2026.06.02 最終更新
プロジェクト期間: 半年未満
企業規模: 1,000人以上
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プロジェクト概要
アプローチと成果
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こんな課題を持つ企業におすすめの事例です
株式会社NTTデータMSEは、約2,000人の社員を擁し、組込みソフトウェアの技術力を強みに幅広いITソリューションを提供しています。 同社では、5つの事業部門とコーポレート部門配下の14部門がそれぞれ独自に情報を管理しており、イントラページやチャットボット、PDFファイルなど管理方法がバラバラな状態でした。ベテラン社員は暗黙知で解決できていたものの、中途入社や出向者から「社内申請の方法を調べるのに半日かかった」といった声が寄せられ、属人的な情報共有の限界が顕在化しました。
そこで、全社DXプロジェクトの一環として、社員が本来の業務に集中できる環境を整えるため、社内情報の一元管理と自律的な情報取得環境の構築を目指し、AI導入の検討を開始しました。
社内に点在する情報を集約し、全社横断のヘルプデスクを構築するため、株式会社Helpfeelが提供するAIヘルプデスク「Helpfeel」を導入しました。 一気に全社の情報を整備するのではなく、部門別に段階的なスタートを切るアプローチを採用しています。各部門のイントラや共有フォルダから情報を抽出し、重複を整理・統合しながら記事化を進めました。チャットボットやFAQがなかった部門には担当者をアサインし、フォーマットに沿った記事作成を依頼しています。また、社内への浸透施策として、ヘルプデスクの利用者は初動から全社員を対象としました。
あえて「この部門の情報がまだない」という不足感を感じてもらうことで、関係部門への記事追加の動機付けを図る工夫を凝らしています。さらに、「MSEコンシェルジュ」という親しみやすい名称をつけ、イントラトップへの導線設置や会議での周知を実施しました。運用ノウハウが不足する中、株式会社Helpfeelのカスタマーサクセスによる伴走支援を受け、月1回の定例会でデータ分析結果をもとに改善のPDCAサイクルを回す体制を構築しています。
改善・向上したこと
業務の自動化
生産性向上
対応時間・リードタイムの短縮
属人化解消
社内ナレッジ活用
従業員満足度・働き方改善
推進したこと
組織変革・DX推進
AI活用の社内展開・定着
導入後半年間で、全社員の60%以上が新しいAIヘルプデスクを活用しており、以前のチャットボット(利用率5〜25%)と比較して大幅な利用率向上を達成しました。社員の自己解決が促進されたことで、各事業部門の問い合わせ対応や運用にかかる工数が最大70%削減され、年間で社員2名分程度の工数削減に相当する効果を生み出しています。 現場の社員からは「情報が圧倒的に早く見つかるようになった」と高く評価され、本取り組みは社内のプロジェクトアワードを受賞しました。今後は、データ分析に基づく不足記事の補完や、PDF内の該当部分へ直接アクセスできる機能の検討、重要な情報を確実に届けるプッシュ型の通知連携など、さらなる利便性向上に向けた改善を進める方針です。
全社共通・汎用業務
社内データ検索・データ抽出
社内専用AIアシスタント構築
顧客対応・サポート
FAQサイト構築
ナレッジベース構築
情シス・社内DX
社内ヘルプデスク自動化
文書・ナレッジ
社内文書・ナレッジ
マニュアル・業務規定・FAQ
帳票・紙の資料
図面・設計図・仕様書(紙/PDF)
採用したAI技術
テキスト・言語AI
社内データ検索
社内Q&A対応
その他のツール
チャットツール・UI(画面)連携
専用Webアプリ・業務システム
WarpBiz編集部の事例考察
本事例の成功の最大の要因は、段階的な情報集約と、あえて全社員に公開して「情報の足りなさ」を実感させることで現場の協力を引き出した巧みなプロセス設計にあります。このアプローチは、情報がサイロ化しやすい大企業や、合併・組織再編でシステムが乱立している企業の社内ポータル統合にも広く応用できるでしょう。導入にあたっては、既存システムとの併用期間を設けて現場の混乱を防ぐ配慮と、ベンダーの伴走支援を活用した継続的なメンテナンス体制の構築が不可欠です。社内情報の属人化や問い合わせ対応の負担に悩む企業は、ぜひ他のナレッジマネジメント事例も参考にして、自社に合ったツール探しにご活用ください。
AIヘルプデスク・自己解決AI「Helpfeel」の提供
関連度の高い事例を選定しています。少しお待ちください。