実施時期: 2025年07月|2026.06.02 最終更新
企業規模: 1,000人以上
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プロジェクト概要
アプローチと成果
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こんな課題を持つ企業におすすめの事例です
LINEヤフーは、従業員がより創造的な新しいチャレンジに集中できる環境を整備し、イノベーションを創出することを目指しています。その中で、業務の約3割を占める「調査・検索」「資料作成」「会議」といった共通領域の効率化が課題となっていました。そこで、全従業員約11,000人を対象に「生成AI活用の義務化」を前提とした新しい働き方へとシフトし、今後3年間で業務生産性を2倍に高めるという野心的な目標を掲げ、全社的なプロジェクトを開始しました。
LINEヤフーは、単にツールを導入するだけでなく、生成AIの活用を前提とした具体的な社内ルールを策定しました。例えば、調査・検索業務では「まずはAIに聞く」文化を醸成するため、社内規則の検索には独自の業務効率化ツール「SeekAI」を利用し、社外検索にはプロンプト例を活用しています。資料作成においては「ゼロベースの作成は行わない」と定め、AIによるアウトライン作成や文章校正を標準化しました。さらに会議のあり方も見直し、事前の議題整理や議事録作成をAIに任せることで、任意参加者は議事録での把握にとどめるなど、出席者を本当に必要な人に絞り込んでいます。
環境整備として、2025年6月より全従業員に「ChatGPT Enterprise」のアカウントを付与しました。同時に、リスク管理やプロンプト技術に関する必須のeラーニング研修を実施し、試験合格をAIの利用条件とするなど、ガバナンスも徹底しています。また、全部署に生成AI活用推進者を配置し、今後は社内表彰や社員アンバサダー制度を通じて、現場への定着をさらに加速させる仕組みを構築しています。
改善・向上したこと
業務の自動化
生産性向上
社内ナレッジ活用
推進したこと
AI活用の社内展開・定着
AIリテラシー向上
AIガバナンス・リスク管理
全社的な取り組みの結果、2025年7月14日時点で、個人向けサービスを中心に51件の生成AIを活用した機能が導入されました。また、社内業務においても、業務効率化を目的としたプロジェクトが35件以上進行するなど、具体的な動きが活発化しています。生成AIの活用を「義務化」し、働き方の前提を変えることで、従業員がより創造的な業務に集中できる環境の実現に向けた確かな手応えを得ています。
自社活用(自社開発・活用推進)
全社共通・汎用業務
社内データのAI検索構築
専用AIツールの導入
AIによる定型業務の自動化
会議の記録・要約
商談の記録・要約
文書・ナレッジ
マニュアル・業務規定・FAQ
日報・議事録・メール履歴
企画書・提案書・過去スライド
外部・Web・SNSデータ
競合・市場情報
採用したAI技術
テキスト・言語AI
社内データ検索
社内Q&A対応
文章自動生成
ライティング支援
自動要約
レポート作成
生成AI・LLMサービス
その他のツール
SeekAI
WarpBiz編集部の事例考察
本事例の最大の成功要因は、AIの導入にとどまらず「活用の義務化」と「具体的な業務ルールの策定」をセットで行い、現場の行動変容を強制的に促した点にあります。特に「ゼロベースで資料を作らない」「会議の議事録はAIに任せる」といったルールは、業種を問わず多くの企業のバックオフィスや企画部門でそのまま応用できる汎用性の高いアイデアです。一方で、全社展開にあたってはセキュリティリスクの管理がハードルとなりますが、同社のように必須研修と試験合格を利用条件とするアプローチは非常に参考になります。全社的なAI定着に課題を感じている方は、ぜひ自社のルール作りのヒントとしてご活用ください。
情報通信業。「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届けるミッションを掲げる。
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