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  5. 全社AI研修と3か月の実践プログラムで約100件の事例、ダイハツ工業の人材育成|ダイハツ工業株式会社の導入事例

✓ やさしく事例解説
製造業
自動車・各種車両およびその部品の製造・販売

実施 2025.04 ・ 更新 2026.08.13

全社AI研修と3か月の実践プログラムで約100件の事例、ダイハツ工業の人材育成

研修(リスキリング)

プロジェクト期間:3年以上

企業規模:1,000人以上

※イメージ画像です

全社AI研修と3か月の実践プログラムで約100件の事例、ダイハツ工業の人材育成 のプロジェクト概要図解

取り組み概要

やさしく事例解説

プロジェクト解析

実施・導入企業

こんな方へおすすめのAI解説です

  • AI研修が受けっぱなしで終わる
  • 学んだ社員から提案が出てこない
  • AIを任せられる社内人材が足りない
OVERVIEW

どのようなAIの取り組み?

全社員向けのAI基礎研修と約3か月の実践プログラムを組み合わせ、社内で約100個のAI活用事例を生み出した人材育成の取り組み

業種

自動車製造(製造業)

取り組み領域

全社のAI人材育成/DX推進

使ったAI

機械学習・データ分析(DataRobot活用編の講座を含む)

主な成果

社内で約100個のAI活用事例を創出

全社AI研修と3か月の実践プログラムで約100件の事例、ダイハツ工業の人材育成 のプロジェクト概要図解

ダイハツ工業は、2020年からスキルアップAIの伴走支援を受けながら社内のAI人材育成を進めています。育成対象は素養人材・中核人材・TOP人材の三層に整理され、スキルアップAIが担当するのは前の二層です。素養人材向けには、スタッフ職全員を対象としたAIリテラシー講座やG検定対策の基礎講座が用意されています。中核人材向けには、現場で使える機械学習・データ分析の講座や基礎数学講座(DataRobot活用編)に加え、約3か月でAI活用事例の創出に挑む「AI道場」が置かれました。研修期間は約10か月で、対象は全社員と選抜社員。AI道場は2021年に始まり、中核人材300名の育成を目標として現在も続いています。

出典:ダイハツ工業株式会社 | 法人向けサービス | スキルアップAI | 組織・人材変革を加速するAI/DX伴走パートナー 発行元:スキルアップAI

EASY GUIDE

やさしく事例解説

何に困って、AIを入れたのか

出発点にあったのは、データとAIの民主化を掲げながら、全社員がデータ活用やAIの素養を十分に持てていないという状態でした。あわせて、基礎を身につけた人材と実際にAIプロジェクトを動かせる人材を、レベル別・段階的に育てる道筋も求められていました。

編集部の見立てでは、ここでの困りごとの本質は、AIに詳しい人材の頭数ではなく、現場から相談そのものが立ち上がってこないことにあったのではないでしょうか。AIのリテラシーがなければ相談しようという発想自体が起きない、という認識が育成の担当者から示されています。何ができるか分からなければ、目の前の面倒な作業をAIで解ける課題として言語化できず、推進部門に持ち込む発想も生まれません。詰まっていたのは技術の手前、課題が生まれてくる入口のほうだったと考えられます。

どうやって、うまくいったのか

育成の軸を、数学や機械学習の知識ではなく課題設定の力に置いた設計が起点になっています。実務でAIを活用するうえで高度な理論は必須ではないという判断のもと、AI道場ではワークシートを使いながら、AI活用の課題設定とプロジェクトの企画立案を手を動かして進めます。技術から教えるほど教材は受講者の担当業務から離れていきますが、課題の立て方から入れば、扱う対象は最初から自分の職場になります。フレームワークで思考を整理する型を先に渡すやり方は、知識量の差がそのまま事例の生まれやすさの差にならないよう働いたと考えられます。

