WarpBiz ピックアップ
小売・流通・卸売
製菓・製パン材料・器具の小売・卸売

実施時期: 2025年07月|2026.06.02 最終更新

店舗と本社の情報格差をAIで解消し、ベテランへの問い合わせ集中を削減
研修(リスキリング)
コンサル(導入支援・AI戦略支援)
開発(実装支援・AI搭載支援)

※イメージ画像です

店舗と本社の情報格差をAIで解消し、ベテランへの問い合わせ集中を削減 のプロジェクト概要図解

プロジェクト概要

アプローチと成果

カテゴリー詳細

お問い合わせ

運営ピックアップ事例

こんな課題を持つ企業におすすめの事例です

  • 社内のナレッジが分散しており、必要な情報にすぐアクセスできないことに悩んでいる
  • 特定のベテラン社員に社内からの問い合わせが集中し、業務の負担が偏っていることに課題を感じている
  • 既存のツールやライセンスを活かして、コストを抑えながらAIを導入したい
プロジェクト概要
背景・目的

製菓・製パン用の原材料を中心に1万点を超える商品を取り扱い、約8千件のレシピを自社開発している株式会社富澤商店では、全国に展開する88店舗と本社の間で生じる情報格差が大きな課題となっていました。豊富な商品やレシピに関するナレッジの多くは本社で作成されており、部門ごとに分散して管理されていたため、店舗側で必要な情報に素早くアクセスできない状況が続いていました。 その結果、新人スタッフの教育や日々の業務において情報共有が不十分となり、現場では経験豊富なベテランスタッフに社内からの問い合わせが集中する事態を招いていおり、店舗運営の効率化を阻む要因として早急な対応が求められていました。

こうした課題を解消するため、同社はデジタル技術を用いた解決策の検討を開始します。その過程で、DX推進の専門知識を持つ株式会社Jarminalの支援を受け、最新のIT技術を活用した業務効率化プロジェクトをスタートさせることになりました。

店舗と本社の情報格差をAIで解消し、ベテランへの問い合わせ集中を削減 のプロジェクト概要図解
アプローチと成果
アプローチ

株式会社Jarminalの伴走支援のもと、株式会社富澤商店は既存の「Microsoft 365」環境と生成AIを掛け合わせたナレッジ共有システムを構築しました。新たなSaaS契約や大規模なシステム導入を行うことなく、最小限の「Azure OpenAI Service」とRAG(検索拡張生成)技術を活用し、社内に蓄積された情報をAIが検索・参照して自然言語で回答するチャットボットを導入しています。

本プロジェクトでは、単なるツールの導入にとどまらず、運用体制の構築にも注力しています。「Microsoft Copilot Studio」を用いて内製可能な体制を整えるとともに、社内の業務プロセスを大きく見直しました。 従来は各店舗からの問い合わせ対応を担っていた本部スタッフの役割を、AIが参照するナレッジの管理や更新へとシフトさせています。さらに、アクセス権限の管理やデータの取り扱いルールを整備し、セキュアな環境を構築しました。並行して、全社的な生成AI研修を実施し、社員のITリテラシー向上を図っています。現場でのユースケース整理やプロンプトの整備を行い、データ分析や販促企画など、現場主導でAIを活用できる土壌を作り上げました。

プロジェクトへの評価と成果

改善・向上したこと

業務の自動化

属人化解消

社内ナレッジ活用

生産性向上

推進したこと

既存システムとのAI連携

組織変革・DX推進

AIリテラシー向上

内製化・自走体制の構築

生成AIチャットボットの導入により、夜間や休日を問わず、社内の問い合わせに対してAIが即座に応答できる環境が実現しました。これにより、新人を含むスタッフ自身が疑問を自己解決できる場面が増加しています。

その結果、これまで各店舗のベテランスタッフに集中していた質問対応が大幅に効率化され、特定の個人に負荷が偏る属人化の課題が解消されました。

スタッフ全体の生産性が向上したことで、接客や店舗運営といった本来の業務により多くの時間を割けるようになっています。社内の情報共有をスムーズにすることで、顧客に寄り添った質の高いサービスの提供へと繋がる大きな成果を生み出していると評価されています。

カテゴリー詳細
プロジェクト内容
AI導入・支援形態
SaaS・AIツール導入
プロジェクト伴走支援(共創・内製化)
AI導入ガイドライン・ルール策定
AIナレッジ共有の導入
AI人材育成・研修
全社向け AIリテラシー研修
導入部門・データ活用
導入部門と活用内容

全社共通・汎用業務

社内データのAI検索構築

社内専用AIアシスタント構築

顧客対応・サポート

FAQサイト構築

ナレッジベース構築

活用したデータ

文書・ナレッジ

マニュアル・業務規定・FAQ

採用したAI技術・ツール

採用したAI技術

テキスト・言語AI

チャットボット

社内データ検索

社内Q&A対応

AIモデル・構築手法

(RAG / ファインチューニング / 他)

RAG(社内データ等をAIが参照して回答)

活用・導入したAIモデル・ツール

オフィス・業務ツール連携

Microsoft Copilot

AI構築プラットフォーム

Microsoft Copilot Studio

クラウドAI基盤

Azure OpenAI Service
連携ツール

連携したシステム・SaaS

Microsoft 365


チャットツール・UI(画面)連携

Microsoft Teams

WarpBiz編集部の事例考察

本事例の最大の成功要因は、既存のMicrosoft 365環境とRAG技術を組み合わせ、追加投資を抑えながら分散していた社内ナレッジを統合・活用できる仕組みを構築した点にあります。多店舗展開を行う小売業や飲食業において、本部と店舗間の情報格差解消や新人教育の効率化に広く応用できるアプローチです。導入にあたっては、AIツールの整備だけでなく、ナレッジの更新ルールの策定や全社的なリテラシー研修など、運用を定着させるための組織的な取り組みが不可欠となります。自社の既存環境を活かしたAI活用を検討される方は、ぜひ他の事例記事も参考にしてみてください。

プロジェクト実施・導入企業

実施・支援企業 (VENDOR)
株式会社Jarminal

IT・業務コンサルティング事業を展開。DX推進の専門知識を持ち、最新のIT技術を活用した業務効率化サービスを提供している。

この事例と同じようなシステムを開発したいですか? WarpBizで実現可能なパートナーを探しましょう。
類似の事例を見る
同様の支援ができる AI支援企業を探す
導入先企業 (CLIENT)
株式会社富澤商店
業種:製菓・製パン材料・器具の小売・卸売
出典・参考情報
※本事例は以下の公開情報を元にWarpBiz編集部がリサーチ・作成しました。

富澤商店、Microsoft 365機能を活用した生成AIで社内ナレッジ共有を高度化 | 株式会社富澤商店のプレスリリース

発行元:株式会社富澤商店

この事例を見た方は以下の事例も見ています
類似事例を読み込んでいます

関連度の高い事例を選定しています。少しお待ちください。