WarpBiz Logo
AIの活用事例を探す

AIの活用事例を探す >

WarpBiz
トップページ運営会社プライバシーポリシー利用規約編集ポリシー特定商取引法に基づく表記

© 2026 WarpBiz Inc. All Rights Reserved.

WarpBiz Logo
AIの活用事例を探す

AIの活用事例を探す >

  1. AI活用事例検索
  2. /
  3. 水産養殖
  4. /
  5. AI画像解析で養殖魚を自動で数える計数機、計数精度98.5〜99%以上の共同開発|株式会社ニッスイの導入事例

✓ やさしく事例解説
農業・林業・漁業
水産養殖

実施 2025.05 ・ 更新 2026.10.05

AI画像解析で養殖魚を自動で数える計数機、計数精度98.5〜99%以上の共同開発

コンサル(導入支援・AI戦略支援)
開発(実装支援・AI搭載支援)

プロジェクト期間:3年以上

※イメージ画像です

AI画像解析で養殖魚を自動で数える計数機、計数精度98.5〜99%以上の共同開発 のプロジェクト概要図解

取り組み概要

やさしく事例解説

プロジェクト解析

実施・導入企業

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 生き物や商品の数を手で数えている
  • 数える作業に人手と熟練が要る
  • 数え間違いが後の管理に響く
OVERVIEW

どのようなAIの取り組み?

AI画像解析で魚体を認識・追跡し、養殖魚の数を自動でカウントする計数機を3社で共同開発した事例

業種

水産養殖(農業・林業・漁業)

取り組み領域

養殖魚の計数作業

使ったAI

AI画像解析による魚体の認識・追跡

主な成果

特定環境下で98.5〜99%以上の計数精度(黒瀬水産実績)

AI画像解析で養殖魚を自動で数える計数機、計数精度98.5〜99%以上の共同開発 のプロジェクト概要図解

電子機器メーカーの中央電子、販売元となる三千和商工、水産大手のニッスイの3社が、養殖魚を自動で数える計数機「Fish Capture Pro ai」を共同で開発しました。開発は2020年3月に始まり、中央電子と三千和商工が画像解析とAIの技術を、ニッスイが養殖の知見を持ち寄っています。仕組みは、装置内に取り付けたカメラが下の魚道を通る魚を撮影し、AIが魚体を認識・追跡して数を数えるというものです。ニッスイグループの黒瀬水産を実証の場として現場での試用と改良を繰り返し、約10cmの幼魚から成魚までを対象に、特定環境下で98.5〜99%以上の計数精度を記録しています。2025年5月23日に三千和商工から販売が始まりました。

出典:AI活用の養殖魚計数機『Fish Capture Pro ai』を開発 | 中央電子株式会社 発行元:中央電子株式会社

EASY GUIDE

やさしく事例解説

何に困って、AIを入れたのか

養殖の現場では、魚の数を把握する作業を、技術を持つ人や大人数による手作業に頼ってきました。作業に使う機器には、作業者がけがをしかねない鋭い部分もありました。

編集部の見立てでは、課題の核心は数えるのに時間がかかることよりも、「生きて動き続ける対象を、人の目と手で正確に数え切る」ことの難しさにあったと考えられます。魚は止まってくれず、群れで重なり合います。正確さを保とうとすればするほど、熟練者と人数を集めるしかない構造。これが省人化を阻んでいたのではないでしょうか。

どうやって、うまくいったのか

魚を一匹ずつ「認識」するだけでなく「追跡」する設計が、計数の土台になっていると考えられます。泳いでいる魚は映像の中で何度も写り込むため、1枚の画像で見つけるだけでは、同じ魚を二重に数えたり見落としたりしがちです。魚道を通過する魚を連続して追いかけ、同一個体として扱う仕組みにしたことで、動く対象を数えるという本来の難しさに正面から向き合えたのではないでしょうか。

