実施 2025.03 ・ 更新 2026.08.17
ムダなクリックを約9割削減、不正アクセスを自動遮断した鍵開け業者の広告運用
プロジェクト期間:半年未満
※イメージ画像です

取り組み概要
やさしく事例解説
プロジェクト解析
実施・導入企業
こんな方へおすすめのAI解説です
- 広告費だけ増えて問い合わせが来ない
- 一日の予算がすぐ尽きてしまう
- クリックの中身が確かめられない
どのようなAIの取り組み?
不自然なクリック元を自動で検知・遮断し、無効クリックを約90%削減したAI取り組み
業種
鍵開けサービス(生活関連サービス)
取り組み領域
Web広告運用/集客
使ったAI
アドフラウド対策ツール「Spider AF」(不正クリック検知)
主な成果
無効クリックを約90%削減
ウィーンで24時間対応の鍵開けサービスを営むAufsperrer24は、Google検索広告を主要な集客経路にしていましたが、1クリックあたりの単価が高騰し、配信開始から30分ほどで予算が消化される状態に陥っていました。それだけの費用を払っても電話は鳴らず、原因は目に見えにくい無効なクリックにありました。そこで採られたのが、株式会社Spider Labsのアドフラウド(広告の不正クリック)対策ツール「Spider AF」を広告配信に組み込み、不自然なクリック元を自動で検知して遮断する方法です。タグを置くだけで計測が始まり、地域限定のサービスであるにもかかわらず広範囲から届いていたクリックや、接続元を次々に切り替えるボットのアクセスを特定。自動ブロックとキャンペーン単位のレポート分析を並行させ、配信の精度を見直し続ける運用がつくられました。
出典:【実例公開】アドフラウド対策ツール「Spider AF」で不正クリック90%削減──鍵業者Aufsperrer24が語る“広告費のムダ”を止めた方法とは? | 株式会社Spider Labsのプレスリリース 発行元:株式会社Spider Labs
やさしく事例解説
何に困って、AIを入れたのか
広告を出した直後に予算が溶け、それでいて電話は一本も増えない。数字の上ではクリックが集まっているので、表面的には需要が旺盛にも見えます。
この困りごとの本質は、クリック単価が高いことそのものではなく、支払った1クリックずつが本物かどうかを見分ける手立てがなかったことにあるのではないでしょうか。広告の管理画面に並ぶのはクリック数と消化額で、そこには「誰が押したのか」までは映りません。ウィーン市内での鍵開けという、駆けつけられる範囲が最初から決まっている商売でありながら、圏外からのアクセスと近所の困っている人が、同じ一件として課金されていく。予算の減り方が需要の強さではなく浪費の速さを表していた可能性に、自社の数字を眺めるだけでは気づきにくい構造があったと考えられます。
どうやって、うまくいったのか
地域限定という事業の性質を、そのまま不正判定のものさしに転用した点が効いています。駆けつけ可能な範囲が決まっているサービスでは、遠隔地から大量に届くクリックは商機ではなく異常値として扱えます。接続元を次々に切り替えるボットの動きも同様で、正常と異常の線引きが業務上の常識と一致していたため、ブロックの判断が事業判断とぶつかりにくかったはずです。
判定と遮断を自動化し、人が管理画面を見張る作業から切り離した設計も見逃せません。タグを設置するだけで検知が始まる構成のおかげで、広告運用の合間に不審なアクセスを目視で追いかける必要がなくなりました。無効なクリックは、気づいた頃には課金が終わっている性質のものです。だからこそ、検知した瞬間にその場で止めるという即時性が、対策の実効性を左右したと見ています。
自動ブロックで終わらせず、キャンペーンごとのレポート分析を組み合わせて継続的に配信を調整する体制にしたことも要因のひとつです。不正なアクセスの出どころは固定されるとは限らず、一度の設定で守り切れる保証はありません。検知の仕組みはツールを提供する株式会社Spider Labsが担い、遮断された内容と自社の問い合わせ状況を突き合わせて配信を練り直す部分は広告主側が受け持つ、という役割の分かれ方も、この運用が回った条件だったのでしょう。
具体的に、どんな成果が出たのか
改善・向上したこと
推進したこと
この事例で出た成果
ボットや遠隔エリアからの不審なクリックが即座に遮断されたことで、無効クリックは約90%削減されました。広告が本来届けたい層へ配信されるようになった結果、電話での問い合わせはすぐに増加し、顧客獲得単価も大きく改善しています。現場からは「安心して出稿できるようになった」という声が上がり、現在は新たなキャンペーンを追加して事業の拡大へ進む段階に入りました。広告費が集客の成果に直結する状態を取り戻したことが、次の投資判断を後押ししたと言えます。
うちでも使える?
応用しやすいのは、商圏や対象顧客がはっきり限定されていて、正常なアクセスと不自然なアクセスを地理や行動の特徴で切り分けられる広告運用です。修理・駆けつけ系のサービスのように、緊急性が高くクリック単価も高い領域では、無効なクリック1件の重みが大きく、遮断の効果が数字に表れやすいと考えられます。成果地点が電話やフォームなど明確な場合も、遮断の前後で変化を確かめやすいでしょう。
一方で、全国や海外へ広く配信するブランド広告や、遠方からの検討も正当な見込み客になり得る商材では、この事例と同じ線引きは使えません。広告以外の流入が中心で出稿額そのものが小さい場合も、対策の手間に見合わない可能性があります。
まず試すなら、直近の広告レポートを開いて、クリックが発生した地域と実際に問い合わせが来た地域を並べて見比べてみてください。自社が対応できない場所から不釣り合いなクリックが届いていれば、それが検討を始める材料になります。
この事例は2025年3月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。
プロジェクト解析
プロジェクト内容
AIツール・サービスの提供形態
導入部門・データ活用
導入部門:マーケティング
活用したデータ:数値・Excel・ログ
採用したAI技術・ツール
採用したAI技術:AIモデル・構築手法
AIモデル・ツール
連携ツール
連携したシステム・外部サービス
プロジェクト実施・導入企業
株式会社Spider Labs
アドフラウド対策ツール「Spider AF」を提供する企業。事業内容はAIアドフラウドツールSpider AFの企画・開発・運営・販売、データサイエンスコンサルティング、転売・不正リード・アフィリエイト等不正対策ソリューションの提供。代表取締役は大月聡子、資本金9000万円、未上場。
Aufsperrer24
出典・参考情報
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