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  5. 京セラドキュメントソリューションズ、法務の案件管理を一元化した現場発DX|MNTSQ株式会社の導入事例

✓ やさしく事例解説
製造業
複合機・プリンター製造

実施 2025.05 ・ 更新 2026.08.14

京セラドキュメントソリューションズ、法務の案件管理を一元化した現場発DX

AIツール・サービス

プロジェクト期間:半年〜 1年

企業規模:1,000人以上

※イメージ画像です

京セラドキュメントソリューションズ、法務の案件管理を一元化した現場発DX のプロジェクト概要図解

取り組み概要

やさしく事例解説

プロジェクト解析

実施・導入企業

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 相談がメールや電話に散らばっている
  • 過去のやり取りが担当者しか分からない
  • 相談や契約の件数を把握できていない
OVERVIEW

どのようなAIの取り組み?

契約管理と案件管理を一つの流れで扱うリーガルテックを法務部門に取り入れ、これまで数えていなかった法律相談まで含めて業務量を可視化したAI取り組み

業種

複合機・プリンター製造(製造業)

取り組み領域

法務部門/契約審査・案件管理

使ったAI

契約・案件管理システム MNTSQ(AI契約レビュー機能)

主な成果

法律相談を含む案件の件数・工数を可視化

京セラドキュメントソリューションズ、法務の案件管理を一元化した現場発DX のプロジェクト概要図解

複合機・プリンター事業を主軸に、98のグループ会社と2万人超の従業員を抱える京セラドキュメントソリューションズが、法務課とコンプライアンス推進課に契約管理から案件管理までを一気通貫で扱えるリーガルテック「MNTSQ」を取り入れました。事業部門からの法律相談はメール、電話、ビジネスチャットと入口が分かれ、記録は台帳とサーバー内のフォルダに残す運用で、案件管理のフローが定まらない状態が7〜8年続いていました。導入後は、全社で2,000を超えるアカウントから寄せられる相談を両課で受け止め、AI契約レビュー機能を含むプランのもとで契約審査と案件管理を進めています。加えて、システムから届くステータス変更通知メールをPower Automateでリスト化し、Power BIで月次の件数や所要期間を追う運用が、現場のメンバー発で立ち上がっています。

出典:ボトムアップで実現する法務DX:現場発のアイデアとデータ活用で部門横断の業務効率化を推進する | 導入事例 | MNTSQ株式会社 発行元:MNTSQ株式会社

EASY GUIDE

やさしく事例解説

何に困って、AIを入れたのか

法務課が長年抱えていたのは、案件管理のフローを確立できないという問題でした。相談の入口がメール、電話、ビジネスチャットに分かれるうえ、記録は台帳とサーバーのフォルダに残すものの、細かなやり取りまで書き込むには労力がかかり、漏れも生まれます。過去の案件をたどるにはファイルを一つずつ開く必要があり、パスワードが分からず中身を確認できないこともありました。システム導入の検討は何度も立ち上がりましたが、コスト面などの事情で立ち消えになる、という往復が7〜8年続きました。

編集部の見立てでは、困りごとの本質は記録作業の手間そのものではなく、相談を受けた瞬間の情報が、担当者個人のメールボックスという私的な場所に落ちてしまう構造にあったのではないでしょうか。台帳は結果を書き込む場所であって、判断に至った経緯が残る場所ではありません。だから整理をこまめに行う人と諦めて受信箱に溜める人の差が、そのまま組織の検索性の差になります。担当者本人でさえ過去を再現しきれず、事業部門の担当者に以前の契約書を見せてもらう場面まで生じていたことが、属人化の実態をよく表しています。

どうやって、うまくいったのか

選定の物差しを「契約管理と案件管理を一気通貫で扱えるか」の一点に絞り込んだ判断が、長く決まらなかった検討に決着をつけたと考えられます。この物差しは机上で作られたものではありません。法務課ではすでにPower Automateを使って案件管理の仕組みを自作しており、契約締結後の管理まで法務が担おうとすると手が届かなくなる、という限界を実務のなかで先に掴んでいました。何が足りないかを具体的に言語化できていた状態が、比較検討の軸をぶれさせなかったのでしょう。

導入した機能を法務固有の用途に閉じ込めず、「相手が多く、期限があり、経緯を残す必要がある業務」という共通項で捉え直した使い方も、この取り組みを特徴づけています。数年に一度グループ会社全体に実施する贈収賄講習では、100社近い各社の統括担当者と連携して受講率を追い、資料の現地語対応も並行します。前回の進め方が記録に残っておらず苦労した経験を出発点に、案件管理機能へ情報を集約する発想が現場から出てきました。この試みを見た別のメンバーが、28の事業部門を相手にメールで回していた個人情報台帳の年次チェックにも同じ機能を当てはめています。ベンダーが想定した用途をなぞるのではなく、業務の形が似ているものを社内で見つけ出す横展開の回り方です。

