実施時期: 2023年09月|2026.05.19 最終更新
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アプローチと成果
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こんな課題を持つ企業におすすめの事例です
経営層が生成AIの有用性を実感し、全社横断的な取り組みをトップダウンで開始しました。しかし、現場の自発的な活用を促し、全社に広げていくためには、具体的なユースケースの創出と推進体制の構築が必要でした。
そこで、イノベーション推進本部を中心としたPMOを立ち上げ、社内から広く業務課題を募集しました。さらに、生成AIに関する体系的な知見や全社横断プロジェクトの経験不足を補うため、最先端の生成AI技術と豊富なコンサルティング実績を持つNECをパートナーとして迎え入れました。
社内から集まった24のユースケースに対して、全社から230人が参加するPoC(概念実証)を実施しました。プロジェクトへの参加ハードルを下げるため、活動を業務としてリソース確保し、役職にとらわれないフラットな体制を構築するなどの工夫を凝らしています。
NECの伴走支援のもと、生成AIの「できること・できないこと」を整理し、適用すべきユースケースを効果的に絞り込みました。また、単なるツール導入にとどまらず、自社の「あるべき姿」を明確にするための戦略コンサルティングを実施し、ガバナンスやリスク対策の知見を取り入れています。 さらに、PoCで得られた知見を横展開するため、社内ポータルサイトを開設しました。コピー&ペーストで使えるプロンプト集や、参加メンバーの体験談動画を発信することで、組織全体へのナレッジシェアと活用文化の醸成を強力に推進しています。
改善・向上したこと
コスト削減
業務の自動化
生産性向上
社内ナレッジ活用
データドリブン文化の定着
推進したこと
プロトタイプ開発(PoC)
AI戦略の策定
AIガバナンス・リスク管理
組織変革・DX推進
AI活用の社内展開・定着
半年間のPoC活動を通じて、要約や分類、抽出といった定型業務を中心に、24テーマの9割以上で生成AIの有効性が確認されました。特に知財部門では、これまで人手で行っていた作業の約8割をプロンプト化し、生成AIに任せることで大幅な省力化を実現しています。
2024年10月からは第3シーズンの活動がスタートし、25のテーマで実業務への適用検証が進められています。今後は、社内に蓄積された非構造化データと基幹システムの構造化データを掛け合わせることで、新たなビジネス価値を創出する「次世代データドリブン経営」の実現を目指しています。
全社共通・汎用業務
AIによる定型業務の自動化
文書・ナレッジ
契約書・法務文書・特許
採用したAI技術
テキスト・言語AI
文章生成・ライティング
要約・レポート作成
メール・文書の分類
データ抽出・入力自動化
生成AI・LLMサービス
連携したシステム・SaaS
基幹システム・SQL DB
WarpBiz編集部の事例考察
成功の最大の要因は、トップダウンの推進力とボトムアップの文化を融合させ、現場が主体的に参加できる環境を整えた点にあります。このアプローチは、製造業に限らず、全社的なDXを推進するあらゆる業種で応用可能です。導入にあたっては、単なるツール導入にとどまらず、自社の「あるべき姿」を明確にし、ガバナンスやナレッジ共有の仕組みを並行して構築することが重要となります。
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