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  5. 音声文字起こしとAI要約で介護の支援記録を3分の1以下に短縮した事業所|株式会社Lim×株式会社ウェルモの導入事例

✓ やさしく事例解説
介護・福祉
居宅介護支援事業(ケアマネジメント)

実施 2026.07 ・ 更新 2026.08.17

音声文字起こしとAI要約で介護の支援記録を3分の1以下に短縮した事業所

開発(実装支援・AI搭載支援)

※イメージ画像です

音声文字起こしとAI要約で介護の支援記録を3分の1以下に短縮した事業所 のプロジェクト概要図解

取り組み概要

やさしく事例解説

プロジェクト解析

実施・導入企業

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 訪問から戻ると記憶があいまい
  • 記録の言い回しを考えるのに時間がかかる
  • 職員ごとに記録の質がばらつく
OVERVIEW

どのようなAIの取り組み?

会話の自動文字起こしとAI要約により、支援経過記録の作成時間を3分の1以下に短縮した居宅介護支援事業所のAI取り組み

業種

居宅介護支援事業(介護・福祉)

取り組み領域

ケアマネジメント/記録業務

使ったAI

ミルモレコーダー(音声の自動文字起こし・AI要約)

主な成果

支援経過記録の作成が1件17〜18分から4〜5分に短縮

音声文字起こしとAI要約で介護の支援記録を3分の1以下に短縮した事業所 のプロジェクト概要図解

東京都葛飾区で居宅介護支援事業を営む株式会社Limが、訪問や会議での会話を録音して自動で文字起こしし、要点をAIがまとめる株式会社ウェルモのサービス「ミルモレコーダー」を記録業務に取り入れました。取り組みを始めた当初はケアマネジャー2名体制で、担当件数は1人あたり平均37.5件、訪問は1日3件ほど。訪問先ではメモを取るか頭の中で情報を整理して持ち帰り、事業所に戻ってから支援経過記録やサービス担当者会議の要点を入力していました。導入にあたってはトライアル期間で使い勝手を確かめ、職員全員が継続して使える料金かどうかを判断の軸に置いています。現在はケアマネジャー4名体制となり、新人からベテランまでが同じ道具で記録を作成する運用になっています。

出典:株式会社Lim様 導入事例|ミルモレコーダー 発行元:株式会社ウェルモ

EASY GUIDE

やさしく事例解説

何に困って、AIを入れたのか

記録そのものが書けないという話ではなく、訪問を終えてから事業所に戻るまでの時間差が壁になっていました。メモを取りながら話を聞いても記憶は時間とともに薄れ、戻ったあとも電話対応などで作業が中断されます。長文の記録が必要な場面では、どのような表現が適切かを考える時間もかさみました。管理者としてはもう一つ、パソコン入力の得意不得意や経験の差が、記録の内容や表現の違いとして表れることも悩みでした。

編集部の見立てでは、この事業所の困りごとの本質は入力の速さではありません。利用者との会話という一度きりの情報が、担当者の記憶と文章力を経由するあいだに少しずつ目減りしていく構造そのものにあったのではないでしょうか。だからこそ、担当者の力量を底上げする方向ではなく、会話をその場で丸ごと押さえてしまう手段が効いたと考えられます。

どうやって、うまくいったのか

操作を「録音ボタンを押すだけ」に絞り込んだ設計が、現場に入り込む第一の関門を越えています。ICTやAIに不慣れな職員がつまずくのは、たいてい機能そのものではなく設定や入力の手数のほうです。訪問という慌ただしい場面で使う道具である以上、押す動作が一つ増えるだけでも定着は遠のきます。介護記録という用途に絞り、入口を一動作に固定した割り切りが、全員利用を現実的なものにしたと見ています。

