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  5. 安田倉庫が耐荷重1.5tの自律走行ロボット導入、重量物ピッキングを自動化|安田倉庫株式会社の導入事例

✓ やさしく事例解説
運輸・物流
倉庫業・メディカル物流(医薬品・医療機器の保管配送)

実施 2025.07 ・ 更新 2026.09.17

安田倉庫が耐荷重1.5tの自律走行ロボット導入、重量物ピッキングを自動化

開発(実装支援・AI搭載支援)
AIツール・サービス

※イメージ画像です

安田倉庫が耐荷重1.5tの自律走行ロボット導入、重量物ピッキングを自動化 のプロジェクト概要図解

取り組み概要

やさしく事例解説

プロジェクト解析

実施・導入企業

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 重い荷物の運搬で現場の負担が大きい
  • 倉庫内の長い距離の荷物運びに人手を取られている
  • 条件に合う機械がなく自動化をあきらめた
OVERVIEW

どのようなAIの取り組み?

重量物に対応する自律走行ロボットを既存の倉庫レイアウトのまま導入し、医薬品・医療機器物流のピッキングと長距離搬送の自動化に取り組んだ事例

業種

倉庫業・メディカル物流(運輸・物流)

取り組み領域

倉庫内のピッキング・搬送

使ったAI

重量物対応AMR(自律走行する搬送ロボット)

主な成果

ピッキングの効率化と重量物搬送の自動化を実現

安田倉庫が耐荷重1.5tの自律走行ロボット導入、重量物ピッキングを自動化 のプロジェクト概要図解

安田倉庫は、九州営業所(福岡県三井郡大刀洗町)のメディカル物流業務に、Gaussyの倉庫ロボットサービス「Roboware」を通じて、ForwardX社製の重量物対応AMR(走行ルートを自分で判断して動く搬送ロボット)「Max 1500-L Slim」を導入しました。対象となったのは、重量物を中心としたケースピッキングと、長い距離を移動する搬送作業です。搬送する製品には最大600kgを超えるものがあり、国内メーカーの機種では耐荷重が足りず、選定が難航していました。導入されたAMRは耐荷重1,500kgで、画像認識により人や障害物を検知して回避しながら自律走行します。既存の倉庫レイアウトを大きく変えずに稼働し、本格稼働を迎えています。なお、このAMR導入を中心とするDX推進実証計画は、国土交通省の「物流施設におけるDX推進実証事業」に採択されています。

出典:安田倉庫様のメディカル物流現場に重量物対応AMRを導入いただきました | Gaussy 公式ウェブサイト 発行元:Gaussy株式会社

EASY GUIDE

やさしく事例解説

何に困って、AIを入れたのか

九州営業所のメディカル物流業務では、重量物のケースピッキングと長距離の搬送が、そのまま作業者の身体的負担としてのしかかっていました。自動化しようにも、一般的なAMRでは通路幅の拡張やレイアウト変更が必要になるケースが多く、耐荷重の面でも条件に合う製品が見つからない状態が続いていたことが、現場担当者のコメントからも読み取れます。

困りごとの本質は、人手が足りないことそのものよりも、「この現場の条件で動かせる機械が見当たらない」という点にあったのではないでしょうか。最大600kgを超える製品を運ぶという要件は、国内で流通する搬送ロボットの一般的な想定を超えており、省力化したいという意思があっても、選択肢の側が追いついていなかった。現場の工夫不足ではなく、条件適合の問題だったと編集部は見ています。

どうやって、うまくいったのか

既存の倉庫レイアウトを変えないことを選定の前提に据えた点が、この取り組みの起点になっています。ロボット導入では機械に合わせて現場を作り替える発想になりがちですが、通路幅の拡張やレイアウト変更は工事と業務の一時停止を伴い、それ自体が導入をあきらめる理由になります。採用された「Max 1500-L Slim」は耐荷重1,500kgという条件を満たしながら既存の通路に収まる形状で、現場ではなく機械のほうを合わせる順序が取られました。導入の可否を「現場を改造できるか」ではなく「現場にそのまま入る機械があるか」に置き換えた判断が、実現可能性を押し広げたと考えられます。

