WarpBiz Logo
AIの活用事例を探す

AIの活用事例を探す >

WarpBiz
トップページ運営会社プライバシーポリシー利用規約編集ポリシー特定商取引法に基づく表記

© 2026 WarpBiz Inc. All Rights Reserved.

WarpBiz Logo
AIの活用事例を探す

AIの活用事例を探す >

  1. AI活用事例検索
  2. /
  3. 製造業
  4. /
  5. ライオンが社内組織主導で内製したデータ基盤、経営判断をリアルタイム化|ライオン株式会社の導入事例

やさしく事例解説実施 2025.10 ・ 更新 2026.08.17

ライオンが社内組織主導で内製したデータ基盤、経営判断をリアルタイム化

導入企業製造業
×
支援企業ライオン株式会社
取り組み領域
経営データ統合/データ基盤構築
使ったAI
Gemini in BigQuery(生成AI)、Looker、Google Cloud
主な成果
経営層が最新データのダッシュボードで状況を把握し、迅速な意思決定が可能に
ライオンが社内組織主導で内製したデータ基盤、経営判断をリアルタイム化 のヘッダー画像※イメージ画像です

こんな方へおすすめのAI解説です

  • 経営数字の集計に毎月追われている
  • システムごとに数字がバラバラ
  • 勘と経験頼みの判断から抜けたい
概要困りごと工夫成果うちでも?企業

01 — Overview

どのようなAIの取り組み?

全体像

ライオンが社内組織主導で内製したデータ基盤、経営判断をリアルタイム化 の全体像の図解

取り組みの概要

日用品・化学品を手がけるライオンは、中期経営計画で掲げた収益力の強化を支える柱として、全社のデータ基盤づくりに着手しました。技術基盤にはGoogle Cloudを選び、販売・会計・生産といった基幹業務を担うERP(企業の中核業務を一元管理するシステム)のデータを中心に、社内に散らばっていた各種データを一か所へ集約しています。大量データを高速に扱えるBigQueryを土台に、Gemini in BigQueryやLookerを組み合わせ、可視化と分析を一部の専門家だけのものにしない体制を整えました。特徴的なのは、企画から構築、運用までを外部ベンダーに任せきりにせず、社内の専門組織「クラウドCoE」が主導して内製した点です。経営層は最新データを網羅したダッシュボードで状況をつかめるようになりました。

出典:20251015.pdf(発行元:ライオン株式会社)

02 — Problem

何に困って、AIを入れたのか

各事業や各システムにデータが分かれて存在し、経営の目線でリアルタイムに使える状態になっていなかった。加えて、これまでの意思決定は経験に依る部分が大きく、データを手がかりに先手を打つ動きが取りにくい状況にありました。

困りごとの本質は、データが不足していたことではなく、集めた情報が「誰のためのものか」という設計思想の違いにあったのではないでしょうか。ソースには、従来のシステム刷新が現場の業務改革に主眼を置きがちだったと記されています。現場の効率化を目的に組まれた仕組みは、業務単位で最適化されるぶん、事業や部門をまたいで経営指標を横串で見る用途には向きません。つまり、個々のシステムがうまく動いていたからこそ、経営レベルの視界だけが空白のまま残った——そう読み解くと、この会社が現場改善ではなく経営の意思決定そのものを基盤づくりの主題に据えた理由が見えてきます。

03 — Key points

どうやって、うまくいったのか

企画・構築・運用の全工程を社内のクラウドCoE(専門知見を集約する中核組織)が主導する体制を選んだことが、この取り組みの土台になっていると考えられます。データ基盤は作って終わる性質のものではなく、事業の変化に合わせてデータの持ち方や指標の定義を絶えず組み替え続ける必要があります。外部に委ねると、その都度の仕様調整が発注と納品のサイクルに乗ってしまい、判断のスピードが基盤の更新速度に縛られてしまう。知見を社内に残す設計が、アジリティとコストの両面に効いている理由はここにあるでしょう。

統合の出発点にERPの販売・会計・生産データを据えた点も、優先順位の付け方として合理的です。周辺の細かなデータから積み上げるのではなく、経営が最も頻繁に参照する中核の数字から束ねていく順序をとれば、基盤が形になった時点で経営判断に直結する価値が生まれます。データ統合の取り組みが「集めたが使われない」状態に陥りやすいことを踏まえると、使い道が最初から確定している領域を先に押さえた選択は理にかなっています。

