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  5. いきなり!ステーキがAIアンケートで顧客の声と店舗評価を突き合わせる仕組み|株式会社ペッパーフードサービスの導入事例

✓ やさしく事例解説
飲食サービス
ステーキ専門店チェーンの運営(直営・フランチャイズ)

更新 2026.08.17

いきなり!ステーキがAIアンケートで顧客の声と店舗評価を突き合わせる仕組み

開発(実装支援・AI搭載支援)

※イメージ画像です

いきなり!ステーキがAIアンケートで顧客の声と店舗評価を突き合わせる仕組み のプロジェクト概要図解

取り組み概要

やさしく事例解説

プロジェクト解析

実施・導入企業

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 現場の巡回チェックが甘くなりがち
  • お客様の本音が集まらない
  • 改善を指示しても店舗が動かない
OVERVIEW

どのようなAIの取り組み?

AIアンケートで集めた来店客の評価と、巡回担当者による店舗チェックを突き合わせ、店舗改善につなげた事例

業種

ステーキ専門店チェーン(飲食サービス)

取り組み領域

店舗運営・品質管理/顧客の声の収集と分析

使ったAI

AIアンケート分析サービス「RECOPO」

主な成果

顧客の声を根拠にした店舗改善が定着し、評価点が改善した店舗も出ている

いきなり!ステーキがAIアンケートで顧客の声と店舗評価を突き合わせる仕組み のプロジェクト概要図解

ステーキ専門店「いきなり!ステーキ」を展開する株式会社ペッパーフードサービスは、店舗の品質・接客・清潔さ(QSC)をスーパーバイザー(SV。複数店舗を巡回して指導する担当者)が毎月訪店して確認する仕組みを長く続けてきました。ここに、飲食店の評価に特化したAI分析を行うアンケートサービスRECOPOを導入し、来店客から集めた評価とSVのチェック結果を突き合わせる運用を始めています。集まった声は営業本部からSVへのフォローアップという形で現場に戻され、年2回のフランチャイズオーナー会での共有や、付け合わせ・ソースといった商品開発の判断材料にも使われています。床のべたつきへの指摘が続いたことをきっかけに、10年以上使ってきた洗剤を全店で切り替える判断も生まれました。

出典:株式会社ペッパーフードサービス 様のRECOPO導入事例|RECOPO 発行元:DiningX

EASY GUIDE

やさしく事例解説

何に困って、AIを入れたのか

毎月の訪店チェックには、構造上の弱点が抱えられていました。SVが高い評価をつければ、そのSV自身の評価も上がる仕組みだったため、点数が現場の実態からずれていても表に出にくかったのです。もう一方の情報源だったホームページ経由のお客様の声も、わざわざ連絡するほどの内容に偏り、床のべたつきやトイレの清潔さといった、来店客が本当に気にしている細かな点までは届いていませんでした。

編集部の見立てでは、困りごとの本質は情報が少なかったことではなく、評価する人とその評価結果が同じ人の成績につながっていたという、評価の立ち位置の問題にあります。加えて、声を寄せるハードルが高いほど届く内容は苦情寄りに偏り、日常の小さな不満は途中で消えてしまう。実態を映しきれない社内の点数と、極端な声だけが残る外部の窓口。現場の状態を判断する材料としては、どちらも使いにくかったのではないでしょうか。

どうやって、うまくいったのか

既存の巡回チェックを置き換えず、来店客の評価と突き合わせる相手として残した設計が、この取り組みの軸になっています。SVが「良い」と判断した項目に来店客のネガティブな評価が並べば、そのズレ自体が現場の実態を指し示す材料になる。単に顧客の声を集めるだけの導入であれば、社内の点数とは別系統の情報が増えただけで終わったはずで、あえて二つの評価を照合する形にしたことが、客観性を取り戻す仕掛けとして働いたと考えられます。