出力の形を業務の書式にそろえた設計も見逃せません。文字起こしした内容から「支援経過記録」「サービス担当者会議」といったシーンを選ぶと、そのシーンに合った要点整理が下書きとして返ってきます。汎用の要約であれば、担当者は結局そこから書式に組み替える作業を負うことになります。使う場面ごとに型を用意した点が、下書きをそのまま記録の土台として使える状態に近づけました。

AIを下書きの担い手に位置づけ、最終確認は担当者が担うという役割の切り分けも、この取り組みを支えています。管理者の言葉を借りれば、これは初期段階を誰が担うかという話であり、記録の責任の所在は動いていません。加えて、職員全員が継続して使える料金水準、トライアルでの事前確認、チャットだけでなく電話でも相談できる窓口という導入時の条件が、管理者一人の便利道具で終わらせない歯止めになっています。

具体的に、どんな成果が出たのか

改善・向上したこと

対応時間・リードタイムの短縮
生産性向上
業務の自動化
従業員満足度・働き方改善

この事例で出た成果

支援経過記録の作成は1件あたり17〜18分から4〜5分へ、サービス担当者会議の要点作成は約20分から7〜8分へと、いずれも10分以上短くなりました。支援経過記録だけでも1カ月で6時間以上の削減です。しかもこれはAIの出力をそのまま流用した時間ではなく、内容を見直して加筆修正や表現の調整を加えたうえでの時間になります。生まれた余裕は関係職種との共有や困難ケースの検討に向けられ、新規ケースの受け入れもしやすくなりました。

うちでも使える?

応用しやすいのは、会話が仕事の中心にあり、その内容を決まった書式にまとめ直す作業が毎日繰り返される仕事です。相談援助や訪問面談、関係者を集めた会議の要点整理などは、話した中身と残すべき記録の距離が近く、下書きを機械に任せる余地が大きい領域といえます。判断の分かれ目は、記録の何割が「その場で交わされた言葉」で構成されているかにあります。

逆に、会話には現れない観察や、担当者がその場で下した判断が記録の核心を占める業務では、下書きが埋めてくれる範囲は狭くなります。録音への同意が得にくい相手が多い場合も同じです。この事例でも80名ほどの利用者のうち1〜2名は録音を遠慮しており、事前に了承を得る手順が運用に組み込まれています。

はじめの一歩は、担当する記録を1件だけ録音して下書きを作らせ、そこにどれだけ手を入れたかを確かめること。その修正量こそが、自社の記録を機械に任せられる範囲の実測値になります。

この事例は2026年7月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。

ANALYSIS

プロジェクト解析

プロジェクト内容

AI導入・支援形態

SaaS・AIツール導入

導入部門・データ活用

導入部門:全社共通・汎用業務

専用AIツールの導入
会議の記録・要約
介護記録の自動入力・音声入力

活用したデータ:音声・音響

会議音声・商談録音
訪問時の会話録音

採用したAI技術・ツール

採用したAI技術:テキスト・言語AI

自動要約
文章自動生成
音声認識・文字起こし

AIモデル・ツール

ミルモレコーダー
COMPANIES

プロジェクト実施・導入企業

実施・支援企業 (VENDOR)

株式会社ウェルモ

介護業界向けのAIサービスを展開する企業。音声の自動文字起こしとAI要約で記録作成を支援する「ミルモレコーダー」のほか、帳票作成や事務作業を効率化するAIプラットフォーム、介護ソフトへの転記など繰り返し作業の自動化、ケアプラン作成支援AI、介護事業所の情報検索サイト、介護業界に特化したホームページ制作・ブランディング支援などを提供している。

この取り組みに関心があれば 株式会社ウェルモの公式情報をご覧ください

導入先企業 (CLIENT)
株式会社Lim
業種:居宅介護支援事業(ケアマネジメント)

出典・参考情報

※本事例は以下の公開情報を元にWarpBiz編集部がリサーチ・作成しました。

株式会社Lim様 導入事例|ミルモレコーダー

発行元:株式会社ウェルモ

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