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  5. AIピーマン収穫ロボ、1か月試用の声を反映しシーズン通しの採算検証へ|AGRIST株式会社の導入事例

やさしく事例解説実施 2025.07 ・ 更新 2026.10.01

AIピーマン収穫ロボ、1か月試用の声を反映しシーズン通しの採算検証へ

導入企業全国農業協同組合連合会岩手県本部(JA全農いわて)農業・林業・漁業
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支援企業AGRIST株式会社
取り組み領域
収穫作業の自動化
使ったAI
AI搭載ピーマン自動収穫ロボット(カメラ画像認識)
主な成果
短期試用で人手不足解消への可能性が示され、シーズン通しの採算実証へ移行
AIピーマン収穫ロボ、1か月試用の声を反映しシーズン通しの採算検証へ のヘッダー画像※イメージ画像です

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 収穫の担い手が年々減っている
  • 収穫期は人手が足りず手が回らない
  • ロボットの採算が合うか見極めたい
概要困りごと工夫成果うちでも?企業

01 — Overview

どのようなAIの取り組み?

全体像

AIピーマン収穫ロボ、1か月試用の声を反映しシーズン通しの採算検証へ の全体像の図解

取り組みの概要

岩手県でピーマン栽培の普及を進めるJA全農いわて(全国農業協同組合連合会岩手県本部)が、AGRIST株式会社のAI搭載ピーマン自動収穫ロボットを2025年7月14日から10月までレンタルで稼働させています。目的は、ロボットによる収穫が経済的に見合うかを確かめる実証です。前年9月には約1か月の短期レンタルを行っており、今回は2回目。ロボットはハウス内のレール上を自動で走り、カメラとAIで収穫に適した実を見分けて摘み取ります。前年の現場からのフィードバックをもとに、収穫の精度と速度を高め、16時間の連続稼働に耐える安定性を強化した機体が投入されています。

出典:AGRIST、JA全農いわてに機能強化をしたピーマン収穫ロボットを継続導入決定 | スマート農業DXのAGRIST株式会社(発行元:AGRIST株式会社)

02 — Problem

何に困って、AIを入れたのか

岩手県、とりわけ中山間地域では農業の担い手が減り続けており、ピーマンの収穫という手間のかかる作業を誰が担うのかが課題になっています。JA全農いわては2024年3月から「先進園芸実証農場」を設け、施設栽培のピーマンを多様な担い手に広げる試みを続けてきました。

編集部の見立てでは、ここでの困りごとは単に「人が足りない」ことにとどまりません。産地を広げようとするほど収穫の手間が新規の担い手の参入を阻む壁になり、その壁を越える手段が経済的に成り立つのかどうか、判断材料がまだ手元になかった点にこそ本質があったと考えられます。

03 — Key points

どうやって、うまくいったのか

約1か月の短期試用から、収穫シーズン全体(7月〜10月)を通した稼働へと段階を踏んで検証の期間を広げている点が、この取り組みの骨格です。短期の試用で分かるのは「ロボットが収穫を担えそうか」という可能性までで、採算を判断するには、収穫量が増減するシーズンの波を丸ごと通した稼働実績が欠かせません。小さく試して手応えを確かめ、そのうえで判断に必要な長さの実証へ進むという順序が、投資判断の材料を無理なく積み上げる設計になっているのではないでしょうか。

前年の試用で集めた現場の声を、次の機体の改良に直接つなげている点も見逃せません。強化されたのは収穫の精度と速度、そして16時間の連続稼働を支える安定性で、いずれもシーズンを通して現場に置いたときに問われる性能です。短期試用が「ロボットの評価」だけでなく「長期稼働に向けた課題の洗い出し」として機能しており、試用と改良を往復させる進め方が次の実証の質を高めていると考えられます。

レンタルという形態を選んでいることも、判断の負担を軽くしています。購入を前提にせず、決まった期間だけ現場で使ってみることで、生産者側は経済合理性の見極めに集中できます。

04 — Results

具体的に、どんな成果が出たのか

前年9月の約1か月の短期レンタルでは、ロボットによる収穫が生産性向上と人手不足の解消に役立つ可能性が示唆されました。この結果を受けて、2025年度は収穫シーズンを通した継続レンタルが決まっています。今回の稼働はあくまで経済合理性を確かめる実証の段階にあり、削減時間やコストといった定量的な成果は現時点では示されていません。シーズンを通した稼働データが、導入の是非を判断する材料になると見られます。

改善・向上したこと
人手不足の解消生産性向上業務の自動化

05 — For your company

うちでも使える?

応用しやすいのは、収穫や搬送のように同じ動作を長時間繰り返す作業があり、作物や製品の並ぶ場所がある程度決まっている現場です。この事例のロボットはハウス内のレールを走行する前提で動くため、通路や設備をロボットに合わせて整えられる施設栽培とは相性が良いと考えられます。また、短期試用から長期の実証へ段階的に広げる進め方そのものは、農業に限らず設備投資の判断に悩む現場に持ち込める考え方です。

一方で、露地栽培のように圃場の形状や作物の配置が一定でない環境では、レール走行という前提をそのまま当てはめるのは難しいでしょう。収穫期間が短い品目では、シーズンを通した稼働で採算を見極めるという発想自体が成り立ちにくい点にも注意が必要です。

まずは自社の繁忙期に、どの作業が何時間続いているのかを1日分だけ記録してみてください。長時間の単純作業が見えてくれば、試用を検討する際の比較の物差しになります。

06 — Company

この事例の支援企業

A

AGRIST株式会社

テクノロジーで農業課題の解決を目指す農業スタートアップ。AIを搭載した自動収穫ロボットを活用したスマート農業を、自治体や企業と連携して全国で展開している。

この取り組みに関心があれば、
AGRIST株式会社の公式情報をご覧ください

記事の情報

出典
AGRIST、JA全農いわてに機能強化をしたピーマン収穫ロボットを継続導入決定 | スマート農業DXのAGRIST株式会社発行元:AGRIST株式会社
作成
公開情報をもとに、WarpBiz編集部が調べてまとめた記事です。
実施時期
この取り組みの実施時期は2025年7月です(更新 2026.10.01)。
この記事に載っている企業の方へ
本記事は公開情報をもとに作成しています。内容の修正・削除をご希望の場合はこちらからご連絡ください。

07 — Category

カテゴリー詳細

どこで使ったか

部門
農林水産業全社共通・汎用業務
業務テーマ
農林水産業›自動収穫ロボット
全社共通・汎用業務›AIによる定型業務の自動化

どんなAIで

AIの種類
画像AI›作物識別
活用データ
画像・動画・3D›カメラ画像

何を使ったか

使ったAI
ピーマン自動収穫ロボット
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