レポートを配って終わりにせず、営業本部が問題のある店舗へ個別に「これはどうなった?」と確認し続ける運用も、見逃せない要素です。データを届ける工程と、届いた後に動いたかを追う工程を分けて設計し、後者を役員クラスが自ら担った。年2回のフランチャイズオーナー会では、良い店を褒め、改善が必要な店には具体的に指摘する使い方がされており、推奨者割合の高い店舗を表彰するインセンティブ制度も併走しています。データの提示と、それに応じる動機づけをセットにした運用設計です。

現場の負担を増やさない条件が最初から整っていた点も、浸透の速さに効いたと見ています。RECOPOは寄せられた声への返信対応を必要としないため、店舗にとっては新しい作業が積み上がらない。さらに、新人が入る時期に「鉄板がぬるい」「お肉が焦げている」という声が増える傾向をつかんで、その時期だけ専用設問を追加する運用が組まれています。定型の設問を回し続けるのではなく、季節性のある弱点に合わせて聞く内容を変える。この調整の余地が、アンケートを形骸化させずに使い続けられる理由になっているのでしょう。

具体的に、どんな成果が出たのか

改善・向上したこと

データ分析・意思決定支援
品質・安全性向上
データドリブン文化の定着
顧客満足度の向上

この事例で出た成果

導入から3〜4か月が経つ頃には、SVの日報に「RECOPOで指摘された通りでした」というコメントが頻繁に現れるようになりました。フランチャイズオーナー会では従来のクレーム集計より分かりやすい材料として使われ、指摘を受けた店舗の中には実際に点数が改善したところも出ています。床のべたつきについては洗剤の全店切り替えに至り、トイレの清掃方法は改善を検討している段階。商品開発でも、スープの味を変える際に専用アンケートを実施し、ネガティブな声がないことを確かめたうえで施策を進められています。社内では、部長クラスが自ら考えて毎月方針を発信するようになるなど、主体性の面での変化も語られています。

うちでも使える?

応用しやすいのは、サービスの品質が客の目に直接触れる業態で、かつ社内にすでに巡回チェックや自己点検の仕組みがある場合です。この事例の効きどころは、新しい評価軸を一から作ったことではなく、既存の点検結果に外部からの評価を重ねてズレを見つけた点にあります。点検表が形だけ埋まっている感覚があるなら、突き合わせる相手を用意するだけで見え方は変わるはずです。

一方で、顧客が状態を直接観察できない業務では、同じ形はそのまま持ち込めません。工程の一部を請け負う仕事や、成果が出るまで時間のかかるサービスでは、顧客の評価が内部点検の検証材料になりにくいためです。また、指摘を受ける店舗と改善を決める本部が分かれている構造では、データが出ても実行までは自動的につながりません。この事例でも、個別のフォローアップと表彰制度という人の手が添えられています。

まずは、直近の顧客からの声と、社内の点検表で同じ項目を並べてみるところから。両者が食い違う項目が一つでも見つかれば、それが検証の出発点になります。

ANALYSIS

プロジェクト解析

プロジェクト内容

AI導入・支援形態

SaaS・AIツール導入

導入部門・データ活用

導入部門:全社共通・汎用業務

専用AIツールの導入
顧客の声(VOC)分析
メニュー開発支援

活用したデータ:帳票・紙の資料

申込書・アンケート・手書き文書

採用したAI技術・ツール

AIモデル・ツール

RECOPO
COMPANIES

プロジェクト実施・導入企業

実施・支援企業 (VENDOR)

DiningX

飲食店の評価に特化したAI分析を行うAIアンケートサービス「RECOPO」を提供。自動化されたアンケートにより回答の集約・分析を行い、店舗課題の定量・定性的な可視化を支援する。顧客アンケートのほか、従業員アンケート、覆面調査、口コミ管理、臨店管理などのサービスを準備中としている。

この取り組みに関心があれば DiningXの公式情報をご覧ください

導入先企業 (CLIENT)
株式会社ペッパーフードサービス
業種:ステーキ専門店チェーンの運営(直営・フランチャイズ)

出典・参考情報

※本事例は以下の公開情報を元にWarpBiz編集部がリサーチ・作成しました。

株式会社ペッパーフードサービス 様のRECOPO導入事例|RECOPO

発行元:DiningX

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