実施 2025.09 ・ 更新 2026.08.15
NTTビジネスアソシエ東日本、満足度100%の新入社員向け生成AI・DX研修
プロジェクト期間:半年未満
※イメージ画像です

取り組み概要
やさしく事例解説
プロジェクト解析
実施・導入企業
こんな方へおすすめのAI解説です
- 紙やFAXの作業がなくならない
- 若手から改善提案が出てこない
- 新人にAIをどう教えるか迷う
どのようなAIの取り組み?
変革のマインドセット講座と生成AIの実践ワークを組み合わせ、新入社員のDX推進意欲を引き出した人材育成の取り組み
業種
人事・給与業務のアウトソーシング(士業・コンサルティング・他)
取り組み領域
新入社員研修/人材育成
使ったAI
生成AI(文章生成AI)を使った実践型研修
主な成果
研修後アンケートで受講者の満足度100%
人事・給与・福利厚生といった事務系業務のアウトソーシングを手がける株式会社エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ東日本のヒューマンサービス事業部が、2025年度の新入社員研修にDXと生成AIのプログラムを組み込みました。研修を提供したのはスキルアップAIのスキルアップNeXtで、2024年度のDX研修に続く2年目の実施となります。事業部に配属される新入社員10名を対象に、変革のためのマインドセット講座、DX超入門講座、生成AIリテラシー講座を1日で実施。座学を抑えてワーク中心に組み、生成AIについては受講者が実際に触りながらプロンプトの型を学ぶ構成が取られました。研修後のアンケートでは、受講者の満足度が100%という結果になっています。
出典:株式会社 エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ東日本 | 法人向けサービス | スキルアップAI | 組織・人材変革を加速するAI/DX伴走パートナー 発行元:スキルアップAI
やさしく事例解説
何に困って、AIを入れたのか
公的機関とのやりとりが多い業務の性質から、FAXや紙の書類を前提とした進め方が今も残り、それが時間外労働や人為的ミスの発生につながっていました。しかも長年続いてきた手順は、すでに疑問を差し挟む対象ですらなくなっており、改善の芽が出てこない状態が続いていたわけです。
編集部の見立てでは、ここでの困りごとの本質は紙が多いことそのものではなく、業務のやり方を問い直す視点が組織の内側から生まれにくくなっていた点にあります。改善の担い手として新入社員が選ばれた理由も、そこにあるのでしょう。固定観念に縛られていない状態でリテラシーを身につければ、既存社員には見えなくなっている前提に「なぜこうなっているのか」と引っかかれる。ツールを配るより先に、疑問を持てる人を増やす順序を選んだ判断だったと考えられます。
どうやって、うまくいったのか
具体的なDX/AIの講座に入る前に「変革のためのマインドセット」を置いた構成が、今回の設計の軸になっています。前年度の研修では、入社直後で業務経験がないために学んだ手法を実務にどう活かすかイメージしにくい、という振り返りが残っていました。技術の中身をさらに足すのではなく、その手前にある姿勢を扱う枠を先に用意したところに、経験の少なさを前提として組み替えた意図が読み取れます。
生成AIを「型」として教えた点も、実践につながる工夫でした。指示の出し方や条件設定といった基本から、業務でそのまま使えるプロンプトの共通テンプレートまで落とし込み、受講者が実際に操作しながら理解する体験型の進め方が取られています。生成AIは触ってみれば分かる、と説明されがちですが、初めて使う人にとっては何をどう書けばいいのかが最初の壁になります。再現できる手順の形にして渡す設計は、その壁を下げる方向に働いたのではないでしょうか。
活用法と並べて想定されるリスクにも時間を割いた構成、そして対面・ワーク中心という形式に寄せたカスタマイズも見逃せません。AIという言葉は知っていても理解度にばらつきがある集団に、できることだけを見せれば、使い分けの判断は受講者任せになります。危うい部分まで含めて扱う設計は、責任を持って技術と向き合う構えを最初に据えることになります。加えて、社内で実際に使うツールを重点的に紹介するという要望が提供側とのカリキュラム調整に反映されており、学ぶ内容が配属後の環境と地続きになるよう寄せられていました。
具体的に、どんな成果が出たのか
推進したこと
この事例で出た成果
研修後アンケートでは受講者の満足度が100%となり、わかりやすい講演とワークを取り入れた双方向のやり取りに満足し理解できたという声が寄せられています。生成AIを使ったことはあるがうまく扱えず困っていた受講者からは、プロンプトの作成方法を学べたので仕事だけでなく日常生活でも活用したい、という反応も出ています。企画を担当した側は、実践的なワークを通じて活用への心理的ハードルが下がり、配属後に業務での活用アイデアを生み出す土台ができたという手応えを得ています。
うちでも使える?
応用しやすいのは、紙やFAXを前提とした手順が長く続き、現場から改善案が上がってこない組織です。毎年実施している新人研修という既存の枠を使えるため、新しい制度を立ち上げなくても着手できる点も現実的でしょう。
一方で、この形が働くかどうかは研修の完成度だけでは決まりません。新入社員は配属直後の裁量が小さく、受け入れる側の上司や先輩が「なぜこうなっているのか」という問いを歓迎する空気になければ、芽生えた意欲は数か月で行き場を失います。1日のプログラムで業務そのものが変わるわけではなく、あくまで土台づくりだという前提も、経営層と現場で共有しておきたいところです。
まず試すなら、次回の新人研修に、自社で実際に使っている文書を題材にしたプロンプト作成のワークを1コマ差し込んでみてはどうでしょうか。汎用的な例題ではなく手元の業務を扱えば、配属後の使いどころが本人の側にも見えてきます。
この事例は2025年9月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。
プロジェクト解析
プロジェクト実施・導入企業
スキルアップAI
組織・人材変革を加速するAI/DX伴走パートナー。様々な業界業種で約1,000社の企業・自治体のAI/DX推進を支援し、AI人材育成研修(変革のためのマインドセット講座、DX超入門講座、生成AIリテラシー講座など)やAI・エージェント開発を提供している。
株式会社エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ東日本
出典・参考情報
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