システムの外側に、自前の計測レイヤーを重ねた設計も見逃せません。ステータス変更通知メールをPower Automateでリスト化して案件概要や受付・更新・完了日時を記録し、Power BIで視覚化する組み立ては、標準機能の範囲を超えて「どの部署から、どれだけの相談が、どれくらいの期間で処理されているか」を自分たちの見たい粒度に整えるものです。全件審査から一部審査への切り替えの可能性や、依頼の多い部署への担当者の複数割り当てといった構想が具体的に語られているのは、測る手段を先に用意したからこそでしょう。

具体的に、どんな成果が出たのか

改善・向上したこと

属人化解消
社内ナレッジ活用
データ分析・意思決定支援
データドリブン文化の定着
生産性向上

推進したこと

組織変革・DX推進
AI活用の社内展開・定着
データ戦略・活用策定

この事例で出た成果

まず管理フローが定まり、契約審査と法律相談の件数が数字として見えるようになりました。台帳で把握していた契約と違い、法律相談は件数を数えていなかったため、想定を超える量が明らかになっています。過去案件は担当者をまたいで検索でき、贈収賄に関する相談で以前どの点を見て判断したのかを確認する場面でも役立っています。一方、Power BIによる可視化は今年から運用を始めたばかりでデータの蓄積が少なく、精度は十分でない段階です。講習の受講管理も今回が初めての適用で、効果はこれから見極める位置づけとされています。

うちでも使える?

応用しやすいのは、相談や依頼の入口が複数のツールに分かれ、判断の経緯が担当者のメールに沈んでいる部門です。法務に限らず、総務や情報システムのように「聞かれて答える」業務を抱える部署なら、記録の置き場を一箇所に決めるだけでも効き方が変わってきます。この事例が示しているのは、契約審査という主目的以外に、受講管理や台帳更新のような、相手が多く期限のある進捗管理業務まで同じ仕組みで受け止められるという広がりです。

逆に、相談の件数がもともと少なく、担当者が一人で全体を見渡せている規模では、記録を集約する手間に見合う効果は出にくいでしょう。相談が立ち話や対面中心で、そもそもツールに乗らない組織も同様です。もう一点、可視化までたどり着けたのは、通知メールを自動でリスト化する仕組みを自分で組み立てられる人が現場にいたためで、そこを外部任せにすると、集めたデータが見られないまま眠る可能性があります。

最初の一歩としては、直近に対応した相談を一件選び、依頼を受けてから完了するまでの経緯を、記憶に頼らず記録だけで再現できるか試してみてはいかがでしょうか。開いたファイルの数と、かかった時間そのものが、いまの管理コストです。

この事例は2025年5月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。

ANALYSIS

プロジェクト解析

プロジェクト内容

AIツール・サービスの提供形態

既存システムと連携
紙・Excelを置き換え
部門を越えて活用

導入部門・データ活用

導入部門:全社共通・汎用業務

社内データ検索・データ抽出
専用AIツールの導入
契約書チェック
コンプライアンス・監査支援AI
案件管理
契約書レビュー・リスク抽出

活用したデータ:文書・ナレッジ

契約書・法務文書・特許
日報・議事録・メール履歴
個人情報台帳

採用したAI技術・ツール

採用したAI技術:テキスト・言語AI

社内データ検索
AI契約レビュー

AIモデル・ツール

MNTSQ

連携ツール

連携したシステム・外部サービス

Power Automate
Power BI
Power BI
COMPANIES

プロジェクト実施・導入企業

実施・支援企業 (VENDOR)

MNTSQ株式会社

東京都中央区晴海1丁目8-10 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX棟 4階
東京都中央区晴海1丁目8-10 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX棟 4階

契約管理から案件管理までを一気通貫で運用できるリーガルテック「MNTSQ CLM」を提供する企業。契約管理・案件管理・AI契約レビュー機能を備えたプランを提供している。

この取り組みに関心があれば MNTSQ株式会社の公式情報をご覧ください

導入先企業 (CLIENT)
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
業種:複合機・プリンター製造従業員数:1000名以上

出典・参考情報

※本事例は以下の公開情報を元にWarpBiz編集部がリサーチ・作成しました。

ボトムアップで実現する法務DX:現場発のアイデアとデータ活用で部門横断の業務効率化を推進する | 導入事例 | MNTSQ株式会社

発行元:MNTSQ株式会社

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