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  5. ダイキン工業がグローバル拠点のID管理を集約、5施策で進めたIT基盤の標準化|ダイキン工業株式会社の導入事例

✓ やさしく事例解説
製造業
空調機器製造(住宅用・業務用空調、冷媒製造の化学事業)

実施 2026.04 ・ 更新 2026.08.15

ダイキン工業がグローバル拠点のID管理を集約、5施策で進めたIT基盤の標準化

開発(実装支援・AI搭載支援)

プロジェクト期間:3年以上

※イメージ画像です

ダイキン工業がグローバル拠点のID管理を集約、5施策で進めたIT基盤の標準化 のプロジェクト概要図解

取り組み概要

やさしく事例解説

プロジェクト解析

実施・導入企業

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 拠点ごとにID管理がばらばら
  • 海外拠点のIT運用コストが重い
  • セキュリティ水準に拠点差がある
OVERVIEW

どのようなAIの取り組み?

クラウド型ID管理サービスの採用を軸に、グローバル拠点のITインフラ標準化へ取り組んだ事例

業種

空調機器製造(製造業)

取り組み領域

情報システム/グローバルITインフラ

使ったAI

クラウド型ID管理・統合認証サービス「Okta Workforce Identity」(IDaaS)

主な成果

全拠点のSD-WAN接続とID集中管理でセキュリティ水準を高位平準化

ダイキン工業がグローバル拠点のID管理を集約、5施策で進めたIT基盤の標準化 のプロジェクト概要図解

空調事業を世界で展開するダイキン工業は、2025年度を最終年度とする中期経営計画「FUSION25」の重点戦略テーマの一つに「変革を支えるデジタル化の推進」を据え、その足場となるグローバルITインフラの標準化を2018年から進めてきました。推進にあたっては、IT推進部と子会社のダイキン情報システムでプロジェクトチームを編成し、海外グループ会社のIT部門と連携しながら、ネットワーク、グループウェア、認証基盤、ポータルサイト、情報セキュリティという5つの施策を実行しています。このうち認証基盤では、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の提案でクラウド型ID管理・統合認証サービス「Okta Workforce Identity」を採用し、拠点ごとに分かれていたID情報を中央で集中管理する形へ切り替えました。

出典:Oktaを採用したダイキン工業株式会社 様の事例 | CTC - 伊藤忠テクノソリューションズ 発行元:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

EASY GUIDE

やさしく事例解説

何に困って、AIを入れたのか

2010年から10期連続の増収、23年度にはグループ連結売上高4兆円を突破し、海外売上比率は8割を超える。事業がその速さで広がる一方、グローバルITインフラは急速なグローバル化やM&Aの拡大に追いついていない状態にあり、グループ共通の認証システムも存在しませんでした。

編集部の見立てでは、ここでの困りごとは「仕組みが古い」という単純な話ではなく、事業の広がり方とITの広がり方がずれていたことにあります。買収や現地法人の設立で拠点が増えるたび、その土地の事情に合った仕組みがそれぞれに積み上がっていく。一つひとつは合理的な判断でも、束ねる層がないまま数だけが増えれば、運用コストもセキュリティの水準も拠点ごとにばらついていきます。共通の土台を持たないことが、次に踏み出したいデジタル活用そのものを重くしていたのではないでしょうか。

どうやって、うまくいったのか

本社が管理するHubテナントと、地域・拠点が管理する複数のSpokeテナントを連携させる構成が、この認証基盤の要になっています。全体のセキュリティポリシーは本社側で握りつつ、拠点ごとに必要なアプリケーションは現地の判断で追加できる。統制か自由度かの二者択一にせず、層を分けて両立させた設計です。グローバル標準化が現場の事情との衝突で止まりやすいことを踏まえると、この線引きが実運用に耐える分かれ目になったと考えられます。

進め方の面では、IT推進部と子会社のダイキン情報システムでプロジェクトチームを組み、事業統括部門・統括会社というすでにあるマネジメント構造をたどって海外グループ会社のIT部門とつないだ点が効いています。遠心力と求心力のバランスという言葉で語られるとおり、各拠点の事情を無視して号令をかけるのでも、現地任せにするのでもない中間の運び方が選ばれました。実際、導入の局面では拠点側の都合でスケジュールの見直しを迫られ、拠点長レベルまで巻き込んで善後策が詰められています。組織の階層をあらかじめ通り道として設計に組み込んでいたからこそ、この調整が担当者個人の粘りだけに委ねられずに済んだ面もあるでしょう。

