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  5. AI検索で法律の調べ物が体感半減、75拠点の法律事務所で起きた変化|ベリーベスト法律事務所の導入事例

✓ やさしく事例解説
士業・コンサルティング・他
法律事務所(一般民事・企業法務)

実施 2026.04 ・ 更新 2026.08.17

AI検索で法律の調べ物が体感半減、75拠点の法律事務所で起きた変化

開発(実装支援・AI搭載支援)

※イメージ画像です

AI検索で法律の調べ物が体感半減、75拠点の法律事務所で起きた変化 のプロジェクト概要図解

取り組み概要

やさしく事例解説

プロジェクト解析

実施・導入企業

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 調べ物に時間を取られている
  • 拠点ごとに資料や知識がバラつく
  • 経験のない案件に手が出しにくい
OVERVIEW

どのようなAIの取り組み?

法律文献や判例をAIで検索できるサービスを取り入れ、調査の負担が体感で半分になった法律事務所のAI取り組み

業種

法律事務所(士業・コンサルティング)

取り組み領域

リーガルリサーチ(法令・判例・文献調査)

使ったAI

Legalscape(法律文献のAI検索サービス)

主な成果

リサーチの負担が体感で約半分に(10→5)

AI検索で法律の調べ物が体感半減、75拠点の法律事務所で起きた変化 のプロジェクト概要図解

国内に75拠点を持つ総合法律事務所、ベリーベスト法律事務所は、他事務所の弁護士のあいだで広まっていた評判をきっかけに、Legalscape社が提供する法律文献検索サービス「Legalscape」のトライアルを行い、導入に踏み切りました。一般民事から企業法務まで扱う各拠点の弁護士が、書籍や判例をAI検索で横断的に参照し、画面上に提示される関連質問をたどりながら論点を確認する使い方をしています。導入から6ヶ月が経過した時点では、支店の蔵書や所内メーリングリストに頼っていた調査の進め方が変わり、外出先や自宅からスマートフォンでも同じ文献にあたれる状態になっています。

出典: 導入事例|ベリーベスト法律事務所|一般民事も企業法務も、リサーチの負担が1/2に。ベリーベスト法律事務所が実感したLegalscape導入6ヶ月の成果 |リーガルスケープ 発行元:Legalscape, Inc.

EASY GUIDE

やさしく事例解説

何に困って、AIを入れたのか

支店は蔵書を置けるスペースが限られ、拠点ごとに手元にある文献も違っていました。疑問が生じると所内の全弁護士が参加するメーリングリストへ質問を投げ、「この文献の何章に書かれている」と丁寧な回答をもらっても、その本が手元にあるとは限りません。持っている弁護士に内容を尋ねるか、弁護士会図書館まで足を運ぶことになり、時間も労力もかかっていました。事務所に行かなければ調べ物ができないため、自宅で文献の不足に気づいて休日に出勤する場面も珍しくありませんでした。

編集部の見立てでは、ここでの困りごとの本質は知識量の不足ではなく、知識へ到達する経路が「どの拠点にいるか」「誰に聞けるか」という物理的・人的な条件に縛られていたことにあります。少人数で若手中心の支店ほど、その条件は不利に働きます。未知の手続きに向き合うときの心理的な重さも、能力の問題というより、答えにたどり着くまでの道のりが読めないことから生まれていたのではないでしょうか。

どうやって、うまくいったのか

検索した結果に関連する書籍や判例が自動で並び、さらに関連質問が候補として示される設計が、この事例の使われ方を大きく左右しています。調べる側は「何をどう調べるべきか」をあらかじめ組み立てなくても、提示された問いをクリックしていくことで論点の輪郭をつかめます。初めて扱う分野ほど効き目が大きいのは、検索の速さそのものより、探索の順路が用意されている点によると考えられます。

蔵書という物理的な資産を、場所に依存しない共通の参照先へ置き換えた点も見逃せません。スマートフォンからも同じ文献にあたれるため、調停や接見で外に出ることの多い働き方でも、移動の合間が調査の時間になります。拠点ごとに蔵書が違うという構造的な不均衡が、アクセス経路をそろえることで薄まっていく。

出典を特定できる法律文献と判例を土台に据えた形は、依頼者側のAI利用が進んだ状況とも噛み合っています。依頼者が使う汎用の生成AIは法律に特化していないため、ハルシネーション(事実と異なる情報が混じった回答)が出ることがありますが、根拠となる文献にその場であたれれば、どこがどう違うのかを筋道立てて示せます。

具体的に、どんな成果が出たのか

改善・向上したこと

生産性向上
対応時間・リードタイムの短縮
属人化解消
従業員満足度・働き方改善
顧客満足度の向上

この事例で出た成果

導入から6ヶ月の時点で、リサーチの負担は導入前を10とすると5程度まで減ったと、企業法務・一般民事の双方の弁護士が体感を語っています。緊急の電話を受けながら調査を進め、その場で方向性を提示できた場面も生まれました。若手弁護士には隙間時間に調べる習慣がつき、学習時間が増えています。依頼者が持ち込む汎用AIの回答についても、誤りの理由を素早く説明できるようになりました。今後は契約書のリーガルチェックなど効率化できる業務へ活用を広げる方針で、若手のAI利用ルールの策定が課題として挙がっています。

うちでも使える?

この事例の効き方は、参照すべき情報が出版物や判例のように体系立てて公開されており、かつ答えの根拠を出典で示す必要がある業務と相性がよさそうです。税務、会計基準、規格や法規制への対応など、資料はあるが探し当てるまでが重い領域なら、同じ構図が成り立つ可能性があります。逆に、判断材料が社外に公開されておらず、個々の取引経緯や交渉の当事者しか知らない事情に依存する業務では、この形の検索はあまり効きません。複数拠点で資料や相談相手の偏りがあるという組織条件も、効果の大きさに関わっています。単一拠点で資料も人もそろっている環境では、変化の幅は小さくなるはずです。

この事務所で導入の決め手になったのは、資料の読み比べではなく、実際の相談対応のなかで使ってみた体験でした。検討中のツールがあるなら、まず今まさに困っている案件の疑問を1つ、そのまま投げてみるところから。

この事例は2026年4月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。

ANALYSIS

プロジェクト解析

プロジェクト内容

AI導入・支援形態

SaaS・AIツール導入

導入部門・データ活用

導入部門:全社共通・汎用業務

専用AIツールの導入
社内データ検索・データ抽出
判例・法令検索

活用したデータ:文書・ナレッジ

契約書・法務文書・特許
外部データベース・統計情報

採用したAI技術・ツール

採用したAI技術:テキスト・言語AI

AI文献検索

AIモデル・ツール

Legalscape
COMPANIES

プロジェクト実施・導入企業

実施・支援企業 (VENDOR)

Legalscape, Inc.

法律文献や判例を検索できるリーガルリサーチサービス「Legalscape」を提供する企業。

この取り組みに関心があれば Legalscape, Inc.の公式情報をご覧ください

導入先企業 (CLIENT)
ベリーベスト法律事務所
業種:法律事務所(一般民事・企業法務)

出典・参考情報

※本事例は以下の公開情報を元にWarpBiz編集部がリサーチ・作成しました。

 導入事例|ベリーベスト法律事務所|一般民事も企業法務も、リサーチの負担が1/2に。ベリーベスト法律事務所が実感したLegalscape導入6ヶ月の成果 |リーガルスケープ

発行元:Legalscape, Inc.

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