなく、作業そのものを不要にする設計が要因として挙げられます。Modelyは現場で取得した点群データ(物体の形を無数の点の座標で表した3次元データ)から必要な情報を自動で取り出す仕組みで、写真を選んで並べる工程が成り立たなくなります。記録の段階で位置や寸法が数値として残るため、人が画像を見て読み替える手順が要らなくなった点が本質的な違いでしょう。

習熟の壁を短期間で越えた運用面も見逃せません。使い始めは点群がうまく取れず再計測を重ねましたが、計測時の動き方や撮影の往復回数といったコツを現場がすぐにつかんでいます。ソフト自体の操作が分かりやすかったことも、つまずきを初期段階で終わらせる助けになったと考えられます。

04 — Results

具体的に、どんな成果が出たのか

3つのボックス構築工事を通じ、現場での検測と書類作成にかかる時間は115.0時間から62.1時間へ、のべ52.9時間(約46%)削減されました。検測は2名体制から1名で可能になり、従来22時間を要していた写真整理はゼロに。書類作成全体も4,260分から1,920分へと半分以下になり、データから帳票化するまでは1箇所あたり10分程度です。コンベックスによる実測値との差も規格値以内でした。発注者のJR西日本は施工者の負担軽減と品質確保を両立する手段として期待を示し、現場が当たり前に取り入れられる仕組みづくりの必要性に言及しています。広成建設は、鉄筋の検測機会が多い大規模プロジェクトでは費用対効果の面でも有効だと評価しています。

改善・向上したこと
対応時間・リードタイムの短縮業務の自動化生産性向上人手不足の解消
取り組み内容
AIツールの社内導入

05 — For your company

うちでも使える?

応用しやすいのは、同じ種類の検査を繰り返し行い、その証拠を写真と帳票で残している現場です。今回の効果の多くは写真整理と書類作成の圧縮から生まれており、検査回数が多いほど差は広がると考えられます。ただし、検査記録を受け取る発注者や顧客が新しい記録形式を認めることが前提です。今回も発注者による承認と、先行現場の実績という裏付けがありました。記録様式が取引先側で固く決まっている業務や、検査の機会が少なく習熟期間を回収しにくい小規模な現場では、同じ効果は出にくいかもしれません。

まずは次回の検査で、撮影・写真整理・帳票作成の時間をそれぞれ分けて計ってみてはどうでしょうか。どの工程に時間が偏っているかが数字で見えれば、置き換えを提案する材料にも、見送る判断材料にもなります。

06 — Company

この事例の支援企業

D

DataLabs株式会社

この事例で使われたサービスTEST

この取り組みに関心があれば、
DataLabs株式会社の公式情報をご覧ください

公式サイトへ行く

記事の情報

出典
【導入事例】発注者と施工者が共に挑む現場業務の負担軽減。Modely活用で52.9時間の省力化を実現!(広成建設株式会社&西日本旅客鉄道株式会社)
作成
公開情報をもとに、WarpBiz編集部が調べてまとめた記事です。
この記事に載っている企業の方へ
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07 — Category

カテゴリー詳細

どこで使ったか

部門
全社共通・汎用業務建設・土木の業務
業務テーマ
全社共通・汎用業務›データ入力・定型作業資料作成・要約
建設・土木の業務›検査・点検測量・現場記録施工管理

どんなAIで

AIの種類
認識・検知›画像認識AI
自動化・開発›AI業務自動化
文書・テキスト›文書解析・データ抽出
活用データ
文書・ナレッジ›点検・検査記録
数値・Excel・ログ›品質・測定データ
画像・動画・3D›点群データ

何を使ったか

使ったAI
Modely
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