Beyont
AIコンサルAI研修・人材育成
スキルアップAIとして、企業・自治体のAI/DX推進や人材育成を支援。本事例では生成AI活用研修とコミュニティ構築を伴走支援した。
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※イメージ画像です01 — Overview
プラント・設備のエンジニアリングから施工、保守までを手がける日立プラントサービスは、約1,600名の全従業員にMicrosoft 365 Copilotのライセンスを付与しました。ところが施工部門ではコーポレート部門に比べて利用が伸びず、デスクワーク中心の活用事例では現場の使い道が見えにくい状況でした。そこで同社は、スキルアップAIを展開するBeyontの支援を受け、2026年1月から3月にかけて施工現場2拠点での生成AI活用研修と、全国8拠点での対面型の実践セミナーを段階的に実施しています。業務フローの整理から入る研修設計と、現場社員が持ち寄った事例を次の回へ回すコミュニティ運営を組み合わせ、施工部門の現場管理業務におけるAI利活用率は78%まで高まりました。
出典:株式会社日立プラントサービス | 法人向けサービス | スキルアップAI | 組織・人材変革を加速するAI/DX伴走パートナー(発行元:スキルアップAI)
02 — Problem
日立プラントサービスは2025年8月に全社員へCopilotを配布したものの、施工部門の利用率はコーポレート部門より低いままでした。社内で共有されていた活用事例の多くが、コーポレート部門や営業部門のデスクワークに偏っていたためです。
編集部の見立てでは、ここで足りなかったのはツールへのアクセスでも操作スキルでもなく、「自分の一日のどこにAIを差し込めるのか」という翻訳の工程でした。施工管理は現場を回り、関係者とやりとりし、記録を整えるという独特のサイクルで動いています。文書作成や会議要約のような事務職向けの例をいくら見せられても、その流れに重ならなければ手は伸びません。ライセンスを一斉に配ったことで、かえって部門ごとの業務の違いが利用率の差としてくっきり表れた、と読むこともできそうです。
03 — Key points
研修を組み立てる前に、支援側のBeyontのCTOが施工現場に丸一日入り、日常業務のサイクルを自分の目で確かめていた点が出発点として大きかったと考えられます。セミナーも機能紹介から入らず、業務フローを整理し、課題を言葉にしたうえでAIを当てはめる順番を徹底しています。現場の段取りを先に押さえておけば、提示される使い方は最初から施工業務の文脈に沿ったものになります。オンラインではなく対面のハンズオンにこだわったのも、紙や現場の手順と行き来しながら試すには、その場で手を動かせる形式が合っていたからではないでしょうか。
二段構えの展開設計も効いています。第一弾では2拠点で60名ずつ、3日間の研修を行い、活用アイディアを出すと同時に現場で旗振り役となるエバンジェリスト人財を育てました。第二弾の全国8拠点のセミナーでは、そのエバンジェリストが自分たちの実務に即した事例を紹介しています。外部講師の一般論より、同じ施工の仕事をしている同僚が「こう使った」と見せるほうが、聞き手にとっては自分ごととして受け取りやすいはずです。
さらに、参加者が実際に使ったプロンプトや事例を持ち寄り、次回のセミナーへ随時反映していく循環が組み込まれていました。現場で使うExcelのグラフ作成や、経験者に質問するときのプロンプト集など、現場発の素材が回を追うごとに積み上がる仕組みです。研修を単発で終わらせず、チャットなどで気軽に知見を交換できるコミュニティの土台までを支援範囲に含めたことで、推進部門が手を離した後も事例が増え続ける構造をつくろうとした意図が読み取れます。
04 — Results
施工部門の現場管理業務におけるAI利活用率は78%に向上し、当初から大きく伸びました。数字以外では、AIへの抵抗感の低下、意欲のある人財の可視化、現場課題の把握といった変化も確認されています。一部の設計施工部門では受講者の多くが自発的にAIエージェントの構築に取り組み始めており、「使う」段階から「自分でつくる」段階への入り口が見えてきたことは注目に値します。今後はAIエージェントのMVP(最小限の機能で試す初期版)開発や「AIエージェント道場」の実施、支店・営業・コーポレート部門への展開と、ユースケースの標準化を進める方針です。
05 — For your company
全社でAIツールを導入済みなのに、部門によって利用率に偏りがある組織には参考になる進め方です。とくに、現場作業や移動の多い部門が取り残されている場合、まず現場の一日を観察し、業務フローから使いどころを探る順番はそのまま応用できるでしょう。全員が同じツールを持っていることが前提になっているため、誰かのプロンプトを別の人がすぐ試せる環境であるほど、事例の持ち寄りが効きやすくなります。
一方で、この進め方は旗振り役になれる社員が各現場から出てくることを当てにしています。拠点が少人数で点在し、対面のハンズオンに人を集めにくい組織や、部署ごとに使えるツールがばらばらな組織では、事例を横に流す仕組みが回りにくいかもしれません。手始めに、利用が伸びていない部署の誰か一人に、先週実際に試したプロンプトを一つ見せてもらい、それを社内チャットに貼ってみる。小さな事例の共有が、コミュニティの最初の一件になります。
06 — Company
AIコンサルAI研修・人材育成
スキルアップAIとして、企業・自治体のAI/DX推進や人材育成を支援。本事例では生成AI活用研修とコミュニティ構築を伴走支援した。
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07 — Category
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