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  5. AI肌診断で来場者の約80%を製品体験へ、店頭イベントの導線設計|株式会社創通メディカル×パーフェクト株式会社の導入事例

✓ やさしく事例解説
小売・流通・EC
美容・健康製品の販売(オンライン中心のD2C販売)

更新 2026.08.18

AI肌診断で来場者の約80%を製品体験へ、店頭イベントの導線設計

開発(実装支援・AI搭載支援)

※イメージ画像です

AI肌診断で来場者の約80%を製品体験へ、店頭イベントの導線設計 のプロジェクト概要図解

取り組み概要

やさしく事例解説

プロジェクト解析

実施・導入企業

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 高額商品でブースに入ってもらえない
  • 声をかけても体験まで進んでもらえない
  • 体験から購入までの流れが作れない
OVERVIEW

どのようなAIの取り組み?

AI肌診断を入口に置き、診断を受けた人の約80%を製品体験へつなげたAI取り組み

業種

美容・健康製品の販売(小売・流通・EC)

取り組み領域

店頭イベント/販売促進

使ったAI

AI肌診断ツール(顔分析AI)

主な成果

肌診断を受けた人の約80%が製品体験へ移行

AI肌診断で来場者の約80%を製品体験へ、店頭イベントの導線設計 のプロジェクト概要図解

美容・健康領域の製品を手がける株式会社創通メディカルが、蔦屋家電 二子玉川店で4日間のオフラインイベントを実施し、その入口にパーフェクト株式会社のAI肌診断ツールを据えました。同社にとって本格的なリアルイベントはほぼ初めての試みで、扱う商品は約8万円という高価格帯です。会場ではエスカレーターを上がった来場者がまず肌診断を受け、そのままドレッサーでのタッチアップへ進む時計回りの動線を組み、体験後には診断結果に応じたメッセージが出るゲームも用意しました。初日の伸び悩みを受けて声がけの文言を作り替えるなど、会期中に運用を調整しています。4日間で約600人が診断を体験し、うち約80%が製品体験へ進み、体験数のKPIは達成率120%で着地しました。

出典:株式会社創通メディカル|AI肌診断後、約80%のユーザーを製品体験へつなげた導線設計とは | PERFECT 発行元:パーフェクト株式会社

EASY GUIDE

やさしく事例解説

何に困って、AIを入れたのか

オンライン販売を軸に成長してきた企業が、リアルの場で約8万円の商品を体験してもらう。ここで最初に立ちはだかったのは、「どうすれば足を止めてもらい、体験へ自然につなげられるか」という一点でした。価格帯が高いぶん、興味があってもブースに入りづらい来場者が多いと想定され、「試してみませんか」と呼びかけるだけでは動いてもらえないという読みもありました。

編集部の見立てでは、この困りごとの正体は集客数の不足ではなく、来場者の側に「入る理由」が存在しなかったことにあります。声をかける側の目的は商品を知ってもらうことですが、来場者の関心は商品ではなく自分自身に向いています。両者の目的が噛み合わないまま声をかければ、それは販売の誘いとしてしか受け取られません。ブースの前で足が止まらない現象は、その断絶が可視化されたものだったのではないでしょうか。

どうやって、うまくいったのか

効いたのは、「売る前にまず知ってもらう」「商品体験への自然なきっかけをつくる」という2点に目的を絞り込み、その入口をAI肌診断に固定した設計です。肌診断は商品の説明ではなく、来場者自身の状態を可視化する行為であり、受け取る側にとって関心の対象が最初から自分に置かれます。同社のターゲット層が「自分の肌を客観的に知りたい」「可視化されると納得感が高まる」タイプであるという顧客理解と、この入口の性質が重なっていました。商材を主語にせず来場者を主語にした入口を置いたことが、断りにくさではなく入りやすさを生んだと考えられます。

ツール選定で精度ではなく速さを判断基準の中心に据えた点も見逃せません。候補には大型の肌診断機もありましたが、立ち上げや顔のセットに1分、結果表示までさらに数分という時間の積み重ねは、限られた会期の中で体験できる人数の上限をそのまま決めてしまいます。簡易でありながら興味を引く結果が返るツールを選び、体験の質を落とさずテンポよく回すことを優先した割り切りが、入口としての機能を成立させています。イベントという場では、診断の深さより回転率が成果を左右するという構造を、選定段階で織り込んだ判断です。