次に効いているのが、特定メーカーの製品に縛られずに機種を選べる調達の形です。Robowareは中国とアメリカの物流ロボットメーカーと販売パートナー契約を結び、複数機種の中から条件に合う一台を提案したうえで、設計・導入・運用・保守までを一括して担う形をとっています。国内メーカーだけを探していた段階では見つからなかった耐荷重帯の機種に、探索範囲を海外まで広げることで到達した格好です。海外製ロボットを自力で調達し保守まで抱えるのは導入先にとって現実的ではありませんが、選定から保守までを引き受ける提供形態であれば、その障壁は実質的に取り除かれます。

人と同じ空間で動かす前提で機械が選ばれていることも見逃せません。導入されたAMRは画像認識で人や障害物を検知して回避しながら、走行ルートや移動範囲を自ら判断して動きます。作業者を締め出した専用エリアを新設するのではなく、人が歩く通路をロボットも走るという設計にしたことで、ピッキング作業のナビゲーションと重量物の搬送という性質の異なる作業を、同じ現場で並行して進められる形になりました。

具体的に、どんな成果が出たのか

改善・向上したこと

業務の自動化
人手不足の解消
生産性向上
従業員満足度・働き方改善

この事例で出た成果

重量物を中心としたケースピッキングの効率化と搬送作業の自動化が実現し、本格稼働を迎えています。これまで人やフォークリフトが担ってきた重量物の搬送をAMRが引き受けられるようになり、身体的負担の大きかった作業の担い手が変わりました。本AMR導入を中心とするDX推進実証計画は国土交通省の「物流施設におけるDX推進実証事業」に採択されており、九州営業所での結果をもとに、他営業所への展開も視野に入れられています。

うちでも使える?

応用しやすいのは、運ぶ物と経路がある程度決まっていて、重量や移動距離が人の負担として表面化している現場です。搬送は判断の余地が小さく、置き換えの効果が重量と距離という測れる形で出ます。一方で、荷姿が毎回変わる、通路に段差や傾斜が多い、搬送先がその日ごとに変わるといった現場では、走行条件の整備に手間がかかり、同じようには進みません。充電や待機のスペース、稼働中の見守り役をどう確保するかも、導入前に詰めておきたい点です。

参考になるのは、機械が見つからないときに探す範囲を国内から海外メーカーまで広げ、選定と保守をまとめて外部に任せる形を取った点でしょう。自社単独では扱いきれない機種でも、提供形態次第では検討の土俵に乗ります。まずは自社の現場で最も重い荷物が何kgあり、それを一日に何メートル運んでいるのかを実測してみてはいかがでしょうか。その二つの数字が、機械に任せられるかどうかを判断する最初の材料になります。

この事例は2025年7月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。

ANALYSIS

プロジェクト解析

プロジェクト内容

AI導入・支援形態

SaaS・AIツール導入

AIツール・サービスの提供形態

導入支援を利用

導入部門・データ活用

導入部門:全社共通・汎用業務

専用AIツールの導入
AIによる定型業務の自動化
倉庫内ロボット
ピッキング・仕分け自動化

活用したデータ:画像・動画・3D

倉庫内のカメラ映像

採用したAI技術・ツール

採用したAI技術:画像AI

障害物検知

AIモデル・ツール

Roboware
Max 1500-L Slim
COMPANIES

プロジェクト実施・導入企業

実施・支援企業 (VENDOR)

Gaussy株式会社

倉庫ロボットサービス「Roboware」を2019年より提供し、設計・導入・運用・保守をワンストップで担う企業。中国およびアメリカの物流ロボットメーカーと販売パートナー契約を結び、複数機種の中から国内企業向けに最適なソリューションを提供し、伴走支援を行っている。

この取り組みに関心があれば Gaussy株式会社の公式情報をご覧ください

導入先企業 (CLIENT)
安田倉庫株式会社
業種:倉庫業・メディカル物流(医薬品・医療機器の保管配送)

出典・参考情報

※本事例は以下の公開情報を元にWarpBiz編集部がリサーチ・作成しました。

安田倉庫様のメディカル物流現場に重量物対応AMRを導入いただきました | Gaussy 公式ウェブサイト

発行元:Gaussy株式会社

掲載企業の方へ:本記事は公開情報をもとに作成しています。内容の修正・削除、または貴社確認のうえでの公式掲載をご希望の場合はこちらからご連絡ください。

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