実施時期: 2023年10月|2026.06.02 最終更新
プロジェクト期間: 半年未満
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プロジェクト概要
アプローチと成果
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こんな課題を持つ企業におすすめの事例です
急増する訪日外国人旅行者への多言語対応力の強化が、現場の大きな課題となっていました。また、観光情報サイトには700を超える観光スポットが登録されているものの、観光客が主要な人気スポットに集中してしまい、オーバーツーリズムを引き起こしているという現状がありました。
こうした課題を解決するため、多言語かつ自然言語で観光情報を提供し、観光客の訪問を分散させることを目指して、AIチャットボットの導入プロジェクトが開始されました。
Kotozna株式会社と株式会社JTBが共創し、大阪公式観光情報サイト「osaka-info」に20言語以上に対応可能な生成AIチャットボット「Kotozna laMondo」を導入しました。OpenAI社のChatGPTを活用し、旅行者の質問に対して自然な言葉で回答する仕組みを構築しています。
開発プロセスにおいては、多様なエンジニアチームによる技術研究に加え、大阪観光案内所での実証実験を重ねることで、生成AI特有のクセと対処法を検証しました。生成AIの課題である誤情報の提供の排除や、処理可能な文字数の上限といった壁に対しては、JTBの観光業界における知見を活かし、膨大な情報量から的確な回答を引き出す工夫が施されています。
改善・向上したこと
顧客対応の効率化
顧客満足度の向上
人手不足の解消
生産性向上
業務の自動化
対応時間・リードタイムの短縮
推進したこと
システムへのAI機能組込み
プロトタイプ開発(PoC)
これまでのチャットボットは1日あたりの利用が100件未満にとどまっていましたが、新システムの搭載開始後3日間で1日450件へと大幅な利用増を記録しました。無人で24時間365日、旅行者の言語に合わせた対応が可能となり、利便性の向上に貢献しています。
また、本取り組みは複数のメディアで紹介され、他の観光局からも問い合わせが寄せられるなど、業界内で高い評価を獲得しています。
顧客対応・サポート
AIチャットボット
多言語自動翻訳
インバウンド対応
宿泊・観光
多言語コンシェルジュ
観光プラン・ルート作成
外部・Web・SNSデータ
Web記事・ニュース・ブログ
採用したAI技術
テキスト・言語AI
チャットボット
翻訳・多言語対応
AIモデル・構築手法
(RAG / ファインチューニング / 他)
RAG(社内データ等をAIが参照して回答)
生成AI・LLMサービス
チャットツール・UI(画面)連携
専用Webアプリ・業務システム
WarpBiz編集部の事例考察
本事例の成功の最大の要因は、実証実験を通じてAIの特性を深く理解し、業界の専門知見を掛け合わせて誤情報対策を徹底した点にあります。このアプローチは、自治体の窓口案内や商業施設での多言語フロアガイドなど、多様な顧客接点を持つ他業種にも応用可能です。導入にあたっては、膨大な独自データをAIに参照させる際の文字数制限や検索精度のチューニングに、十分なリソースを割くことが重要となります。同様のAI活用を検討される方は、ぜひ他の事例記事もご覧ください。
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発行元:デジタル田園都市国家構想
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