可視化と分析を特定の担当者に閉じ込めない設計も見逃せません。BigQueryのスケーラビリティを前提に、Lookerによる可視化とGemini in BigQueryを組み合わせることで、データを扱える人の裾野を広げる方向に舵が切られています。基盤の価値は問いを立てる人の数に比例して増えるため、分析の民主化を初期から織り込んだ構えが、基盤を単なる保管庫で終わらせない支えになっているはずです。

04 — Results

具体的に、どんな成果が出たのか

新しいデータ基盤の稼働により、経営層は最新データを網羅したダッシュボードを通じて経営状況を正確に把握できるようになり、変化の兆しを捉えた迅速な意思決定が可能になっています。今後は可視化にとどめず、AIや機械学習を用いた高精度な需要予測やサプライチェーン最適化など、未来の経営指標を予測する機能の追加が予定されており、クラウドCoE体制のさらなる拡充も方針として示されています。可視化から予測へという段階の踏み方が明示されている点は、基盤投資の道筋として参考になります。

改善・向上したこと
データ分析・意思決定支援コスト削減属人化解消データドリブン文化の定着
取り組み内容
AI基盤・インフラ構築内製化・自走体制の構築データ戦略・活用策定組織変革・DX推進

05 — For your company

うちでも使える?

参考にしやすいのは、事業部や拠点ごとに別々のシステムが動いていて、全体の数字を出すのに手作業の集計が挟まっている会社です。業種は問わず、複数の販売チャネルや複数の工場を抱えていて、経営会議のたびに数字の突き合わせが発生しているなら、統合の効果が出やすい構図といえます。

一方で、内製という選択をそのまま持ち込むのは簡単ではありません。クラウド基盤を設計・運用できる人材の確保と育成が前提になり、その組織づくり自体が最初の関門になります。人員的にCoEのような専任組織を置けない場合は、外部の力を借りつつ、指標の定義やデータの持ち方を決める部分だけは社内に残す、といった折衷が現実的でしょう。もう一つ注意したいのは、基盤づくりが現場の業務改善プロジェクトに引き寄せられやすい点です。誰の判断を速くするための投資なのかを最初に固定できないと、この事例が避けた落とし穴に戻ってしまいます。

手始めに、次の経営会議で真っ先に見たい指標を一つだけ挙げ、その数字が今どのシステムに、どれだけの遅れをもって存在しているかを追いかけてみてはいかがでしょうか。

06 — Company

この事例の支援企業

ラ

ライオン株式会社

「習慣を科学する」をデジタル戦略推進のスローガンに掲げ、中期経営計画「Vision2030 2nd STAGE」で「収益力の強靱化」を目指す企業。代表取締役兼社長執行役員は竹森征之氏。社内専門組織「クラウドCoE(Center of Excellence)」を設置し、全社データ基盤を内製で構築している。

この取り組みに関心があれば、
ライオン株式会社の公式情報をご覧ください

記事の情報

出典
20251015.pdf発行元:ライオン株式会社
作成
公開情報をもとに、WarpBiz編集部が調べてまとめた記事です。
実施時期
この取り組みの実施時期は2025年10月です(更新 2026.08.17)。
この記事に載っている企業の方へ
本記事は公開情報をもとに作成しています。内容の修正・削除をご希望の場合はこちらからご連絡ください。

07 — Category

カテゴリー詳細

どこで使ったか

部門
製造全社共通・汎用業務情シス・社内DX経営・企画
業務テーマ
製造›需要予測・在庫最適化生産計画の最適化
全社共通・汎用業務›社内データ検索・データ抽出
情シス・社内DX›システム連携
経営・企画›経営データ分析意思決定支援

どんなAIで

AIの種類
AIモデル・構築手法›機械学習(数値データからの予測・推論)統計モデル(数値データに基づく傾向分析)
活用データ
数値・Excel・ログ›売上・受注・販売実績財務・会計・経費データ在庫・生産・物流データ

何を使ったか

使ったAI
GeminiGoogle Cloud
つないだシステム
Google Cloud基幹システム・SQL DBSAP S/4HANABigQueryLooker
似た事例
類似事例を読み込んでいます

関連度の高い事例を選定しています。少しお待ちください。

WarpBiz
トップページ運営会社プライバシーポリシー利用規約編集ポリシー特定商取引法に基づく表記

© 2026 WarpBiz Inc. All Rights Reserved.