PoCまたは実装を最後までやり切り、発表会まで到達することをゴールに据えた運用も効いています。途中で止まらないよう、AI道場では実務経験の豊富な講師に直接相談・質問できる機会が設けられ、実際のプロジェクトに即したフィードバックが返ってきます。さらに、部門を横断して集まる参加者の知識やスキルの幅を埋めるため、ダイハツ工業のDX推進部が個別に相談できる場を別途用意しており、研修を提供する側と社内で推進する側が支援を分担する形になっています。学びを成果物に変える負荷が最も高くなるのは終盤であり、そこに二重の支えを置いた設計は理にかなっています。

生まれた事例を受講者個人の中に閉じ込めない仕組みも組み込まれました。毎月開催される「D-ai-hatsuキャンプ(AIキャンプ)」という勉強会や事例共有会を通じて、道場に参加していない社員にも取り組みの中身が届きます。自分も使ってみようという動機や、あの事例は自部門にも展開できるのではないかという発想は、こうした接点がなければ生まれにくいもの。裾野を広げる基礎研修と、事例をつくり切る道場を並行して回す二層構造が、相談と展開の循環を支えていると見られます。

具体的に、どんな成果が出たのか

改善・向上したこと

データドリブン文化の定着
社内ナレッジ活用
業務の自動化

推進したこと

AI人材の育成
AIリテラシー向上
AI活用の社内展開・定着
内製化・自走体制の構築
組織変革・DX推進
プロトタイプ開発(PoC)

この事例で出た成果

2021年のAI道場開始以降、社内では約100個のAI活用事例が生まれています。前提知識ゼロの状態から参加した社員が、約3か月でAIを活用した塗装膜厚の自動測定アプリを開発・完成させたケースもあります。全社向けのAI基礎研修の側では、道場に参加していない社員やさまざまな部署から相談が寄せられるようになり、工場で実作業にあたる社員からは実装しやすい具体的なテーマが挙がるなど、相談の質の変化も感じ取られています。中核人材を300名育成する目標に対しても、進捗は順調に推移しています。

うちでも使える?

この進め方が効きやすいのは、受講者が自分の担当領域に持ち帰れるテーマを持っている組織です。工場や現場を抱える企業であれば、測定・記録・点検といった日々の作業の中に、課題として切り出せる素材が残っています。反対に、受講する社員が自分の裁量で試せる業務を持っていない場合や、必要なデータが手元になく他部門への依頼から始めなければならない場合には、同じ形をなぞっても発表までは届きにくいでしょう。約10か月という期間の確保と、講師と社内推進部門が個別相談に応じられる体制を用意できるかどうかも、実行可能性を大きく左右します。

小さく試すなら、次に予定している社内研修の最後に、受講者が自分の業務課題を一枚にまとめて発表する回を足してみる方法があります。見るべきは成果物の完成度ではなく、課題の立て方が揃っているかどうか。そこで具体的な相談が出てくるかどうかが、育成を次の段階へ進めてよいかの判断材料になります。

この事例は2025年4月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。

ANALYSIS

プロジェクト解析

導入部門・データ活用

導入部門:全社共通・汎用業務

AI人材育成

活用したデータ:数値・Excel・ログ

品質検査・測定データ

採用したAI技術・ツール

採用したAI技術:AIモデル・構築手法

機械学習(数値データからの予測・推論)

AIモデル・ツール

DataRobot

連携ツール

連携したシステム・外部サービス

専用Webアプリ・業務システム
COMPANIES

プロジェクト実施・導入企業

実施・支援企業 (VENDOR)

スキルアップAI

組織・人材変革を加速するAI/DX伴走パートナー。AI人材育成(法人向け研修)を中心に、AI・エージェント開発や業界特化型AIエージェント、GX人材育成、試験作成・運用プラットフォームなどを提供する(Beyont Ltd.のサービス)。

この取り組みに関心があれば スキルアップAIの公式情報をご覧ください

導入先企業 (CLIENT)
ダイハツ工業株式会社
業種:自動車・各種車両およびその部品の製造・販売従業員数:1000名以上

出典・参考情報

※本事例は以下の公開情報を元にWarpBiz編集部がリサーチ・作成しました。

ダイハツ工業株式会社 | 法人向けサービス | スキルアップAI | 組織・人材変革を加速するAI/DX伴走パートナー

発行元:スキルアップAI

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