実施時期: 2024年10月|2026.05.19 最終更新
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プロジェクト概要
アプローチと成果
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こんな課題を持つ企業におすすめの事例です
今日、生成AI技術は企業競争力の中核を成しつつあり、多くの企業が業務への適用を模索しています。株式会社みずほフィナンシャルグループでも、2023年6月にテキスト生成AIアシスタントをリリースし、2024年4月には専門の推進室を設立するなど、生成AIを用いた業務効率化や新規ビジネス開発を積極的に進めてきました。
しかし、一般的な生成AIモデルでは、金融業界特有の専門知識や、同社が長年培ってきた独自の文化・ノウハウを十分に反映できないという課題がありました。そこで、法人営業のさらなる効率化と高度化を目指し、自社に特化したAIエージェントの実現を見据えて、株式会社NTTデータグループとの共同研究を開始するに至りました。
本プロジェクトでは、株式会社NTTデータグループが提供する軽量かつ高効率な大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi」を基盤として採用しています。一般的な金融モデルを超える「みずほならでは」のAIを構築するため、同社の新人研修資料や社内ナレッジといった内部データに加え、特定業界に関する企業データをAIに継続事前学習させています。
これにより、金融業界や同社固有の深いドメイン知識を獲得させることが可能になります。さらに、事前学習を終えたモデルに対してインストラクションチューニングを施すことで、ユーザーの指示に対して特定の形式で適切な出力ができるよう調整を行っています。これらのプロセスを通じて、高い精度と実用性を兼ね備えた「みずほ特化型モデル」の開発と検証を進めています。
改善・向上したこと
業務の自動化
生産性向上
社内ナレッジ活用
推進したこと
プロトタイプ開発(PoC)
AI基盤・インフラ構築
現時点では共同研究の開始段階であり、具体的な定量効果はこれからの検証を待つ形となります。しかし今後の展望として、構築した特化型モデルを活用し、企業分析エージェントや提案書作成エージェントなど、複数のAIエージェントを組み合わせた法人営業の効率化・円滑化を見込んでいます。
さらに将来的には、その適用範囲を拡大し、デジタルチャネルにおけるパーソナルエージェントの実現や、顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)に基づいた対応強化など、グループ全体の業務革新を支える中核的なソリューションとしての確立を目指しています。
営業
提案書・見積作成支援
顧客対応・サポート
パーソナルエージェント
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経営データ分析・意思決定支援
文書・ナレッジ
マニュアル・業務規定・FAQ
社内ナレッジ
外部・Web・SNSデータ
競合・市場情報
採用したAI技術
テキスト・言語AI
文章生成・ライティング
AIモデル・構築手法
(RAG / ファインチューニング / 他)
ファインチューニング(特定の業務向けにAIを再学習)
AIエージェント(AIが自律的にツールを使いタスク実行)
生成AI・LLMサービス
WarpBiz編集部の事例考察
本事例の最大のポイントは、軽量なLLMを採用し、自社の内部データと特定業界のデータを継続事前学習させることで、一般的なモデルにはない独自のドメイン知識を獲得しようとしている点です。このアプローチは、製造業の熟練技術者の暗黙知や、専門商社の業界特有の商習慣など、独自のナレッジが競争力となるあらゆる業種に応用可能です。一方で、内部データを学習させるためには、データの整理やクレンジング、機密情報の取り扱いに関する厳格なガバナンス体制の構築が不可欠となります。自社専用のAIモデル構築に関心がある方は、ぜひ他の特化型AIの導入事例も参考にしてみてください。
発行元:株式会社みずほフィナンシャルグループ、株式会社NTTデータグループ、株式会社NTTデータ
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