現場の運用を会期中に検証し、差し替えていったプロセスも要因の一つです。初日の反応が想定を下回った時点で呼びかけ方を見直し、「体験しませんか」「お時間ありますか」という幅広い声がけから、「肌診断しませんか」「数分でできますよ」という具体的な内容と所要時間の提示へ統一し、のちに「30秒で肌診断」という言い方も加わりました。同様に、体験後のゲームでは景品を前面に出しても足が止まらず、肌診断そのものの価値を訴求する形へ寄せています。何を売り文句にするかを現場の反応で決め直す運用が、設計時の仮説を実際の来場者に合わせて補正したと言えます。

具体的に、どんな成果が出たのか

改善・向上したこと

売上・収益の向上
顧客満足度の向上
対応時間・リードタイムの短縮

この事例で出た成果

4日間で約600人がAI肌診断を体験し、そのうち約80%がそのまま製品体験へ進みました。館全体の来場者数は当初予測の6〜7割にとどまりましたが、体験数のKPIは達成率120%でクリアしています。約8万円の高額商品も期間中に想定以上に動き、体験した その場で購入する人のほか、3日後に再来場して購入する人も多く見られました。スタッフからは、診断結果があることでクロージングの質が変わり、カウンセリングで話せる幅が広がったという反応が出ています。数値以上に注目したいのは、来場者が減っても体験数が落ちなかったという点で、入口の設計が集客の目減りを吸収したことを示しています。

うちでも使える?

応用しやすいのは、購入前に説明や納得が必要な商材を、店頭やイベントなど対面の場で扱っているケースです。特に、お客様自身の状態や条件を可視化すると次の行動につながりやすい領域—美容に限らず、住まいや健康、教育など—では、同じ「可視化から体験へ」の順番が機能する余地があります。条件としては、診断が数十秒から数分で完了すること、そして診断結果がその場の次のアクションに直結していることの2つが要になります。

一方で、そのまま持ち込みにくい場面もあります。会場のお客様層と診断内容が噛み合わなければ反応は取りにくく、この事例でも場所選びの重要性が課題として挙げられています。百貨店のように高精度な診断機がすでに置かれている環境では、簡易な診断でどう差別化するかという別の問題も出てきます。まず試すなら、既存の店頭やイベントで使っている声がけの文言を2種類用意し、日や時間帯を分けて反応の差を記録してみるところから。文言一つで結果が変わるかどうかは、道具を導入する前に確かめられます。

ANALYSIS

プロジェクト解析

プロジェクト内容

AI導入・支援形態

SaaS・AIツール導入

導入部門・データ活用

導入部門:営業

店頭接客
オフラインイベント
パーソナライズ・商品レコメンド
パーソナライズ提案

活用したデータ:画像・動画・3D

顔写真・人物動画

採用したAI技術・ツール

採用したAI技術:画像AI

AI肌診断

AIモデル・ツール

AI肌診断ツール
COMPANIES

プロジェクト実施・導入企業

実施・支援企業 (VENDOR)

パーフェクト株式会社

東京都港区芝大門1丁目16−3 芝大門116ビル3階
東京都港区芝大門1丁目16−3 芝大門116ビル3階

日本、アメリカ、ヨーロッパ、台湾、中国、インドに拠点を構え、最先端のAR(拡張現実)およびAI技術を活用したサービスを美容・ファッション業界のブランドや小売店に提供する企業。顧客のニーズや予算規模に合わせた柔軟なソリューションを展開し、700以上のコスメ・ファッションブランドとパートナーシップを結び、10万点以上のコスメ商品を60か国以上で展開している。

この取り組みに関心があれば パーフェクト株式会社の公式情報をご覧ください

導入先企業 (CLIENT)
株式会社創通メディカル
業種:美容・健康製品の販売(オンライン中心のD2C販売)

出典・参考情報

※本事例は以下の公開情報を元にWarpBiz編集部がリサーチ・作成しました。

株式会社創通メディカル|AI肌診断後、約80%のユーザーを製品体験へつなげた導線設計とは | PERFECT

発行元:パーフェクト株式会社

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