ロジカル・アーツ株式会社
AIサービス・ツール
AWS、Salesforce、IoT、AIなどの技術を用い、クラウドインテグレーションやインフラ設計・構築・運用保守で企業の業務改善を支援する会社。
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※イメージ画像です01 — Overview
住宅設備・建材メーカーのLIXILは、水まわり製品や建材製品に関する専門的な問い合わせを受けるコールセンターに、ロジカル・アーツが提供するクラウド型のAIコンタクトセンターサービス「HARMONY」を導入しました。狙いは、通話後のログ入力の負担や、オペレーターごとに記録の質がばらつく状況を改善することです。通話内容をAIが議事録として要約する機能に加え、電話システム(CTI)との連携で顧客情報を即座に画面へ表示し、ログと音声データを紐づけて管理者が確認しやすくしました。本格運用に向けて段階的に導入を進めている途中の段階ですが、1件あたり4〜5分かかっていた後処理が平均30秒〜1分に縮まるなどの効果が出ています。
出典:LIXIL様のクラウド型コンタクトセンター「HARMONY」導入事例 | ロジカル・アーツ株式会社のプレスリリース(発行元:ロジカル・アーツ株式会社)
02 — Problem
LIXILのコールセンターでは、オペレーターの高齢化による負担増、応対後のログ入力の重さ、新人が一人前になるまで約1年かかる教育コスト、そしてログの書き方が人によって異なることによる品質のばらつきが重なっていました。専門性の高い製品を扱う窓口だけに、正確さと速さの両方が求められる環境です。
編集部の見立てでは、問題の核は「電話に出ること」より「電話を切ったあと」にありました。録音を聞き直し、要点を自分の言葉でまとめ直す作業は、応対力とは別の文章力に依存します。そのためログの質が人に左右され、記録が組織の共有資産になりきれていなかった。高齢化や育成期間の長さといった課題も、この後処理の重さが入口のハードルを押し上げていた面があったのではないでしょうか。
03 — Key points
通話内容をAIが議事録としてまとめる機能を、後処理という一点に当てたことが最も効いたと考えられます。録音を聞き直して要点を書き起こす作業は、判断よりも手間の比重が大きく、AIに任せやすい領域です。顧客への受け答えそのものには手を入れていないため、応対品質を損なうリスクを抑えながら負担の大きい部分だけを削れる構図になっています。人による書き方の差がAIの要約で揃う点も、同じ一手から副次的に生まれる効果です。
製品の選び方と進め方にも、現場に負荷をかけない配慮がうかがえます。選定では、コスト面に加えて、追加開発に頼らずそのまま使える実用性、業務に合わせてともに作り上げていける点、セキュリティ要件への対応が評価されています。提供元のロジカル・アーツがサービスを提供し、LIXIL側は段階的な導入の中で現場の運用に合わせた調整と改善を重ねるという分担です。作り込みから始めるのではなく、既製の仕組みを使いながら運用側を寄せていくやり方が、立ち上がりの速さにつながったのではないでしょうか。
もう一つの要因は、ログ・音声・顧客情報をつなげた点にあります。CTI連携で着信時に顧客情報が表示され、記録と通話音声が紐づくことで、オペレーターだけでなく管理者も同じデータを起点に動けるようになりました。要約を作って終わりにせず、記録を探して確かめる側の動線まで設計に含めたことが、品質管理まで効果を広げた土台と言えます。
04 — Results
段階的な導入の途中ながら、1件あたり4〜5分かかっていた後処理は平均30秒〜1分になり、作業工数は最大約90%削減されています。議事録機能で録音確認が不要になったことが大きく、AI要約によってログの書き方のばらつきも抑えられました。CTI連携による顧客情報の即時表示で応対の速さと精度が上がり、管理者は必要な通話をすぐ確認できるようになっています。今後は通話中にAIが回答候補を示し人が修正して答える「リアルタイムでのオペレーター支援」を目指しており、新人や高齢のオペレーターでも対応しやすい仕組みへの発展が期待されています。
05 — For your company
応用しやすいのは、通話を録音しており、1件ごとに応対記録を残す運用がすでにある窓口です。後処理に数分かかっているほど、要約の自動化で削れる時間は大きくなります。顧客管理や電話システムと連携できる環境なら、記録を残すだけでなく、着信時の情報表示や管理者の確認作業まで一緒に改善できる余地があります。
一方で、記録に担当者の判断や社内向けの細かな分類項目を必ず書き込む運用では、要約をそのまま使えず手直しが残るかもしれません。もともと通話が短く記録も簡素な窓口では、得られる効果は小さくなります。通話音声をクラウドで扱うことになるため、セキュリティ要件の確認も前提になるでしょう。まずは数件の通話について、電話を切ってから記録を保存するまでに何分かかり、そのうち録音の聞き直しが何分を占めているのかを測ってみてはどうでしょうか。
06 — Company
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07 — Category
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