技術を持つ側と養殖を知る側が役割を分け、実際の養殖場で5年ほどかけて磨き込んだ進め方も見逃せません。中央電子と三千和商工が画像解析とAIを担い、ニッスイが養殖の知見を提供し、ニッスイグループの黒瀬水産の現場で試用と改良を重ねています。水の濁りや魚の大きさの違いといった現場ならではの条件は、実地で回さなければ見えてこないもの。幼魚から成魚まで同じ装置で扱える設計は、この往復があってこそ成り立ったと編集部は見ています。

さらに、現場で使い続けられるかどうかまで踏み込んだ作り込みが、AIの性能を実用に結びつけています。魚道に魚を流すだけで計数が始まる手軽さ、鋭利な部分をなくした安全設計、一般的な機器・部品を使ったコストの抑制。高精度なAIを載せるだけでなく、日々の作業の流れに無理なく組み込める形に整えた点が、製品化までこぎ着けた要因と考えられます。

具体的に、どんな成果が出たのか

改善・向上したこと

業務の自動化
人手不足の解消
生産性向上
従業員満足度・働き方改善
品質・安全性向上

推進したこと

新サービス・製品開発

この事例で出た成果

黒瀬水産での実績として、約10cmの幼魚から成魚までのどの育成段階でも、特定環境下で98.5〜99%以上の計数精度が得られています。発表では、自動化・省人化による生産効率の向上と、効率的な操業による労働環境の改善が実現できたとされています。成果は1社の現場にとどまらず、2025年5月に三千和商工から製品として販売が始まっており、ほかの養殖事業者にも届く形になった点に意味があると言えます。

うちでも使える?

応用しやすいのは、決まった通り道を対象物が一つずつ流れていく状況をつくれる業務です。魚道のように通過の場所と向きをそろえられれば、カメラとAIで数える仕組みは組み立てやすくなります。水産に限らず、搬送ライン上の品物や通路を通る家畜など、動くものを数える現場では参考になる考え方でしょう。

一方で、対象を一か所に流せない現場、たとえば広い場所に散らばったものを一度に数える場合は、この事例と同じ方法はそのまま使えません。今回の精度も特定環境下での数字であり、照明や水質、対象の重なり方が大きく変わる環境では、実地での検証と改良を重ねる前提で考えたほうがよいはずです。業界知見を持つ側と技術を持つ側が組み、実際の現場で試すという今回の進め方も、同じ条件を整えられるかが鍵になります。

まずは自社で「数えている作業」のうち、対象が一列に通過する場面があるかどうか、現場をスマートフォンで動画に撮って確かめてみてはいかがでしょうか。

この事例は2025年5月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。

ANALYSIS

プロジェクト解析

プロジェクト内容

AI導入・支援形態

AIシステム受託開発
プロジェクト伴走支援(共創・内製化)

導入部門・データ活用

導入部門:全社共通・汎用業務

AIによる定型業務の自動化

活用したデータ:画像・動画・3D

魚道のカメラ映像

採用したAI技術・ツール

採用したAI技術:画像AI

物体認識・追跡
動画解析

AIモデル・ツール

Fish Capture Pro ai
COMPANIES

プロジェクト実施・導入企業

実施・支援企業 (VENDOR)

中央電子株式会社

東京都八王子市
東京都八王子市

画像解析技術とAI技術を持ち、三千和商工・ニッスイと養殖魚計数機を共同開発した企業

この取り組みに関心があれば 中央電子株式会社の公式情報をご覧ください

導入先企業 (CLIENT)
株式会社ニッスイ
業種:水産養殖

出典・参考情報

※本事例は以下の公開情報を元にWarpBiz編集部がリサーチ・作成しました。

AI活用の養殖魚計数機『Fish Capture Pro ai』を開発 | 中央電子株式会社

発行元:中央電子株式会社

掲載企業の方へ:本記事は公開情報をもとに作成しています。内容の修正・削除、または貴社確認のうえでの公式掲載をご希望の場合はこちらからご連絡ください。

この事例を見た方は以下の事例も見ています
類似事例を読み込んでいます

関連度の高い事例を選定しています。少しお待ちください。

WarpBiz
トップページ運営会社プライバシーポリシー利用規約編集ポリシー特定商取引法に基づく表記

© 2026 WarpBiz Inc. All Rights Reserved.