実施時期: 2023年05月|2026.06.02 最終更新
プロジェクト期間: 3年以上
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プロジェクト概要
アプローチと成果
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こんな課題を持つ企業におすすめの事例です
りそな銀行では、2017年からRPAを導入し、グループ全体で業務の自動化を推進していました。しかし、紙の回覧をベースとしたワークフロー業務など、そもそもシステム化されていないアナログな業務が多く残っており、RPAとの連携ができないことが大きな課題となっていました。例えば、外国為替業務における未処理取引の管理簿では、紙の回覧と押印が延々と繰り返されていました。
また、不渡・取引停止情報の照会業務では、手形交換所へファクスで照会を行い、回答を受信するまでに半日を要するなど、非効率な作業環境が現場の負担となっていました。こうしたアナログ業務をシステム化し、さらなる業務効率化を図るため、ローコード・ノーコード開発ツールの導入を決定しました。
インプリムのローコード・ノーコード開発ツール「Pleasanter(プリザンター)」を導入し、業務の電子化を進めました。外国為替業務では、未処理取引の管理簿をシステム化し、交渉記録を電子化することで紙の回覧と押印を完全に廃止しています。また、不渡・取引停止情報の照会業務においては、手形交換所が提供するCSVデータに着目しました。Excel VBAを用いて開発した「内製化RPAツール」を活用し、毎日自動でデータを取得して蓄積するWebデータベースを構築しています。
これらのシステム開発を現場主導で進めるため、外部ベンダーのシステムエンジニアが常駐し、業務部門の担当者にマンツーマンで開発手法を教える体制を整備しました。月例会を通じてグループ各社で成功事例を共有するなど、継続的な伴走支援により内製化を強力に推進しています。
改善・向上したこと
業務の自動化
生産性向上
対応時間・リードタイムの短縮
推進したこと
内製化・自走体制の構築
AI活用の社内展開・定着
現場主導での内製化が進んだ結果、業務部門におけるRPA開発経験者は約400人に達し、稼働中のRPAロボットは3000を超えました。グループ全体での業務削減時間は年間130万時間に達しており、そのうちローコード・ノーコード開発が関係するシステムによる削減効果は41万時間を占めています。
個別の業務においても、外国為替業務のシステム化により年間3200時間、不渡・取引停止情報のWebデータベース構築により年間7500時間の業務削減を実現しました。現場のスタッフ自らが業務改善に取り組む文化が定着し、大幅な生産性向上を達成しています。
自社活用(自社開発・活用推進)
全社共通・汎用業務
AIによる定型業務の自動化
ワークフロー電子化
外部・Web・SNSデータ
外部データベース・統計情報
採用したAI技術
テキスト・言語AI
データ抽出・入力自動化
その他のツール
RPA・業務自動化ツール
内製化RPAツール
WarpBiz編集部の事例考察
成功の最大の要因は、外部ベンダーの支援を受けながら現場担当者へのマンツーマン指導を行い、業務部門自らがシステムを内製化できる体制を構築した点にあります。このアプローチは、金融業に限らず、紙ベースのワークフローが残る製造業や行政機関など、あらゆる業種のバックオフィス業務に応用可能です。導入にあたっては、現場のITリテラシー向上とモチベーション維持がハードルとなるため、継続的なサポート体制が不可欠です。同様の業務自動化や内製化を検討される方は、ぜひ他の事例記事もご覧いただき、自社に合ったツール探しにご活用ください。
りそなグループの中核を担う都市銀行。
りそな銀行、RPAとローコード/ノーコード開発で年130万時間の業務を削減 | IT Leaders
発行元:IT Leaders
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