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  5. NTTグリーン&フード、水温ブイとスマートグラスでエビ養殖を遠隔監視|NTTグリーン&フード株式会社の導入事例

やさしく事例解説実施 2025.03 ・ 更新 2026.10.01

NTTグリーン&フード、水温ブイとスマートグラスでエビ養殖を遠隔監視

導入企業NTTグリーン&フード株式会社農業・林業・漁業
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支援企業NTTドコモビジネスソリューションズ株式会社
取り組み領域
養殖プラントの水槽監視/遠隔モニタリング
使ったAI
ICTブイ(センサー内蔵ブイ)、スマートグラス
主な成果
水温異常のアラートで夜間・休日のトラブルに迅速対応
NTTグリーン&フード、水温ブイとスマートグラスでエビ養殖を遠隔監視 のヘッダー画像※イメージ画像です

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 夜間や休日の設備トラブルが怖い
  • 判断できる人が数人しかいない
  • 少人数で現場を回さざるを得ない
概要困りごと工夫成果うちでも?企業

01 — Overview

どのようなAIの取り組み?

全体像

NTTグリーン&フード、水温ブイとスマートグラスでエビ養殖を遠隔監視 の全体像の図解

取り組みの概要

NTTグリーン&フードは、2024年12月に静岡県磐田市でシロアシエビの陸上養殖プラントを建設しました。健康なエビを安定して育てるには水温や溶存酸素の厳密な管理が欠かせず、しかもプラントは少人数で運営されています。そこでNTTドコモビジネスソリューションズ(当時はドコモビジネスソリューションズ)の提案により、水面に浮かべて水温や塩分濃度を測り、ドコモのネットワーク経由でスマートフォンから確認できる「ICTブイ」と、離れた場所からエビや水槽の様子を見られるスマートグラスの2つを導入しました。ブイは設定したしきい値を外れるとアラートを出す仕組みで、夜間や休日の異常にも気づけるようになっています。スマートグラスはエビの健康確認や出荷時期の判断に使われています。

出典:NTTグリーン&フード株式会社 | NTTドコモビジネスソリューションズ 導入事例(発行元:NTTドコモビジネスソリューションズ株式会社)

02 — Problem

何に困って、AIを入れたのか

磐田プラントは敷地1万3,000㎡に26の水槽を抱えながら、スタッフは十数名で、常時人がいる体制ではありません。水温が崩れればエビが全滅し、数千万規模の損失につながりかねない一方、エビの健康状態を見極めて指示できるのは3名程度に限られていました。

表面的には「人手が足りない」問題に見えますが、編集部の見立てでは、本当の弱点は「異常に気づく目」と「判断できる目」の両方が、現場にいる特定の人の在席に縛られていたことにあります。人数を増やすより、水槽の状態と判断役の視線をプラントの外に持ち出せるかどうかが、事業を安定させる分かれ目だったのではないでしょうか。

03 — Key points

どうやって、うまくいったのか

水槽の見張りと、エビの見極めを別々の道具に分けた構成が、少人数運営に合っていたと考えられます。水温のように数値で表せる変化はICTブイが常時測り、しきい値を外れたときだけ通知する。一方で、エビの健康状態や出荷の頃合いのように人の目で判断する部分は、スマートグラスの映像で熟練者に届ける。機械に任せる範囲と人が判断する範囲を無理に混ぜなかったことで、どちらの道具も役割がはっきりしました。

当初はブイだけの提案だったものが、「遠隔から水槽を確認して支援したい」という要望を受けてスマートグラスが加わった経緯も見逃せません。数値の監視だけでは、アラートが鳴った後に「現場で何が起きているか」を判断役が確かめる手段が残りません。運営側の困りごとから逆算して道具を組み合わせた流れが、見張りと判断を一続きにしたと編集部はみています。

もう一つは、センサーの設置位置を詰める地道な調整です。水槽のどこにブイを置けば正確な水温が取れるかを、ベンダーに相談しながら決めています。しきい値による通知は、測っている値そのものが信頼できて初めて意味を持つもの。本稼働前にこの点を固めたことが、アラートを現場が信じて動ける土台になったのではないでしょうか。

04 — Results

具体的に、どんな成果が出たのか

2つの仕組みは磐田プラントの安定稼働を支えています。元旦には水槽の異常を知らせるアラートが鳴り、スタッフが車で駆けつけて対処したことで、エビは無事でした。スマートグラスは想定以上に使われており、判断役の3名が外出中でもエビの健康状態を確認できるほか、東京本社とのリモート会議で出荷時期を判断する材料にもなっています。今後は地元の小・中学校での食育授業への活用も考えられており、宮城県気仙沼市での第2プラントに続き、第3、第4のプラント計画も進んでいます。

改善・向上したこと
品質・安全性向上対応時間・リードタイムの短縮属人化解消

05 — For your company

うちでも使える?

応用しやすいのは、守るべき状態を温度や濃度などの数値で定義でき、その範囲を外れたときの損失が大きい現場です。夜間や休日に無人になる設備、判断できる人が本社や別拠点にいる現場なら、「数値の常時監視と通知」と「映像で判断役に見せる」を組み合わせる考え方はそのまま参考になります。

一方で、異常の兆しが数値に表れにくく、においや手触りのように映像越しでも伝わりにくい情報で判断している業務では、効果は限られそうです。また、この事例では設置位置の調整に手間がかかっており、測る場所によって値が大きく変わる環境では、正しく測れる地点を見つけるまでに時間がかかる点も織り込んでおく必要があります。アラートを受けてから駆けつけられる距離に人がいるかどうかも、見落としやすい前提です。

まずは、自社の現場で「これが一晩外れたら取り返しがつかない」という数値を一つ決め、そのしきい値をいくつに置くか話し合ってみてはどうでしょうか。

06 — Company

この事例の支援企業

N

NTTドコモビジネスソリューションズ株式会社

全国の顧客へ営業活動を行うNTTドコモビジネス株式会社のグループ会社。2025年7月にドコモビジネスソリューションズから社名変更。

この取り組みに関心があれば、
NTTドコモビジネスソリューションズ株式会社の公式情報をご覧ください

記事の情報

出典
NTTグリーン&フード株式会社 | NTTドコモビジネスソリューションズ 導入事例発行元:NTTドコモビジネスソリューションズ株式会社
作成
公開情報をもとに、WarpBiz編集部が調べてまとめた記事です。
実施時期
この取り組みの実施時期は2025年3月です(更新 2026.10.01)。
この記事に載っている企業の方へ
本記事は公開情報をもとに作成しています。内容の修正・削除をご希望の場合はこちらからご連絡ください。

07 — Category

カテゴリー詳細

どこで使ったか

部門
農林水産業全社共通・汎用業務
業務テーマ
農林水産業›生育状況のモニタリング
全社共通・汎用業務›遠隔モニタリング

どんなAIで

活用データ
機械・設備・位置›生体・環境・ウェアラブル
画像・動画・3D›スマートグラス映像

何を使ったか

使ったAI
ICTブイスマートグラス
つないだシステム
エッジデバイス・IoT機器スマートフォン
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