実施 2025.11 ・ 更新 2026.08.14
第一生命テクノクロスの生成AI勉強会、40名以上がノーコードでアプリ作成
プロジェクト期間:半年未満
※イメージ画像です

取り組み概要
やさしく事例解説
プロジェクト解析
実施・導入企業
こんな方へおすすめのAI解説です
- 生成AIをどの業務に使えばいいか分からない
- 導入したのに社内で使われていない
- 指示の書き方で結果がぶれる
どのようなAIの取り組み?
生成AIの基礎からノーコードでのアプリ作成までを1時間半で扱い、社内での活用定着を狙った勉強会・ワークショップに取り組んだ事例
業種
システム開発・運用(IT・通信)
取り組み領域
社内の生成AI活用推進・人材育成
使ったAI
生成AI・AIエージェント(Alli LLM App Market)
主な成果
40名以上が参加し、2種類のAIアプリ作成を体験
第一生命テクノクロスは、第一生命グループの中核IT企業として、生命保険ビジネスを支えるシステム開発・運用、事務受託、DX推進・人材育成を手がけています。同社が社内の生成AI活用をさらに広げる狙いで開いたのが、2025年11月にAllganizeを講師に迎えた勉強会・ワークショップです。1時間半ほどのプログラムでは、生成AIの得意・不得意の整理から、意図が正しく伝わるプロンプトの組み立て方、ノーコードで生成AIアプリやAIエージェントを構築できるAlli LLM App Marketの使い方までを一続きで扱いました。後半は参加者が実際に手を動かす形式に切り替わり、RAG(社内などのデータを検索してAIの回答に使う仕組み)を用いた情報検索アプリと、議事録作成アプリの2本をテーマにアプリ化の流れを体験。オンラインと会場を合わせて40名以上の担当者が参加しています。
出典:■ワークショップレポート■ 第一生命テクノクロス株式会社様において、生成AI活用勉強会を実施しました! 発行元:Allganize
やさしく事例解説
何に困って、AIを入れたのか
勉強会の背景として挙げられているのは、生成AIの導入が広がる一方で寄せられる「どの業務に適用すべきか」「どのように準備を進めればよいのか」「どう書けば安定した成果が出るのか」という問いでした。ツールがあることと、それが日々の仕事に根づくことのあいだに距離が残っている状態です。
編集部の見立てでは、この困りごとの本質は知識量の不足ではなく、自分の担当業務を分解して「ここなら任せられる」と切り出す物差しを、担当者一人ひとりが持てていない点にあったのではないでしょうか。適用先の判断は、AIの仕組みを説明されるだけでは身につきません。システム開発を本業とする企業でも同じ壁が立ち上がるという事実は、これが技術リテラシーとは別種の課題であることを示しています。
どうやって、うまくいったのか
ツールの操作手順ではなく、業務を分解してAIの適用ポイントを探す考え方から入る順序が、プログラム全体の骨格になっています。生成AIの得意なこと・不得意なことを押さえたうえで適用先を見つける組み立ては、その日限りの操作知識ではなく、自席に戻ってからも使える判断の物差しを参加者の手元に残します。そこからプロンプト設計、さらにアプリ化へと進む三段構えは、考え方・伝え方・形にする力を段階的に積み上げる設計といえます。
作るアプリのテーマを情報検索と議事録作成の2つに絞り込んだ選び方も、短時間で成立させるための重要な判断です。どちらも部署や職種を問わず心当たりのある題材で、題材の説明に時間を割かずに済みます。ノーコードで構築できるプラットフォームを土台に置いたことで、参加者の集中はコードを書く作業ではなく、何をどう指示すればアプリとして使えるかという設計そのものに向かいます。
講師を、ツールの導入後に顧客の活用を支えるCustomer Successの担当者が務めた体制も見逃せません。導入後につまずきが起きる箇所を日常的に見ている側が教壇に立つ構成は、教材としての一般論と現場の実感のあいだを埋めやすくします。オンラインと会場を併用した開催形式も、席を外しにくい担当者を含めて参加の間口を広げる工夫でした。
具体的に、どんな成果が出たのか
推進したこと
この事例で出た成果
勉強会後のアンケートには、AIの特性と業務への落とし込み方を基礎から理解できた、アプリ作成が簡単にできたので業務に組み込めそうだと思えた、実際に手を動かしたことで理解が深まった、といった声が寄せられています。業務時間の削減といった数値はこの時点では示されていません。ただ、「自分の担当業務でも作れそうだ」という手応えが40名以上に共有されたこと自体が、活用が社内に広がるための入り口として意味を持ちます。
うちでも使える?
応用しやすいのは、生成AIのアカウントやアプリ構築の環境がすでに社内にあり、それでも使いこなす人が一部に偏っている、という段階の組織です。この事例の構成は、ツールを新しく買うことではなく、業務を分解して適用先を見つける視点と、手を動かして一本作りきる体験を組み合わせた点に軸があります。逆に、扱う情報の持ち出し可否や参照させたい文書の整理がまだ決まっていない状態では、作ったアプリを実務に載せる段階で止まりやすく、体験が学びのままで終わる可能性があります。作成したアプリを誰が引き取り、どこまで社内に公開するのかを決める人がいない場合も同様です。
最初の一歩としては、直近1週間の自分の会議で議事録づくりにかかった時間と、社内資料を探すために人に聞いた回数を数えてみるところから。この事例が題材に選んだ2つのアプリは、そのまま多くの職場で共通する入口です。
この事例は2025年11月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。
プロジェクト解析
導入部門・データ活用
導入部門:全社共通・汎用業務
活用したデータ:文書・ナレッジ
採用したAI技術・ツール
採用したAI技術:テキスト・言語AI
AIモデル・ツール
プロジェクト実施・導入企業
Allganize Japan
企業向けオールインワン生成AI・AIエージェントプラットフォーム「Alli LLM App Market」を提供する企業。勉強会・ワークショップ・活用定着支援プログラムも提供している。
第一生命テクノクロス株式会社
出典・参考情報
■ワークショップレポート■ 第一生命テクノクロス株式会社様において、生成AI活用勉強会を実施しました!
発行元:Allganize
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