Zen Intelligence株式会社
AIサービス・ツール
物理現場の空間とその時間変化を扱うAIを開発するPhysical AIスタートアップ。建設AIプロダクト「zenshot」を展開している。
この取り組みに関心があれば、
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※イメージ画像です01 — Overview
首都圏や愛知を中心に、グループで年間300棟の戸建て住宅を手がけるネクストイノベーション株式会社では、一人の現場監督が複数の物件を受け持つため移動が増え、ほかの業務が押し出されていました。若手監督の負担や採用・定着も課題になっていました。そこで同社は、Zen Intelligence株式会社が提供するAI施工管理サービス「zenshot」を試験的に使い始めています。zenshotは、360度カメラで撮影した現場の動画をAIが整理し、離れた場所から現場の状況を確認できるようにするサービスです。試験導入で遠隔確認の効果が見えたことに加え、撮影を誰でも簡単に行える点が決め手となり、全国3拠点のすべての工事現場で本格的に使われています。
出典:全国で年間300棟を手掛けるネクストイノベーション、現場監督の業務負荷削減のために「zenshot」を全ての工事現場に導入。グループ3拠点で働きやすい環境づくりを促進 | Zen Intelligence株式会社のプレスリリース(発行元:Zen Intelligence株式会社)
02 — Problem
受け持ちの棟数が増えるほど、現場監督は現場から現場へ車で回る時間が長くなり、施主への対応や書類仕事に割ける時間が減っていました。交通事情で所要時間が読みにくい東京エリアでは、その影響が特に大きかったと考えられます。若手監督が施主の高い要望に一人で応える重圧も重なり、人材の定着にも影響が出ていました。
編集部の見立てでは、問題の中心は移動の距離ではありません。現場の情報が「監督がその場に立っているときにしか手に入らない」状態にあったことです。状況を知る手段が監督本人の訪問だけに限られていたため、棟数が増えると、それがそのまま移動時間と重圧の増加になっていたのではないでしょうか。
03 — Key points
大きな要因は、撮影を現場監督から職人に任せる前提でツールを選んだことです。専務取締役は、過去に試した可視化ツールについて、撮影の手間が多く職人に任せられなかったと振り返っています。30棟規模なら監督の手作業で回せても、100棟を超えると監督抜きで撮影と記録が続く仕組みでなければ意味がない、という判断です。機能の多さよりも「誰が撮るのか」を基準にしたことで、記録する作業そのものを監督の仕事から切り離せたと考えられます。
次に効いたのは、試験導入で実際の使い勝手を確かめてから全拠点に広げた進め方です。2階建て住宅を職人が5分ほどで撮影し終える手軽さや、施主の質問にすぐ答えられる場面を、本格導入の前に現場で確認しています。新しい現場スタッフが増え続けるなかで、慣れていない人でも撮影できるかどうかを先に検証したことが、全現場で使う判断の裏付けになったのではないでしょうか。
もう一つの要因は、記録を監督個人ではなく関係者全員が見られる形にした点です。撮影した内容はタブレットやPC、スマートフォンから確認でき、設計、営業、管理職、さらにほかの拠点の監督も同じ現場を見られます。監督は出かける前に各現場の状況を把握し、訪問する順番を決められるようになりました。現場の情報が共有されることで、一人で抱えていた判断や重圧を周囲と分け合える土台ができています。
04 — Results
担当監督が現場へ行く回数が減り、特に東京エリアでは移動時間が大幅に減りました。施主からの急な問い合わせにも記録画像を使ってはっきり、すばやく答えられるようになり、顧客満足度の向上につながっています。現場監督の主任は、多いときに一人で15棟を担当していましたが、職人に撮影を頼むことで優先順位を決めて現場を回れるようになり、電話やSMSでの状況確認も減ったと話しています。愛知のベテラン監督が東京の新人監督の現場を確認し、工法の違いが問題ないことをすぐに確かめた例もあります。複数人で共有することによる重圧の軽減と品質向上、拠点をまたいだ施工の標準化や安全対策は、今後の効果として期待されている段階です。
05 — For your company
この手法が当てはまりやすいのは、点在する複数の現場を少人数で管理していて、管理者以外に現場に常駐する人がいる業務です。リフォームや設備工事、店舗の内装、点検など、「見に行けば分かるが、行くまでに時間がかかる」業務では、撮影役を現場の人に移すだけで訪問の回数を見直せる可能性があります。一方、現場に管理者しかいない業務や、撮影を頼める協力会社との関係ができていない場合は、撮影する人をどう確保するかが先の課題になります。また、受け持ちが少なく巡回で十分に回せる規模では、専務の「30棟ならやり繰りできる」という言葉どおり、導入の効果は感じにくいかもしれません。
まずは担当現場を一つ決め、職人にスマートフォンで決まった位置から写真を撮って送ってもらうことから始めてみてはどうでしょうか。それだけで翌週の訪問を何回減らせたかを数えれば、本格導入を検討する材料になります。
06 — Company
AIサービス・ツール
物理現場の空間とその時間変化を扱うAIを開発するPhysical AIスタートアップ。建設AIプロダクト「zenshot」を展開している。
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07 — Category
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