グループウェアの統合で、拠点ごとの移行・展開計画書とあわせ、Office 365利用を基準に移行手順をワークパッケージ化した進め方も見逃せません。作業内容を型に落としておけば、拠点の数だけ検討をやり直す必要がなくなり、展開の速さが担当者の力量に左右されにくくなります。ネットワークを先に切り替え、その上にグループウェアと認証を載せ、さらにポータルサイトを重ねるという順序自体にも、土台から積み上げるという一貫した考え方が表れています。

具体的に、どんな成果が出たのか

改善・向上したこと

コスト削減
品質・安全性向上
業務の自動化
生産性向上

推進したこと

AI基盤・インフラ構築
組織変革・DX推進
AIガバナンス・リスク管理
AI活用の社内展開・定着
要件定義・プロジェクト管理支援
グループガバナンス強化

この事例で出た成果

専用線からグローバルSD-WAN環境への切り替えでは、全拠点の接続と通信の高速化、運用コストの削減に至っています。グループウェア基盤の統合ではライセンス費用と運用の効率化によるコストダウンとセキュリティレベルの高位平準化が、認証基盤とセキュリティプラットフォームの導入ではグローバルでのセキュリティレベルの高位平準化が挙げられました。多要素認証によるアクセスコントロールやグローバル共通システムのシームレスな利用は現在も推進の途上にあり、整備が進んだ基盤を協創とガバナンスという本来の目的に向けて活用していく段階が次に据えられています。

うちでも使える?

応用しやすいのは、拠点や部門ごとにシステムとアカウントが分かれ、誰がどこにアクセスできるのかを本社側が把握しきれていない組織です。共通のポリシーは中央で持ち、現場が必要なツールを足せる余地は残す。この層の分け方自体は、拠点数がもっと少ない規模でも成り立ちます。

一方で、2018年の着手から段階を踏んで積み上げてきた取り組みである点は、割り引いて読む必要があります。ネットワークの刷新から認証基盤、ポータルサイトまでを一続きで進められた背景には、中期経営計画という全社の方針と、海外グループ会社まで指示と相談が通るマネジメント構造が先にあったことが大きい。統括する部門や意思決定の経路が定まらないまま認証基盤だけを先に入れても、拠点ごとの例外が残って集中管理は形になりにくいはずです。

まず試すなら、いま使っているクラウドサービスを一つ選び、退職・異動した人のアカウントが本当に止まっているかを確かめてみるところから。消し忘れや二重管理が実際に見つかれば、それがID統合に手を付ける最初の根拠になります。

この事例は2026年4月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。

ANALYSIS

プロジェクト解析

プロジェクト内容

AI導入・支援形態

SaaS・AIツール導入
プロジェクト伴走支援(共創・内製化)
認証基盤構築支援

導入部門・データ活用

導入部門:全社共通・汎用業務

高セキュリティ環境構築
セキュリティ対策
システム連携
古いシステムの移行・刷新
セキュリティ・脅威検知
ネットワーク最適化

活用したデータ:数値・Excel・ログ

ID・アカウント情報

採用したAI技術・ツール

AIモデル・ツール

Okta Workforce Identity

連携ツール

連携したシステム・外部サービス

プライベートクラウド基盤
グローバルSD-WAN
Microsoft 365
Okta Workforce Identity
専用Webアプリ・業務システム
COMPANIES

プロジェクト実施・導入企業

実施・支援企業 (VENDOR)

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

この取り組みに関心があれば 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の公式情報をご覧ください

導入先企業 (CLIENT)
ダイキン工業株式会社
業種:空調機器製造(住宅用・業務用空調、冷媒製造の化学事業)

出典・参考情報

※本事例は以下の公開情報を元にWarpBiz編集部がリサーチ・作成しました。

Oktaを採用したダイキン工業株式会社 様の事例 | CTC - 伊藤忠テクノソリューションズ

発行元:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

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