実施 2025.07 ・ 更新 2026.08.17
生成AIとの対話を重ねて年間576時間を削減、エクサウィザーズの社内活用
※イメージ画像です

取り組み概要
やさしく事例解説
プロジェクト解析
実施・導入企業
こんな方へおすすめのAI解説です
- どの業務にAIを使えばいいか分からない
- 表計算の複雑な関数づくりで手が止まる
- エラーの原因調べに時間を取られる
どのようなAIの取り組み?
表計算やプログラミングの日常作業に生成AIを組み込み、年間576時間の作業時間を削減した社内活用の取り組み
業種
AIプラットフォーム開発・提供(情報通信)
取り組み領域
社内業務全般(表計算・開発・会議の整理)
使ったAI
exaBase 生成AI(生成AI)
主な成果
年間576時間の作業時間を削減
AIプラットフォームを開発・提供する株式会社エクサウィザーズが、自社の「exaBase 生成AI」などを社内の日常業務そのものに組み込んだ取り組みです。社内で使いこなしている担当者が率先して実践し、表計算ソフトの複雑な関数づくりやリスク管理表の項目設計、プログラム開発で出たエラーの原因調査といった、細かく発生して時間を食う作業をAIに任せていきました。使い方は一度尋ねて終わりではなく、「もっと具体的に」「MECEで整理して」といった指示を重ねて回答を磨き込む形です。会議で出たアイデアの分類や評価軸に沿った比較表づくり、動かないコードの修正でも同じ進め方が取られ、削減できた時間は「exaBase 生成AI」の自動計測機能で測定されています。
出典:年間576時間削減!成果が出る生成AIツール活用術【プロ事例付き】 - DXコラム - 株式会社エクサウィザーズ 発行元:株式会社エクサウィザーズ
やさしく事例解説
何に困って、AIを入れたのか
出発点にあったのは、生成AIが使えるかどうかではなく、どの業務に当てればよいのかが判然としないという状態でした。文章生成やプログラミング支援で実用化が進む一方、多くの企業が「本当に効率化できるのか」という疑問を抱えたまま導入に踏み切れずにいる。社内でも、表計算の複雑な関数づくりやエラー調査のような、日常的に発生して時間のかかる作業が課題として挙がっていました。
編集部の見立てでは、困りごとの本質は技術の不足ではなく、時間を奪っている作業が細かく分散し、その総量が誰にも見えていなかったことにあります。一件あたり数時間の作業は、担当者にとっては「そういうもの」として処理されてしまい、改善の対象として俎上に載りにくい。効率化できるか疑問だという声も、効果そのものを疑っているというより、効果を測る土俵がなかったことの裏返しだったのではないでしょうか。
どうやって、うまくいったのか
最初の回答をそのまま受け取らず、指示を重ねて精度を上げていく使い方が、この取り組みの中心にあります。「もっと具体的に」「MECEで整理して」といった追加の指示は、AIの初回出力を完成品ではなく素材として扱う姿勢の表れです。動かないプログラムに対しても、修正案を試しては結果を返す対話のラリーを繰り返して完動まで持ち込んでいます。一問一答で見切りをつければ「使えなかった」で終わっていたはずの作業が、往復の回数を惜しまない進め方によって成果に変わった構図と読めます。
任せる作業の選び方にも、実運用を成立させた判断が見えます。表計算の関数、エラーメッセージの原因分析、評価軸に沿った比較表づくりは、いずれも出てきた答えが正しいかどうかをその場で確かめられる性質を持っています。答え合わせが即座にできる領域だからこそ、対話を重ねるほど回答が収束していく。逆に言えば、この作業選定が対話型の使い方と噛み合っていたことが効いています。
使いこなしている担当者が先に手を動かし、削減時間が自動で計測される状態に置かれていた点も見逃せません。手探りの試行が個人の工夫として埋もれず、有効な使い方が数字とともに社内に残る構造になります。プロンプトの言い回しやコード修正の粘り方といった、本来は言語化されにくいノウハウが再現可能な手順として蓄積されていく流れが生まれます。
具体的に、どんな成果が出たのか
改善・向上したこと
推進したこと
この事例で出た成果
実践の結果、年間576時間の作業時間削減に至っています。従来は数時間かかっていた表計算の作業やエラー調査が数分で片づくようになり、エンジニアでない担当者でも高度な関数を扱えるようになりました。会議後のアイデア整理も数十分で終わるようになり、意思決定の速さと正確さの向上につながっています。これらは「exaBase 生成AI」の自動計測機能による実測値であり、特別な技術知識を持たないビジネスパーソンでも、使い方次第で大幅な効率化が可能だと示された形です。
うちでも使える?
応用しやすいのは、答えが合っているかどうかをその場で判定できる作業です。関数が意図した数字を返すか、エラーが消えるか、比較表の軸が抜けていないか——確認に手間がかからない作業ほど、指示を重ねる進め方が機能します。日常的に繰り返し発生し、一件あたりの時間が読める作業であれば、削減の効果も測りやすくなります。
一方で、正誤の判断に別途の調査や関係者の確認を要する業務では、対話の往復が逆に時間を食う可能性があります。社外に出せない情報を扱う場面では、そもそも入力できる範囲の線引きが先に必要です。また、削減時間が誰にも見えないままだと、せっかくの工夫が個人の習慣にとどまり社内に広がりません。
まずは今週、うまく動かなかった関数やエラーメッセージを1件だけそのままAIに投げてみて、返ってきた答えに一度「もっと具体的に」と追い打ちをかけてみる。一往復増やすだけで結果がどう変わるかは、その場で確かめられます。
この事例は2025年7月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。
プロジェクト解析
プロジェクト内容
AIツール・サービスの提供形態
導入部門・データ活用
導入部門:全社共通・汎用業務
活用したデータ:文書・ナレッジ
採用したAI技術・ツール
採用したAI技術:テキスト・言語AI
AIモデル・ツール
連携ツール
連携したシステム・外部サービス
プロジェクト実施・導入企業
株式会社エクサウィザーズ
法人向け生成AI「exaBase 生成AI」を提供する企業。exaBase 生成AIは820社を超える導入実績と830,000ユーザーの利用実績を持ち、外部と遮断された環境での利用や業務時間削減の自動計測機能を備える。ほかに exaBase FAQ、exaBase ロープレ、exaBase IRアシスタントなどのAIサービスも提供し、AIエンジニアやDXコンサルタントが在籍する。AI専門ジャーナル「AI新聞」を運営。
出典・参考情報
年間576時間削減!成果が出る生成AIツール活用術【プロ事例付き】 - DXコラム - 株式会社エクサウィザーズ
発行元:株式会社エクサウィザーズ
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