実施 2025.07 ・ 更新 2026.08.17
生成AI動画でCVR1.6倍、機能性ウェア通販のLPを離脱分析から再設計
※イメージ画像です

取り組み概要
やさしく事例解説
プロジェクト解析
実施・導入企業
こんな方へおすすめのAI解説です
- アクセスはあるのに買ってもらえない
- 商品の良さがページで伝わらない
- サイト改善を回す人手が足りない
どのようなAIの取り組み?
ユーザーの離脱データとUX調査をもとにランディングページを組み直し、生成AIで制作した商品紹介動画を冒頭に配置してCVR1.6倍につなげたAI取り組み
業種
機能性ウェアの製造・販売(アパレル)
取り組み領域
ランディングページ・ECサイトのCVR改善
使ったAI
生成AI(商品訴求動画の制作)
主な成果
生成AI動画の実装でCVRが1.6倍に向上
機能性ウェアを製造・販売する株式会社りらいぶは、YouTubeやテレビCMによる認知拡大でサイトへの流入が大きく増えていた一方、受け皿となるランディングページ(LP)やECサイトで商品の特徴が伝わりきらず、購入に至らない機会損失が生じていました。社内にCVR(訪問者のうち購入や申し込みに至る割合)改善の検証を回す人手も足りず、アライドアーキテクツ株式会社の支援を受ける形で改善に着手しています。支援側はCVR最適化プラットフォーム「Letro」を用い、ヒートマップやスクロール分析による離脱箇所の特定、UX調査による不便や疑問の洗い出し、その結果を踏まえたLPの構成とコピーの見直しという三段階で進めました。あわせて生成AIで商品の特徴を訴求する動画を制作し、ページを開いて最初に目に入る領域へ配置しています。
出典:アライドアーキテクツ、データ分析×AI動画生成でCVR1.6倍改善を実現 – アライドアーキテクツ株式会社 発行元:アライドアーキテクツ株式会社
やさしく事例解説
何に困って、AIを入れたのか
流入は伸びているのに購入が伸びない、という状態が続いていました。テレビCMやYouTubeで名前を知った人がページを訪れても、商品の特徴や魅力が読み取れないまま離れてしまう。しかも社内には、仮説を立てて試し、結果を見て次の手を打つという一連のサイクルを回すだけの人手がありませんでした。
編集部の見立てでは、この事例の困りごとの本質は、ページの出来不出来そのものよりも、認知が広がる速度に対して受け皿を作り替える速度が追いつかなかったことにあります。累計販売枚数が300万枚を超える規模まで関心が広がれば、訪れる人の前提知識も購入の動機もばらけていきます。かつて機能していた説明の順序が、新しく流入してきた層には通じなくなっていた可能性は十分にあり、そのずれを検知して直す仕組みが社内になかったことが、目に見えない損失を積み上げていたのではないでしょうか。
どうやって、うまくいったのか
作るコンテンツを決める前に、読者がどこで離れているのかを数値で押さえた順序が、この取り組みの起点になっています。ヒートマップやスクロール分析は、ページのどこまで読まれ、どの位置で手が止まるかを可視化する手法で、改善対象を担当者の勘ではなく観測された挙動から絞り込めます。流入が急に増えた局面ではページ全体を作り直したくなりがちですが、離脱の集中する箇所を先に特定したことで、限られた工数を効きどころへ寄せられたと考えられます。
定量データにUX調査を重ねた二段構えの分析設計も見逃せません。数値は「どこで離れたか」を示しても、「なぜ離れたか」までは語らないからです。ユーザーがページ上で抱く不便や疑問を体系的に拾い上げる調査を挟んだことで、離脱の背後にある理解のつまずきが言語化され、構成とコピーを部分修正ではなく抜本的に組み替える判断につながったのではないでしょうか。生成AIによる動画をファーストビューに置くという配置の選択も、「最初に何を伝えるべきか」の答えが先に定まっていたからこそ成り立つ打ち手です。
社内にPDCAを回す人手がないという前提を、改善体制そのものの設計に織り込んだ点にも注目できます。ABテストから実装までを支援側が担い、依頼側の作業を最小限に抑える進め方は、リソース不足を理由に施策が途中で止まる典型的な失速を防ぎます。CVR最適化プラットフォームを土台に据えた運用は、分析・制作・検証を切れ目なく同じ流れの上で回すための足場と位置づけられます。
具体的に、どんな成果が出たのか
改善・向上したこと
推進したこと
この事例で出た成果
生成AIを活用した動画コンテンツをLPに実装した施策では、CVR(コンバージョン率)が1.6倍に向上しています。クライアントからは、利益面でも大きな数値を生む結果につながり満足しているという評価が寄せられました。読まれづらいページから価値が伝わるページへの転換という位置づけで、今後は動画コンテンツ生成を軸にした継続的な改善サイクルの基盤を整え、クライアント自身が自走して改善を続けられる体制づくりを支援していく段階へ進みます。
うちでも使える?
応用しやすいのは、広告や露出によって流入は確保できているのに、ページ上での価値の説明が追いついていないと感じている商材です。着用感や機能のように文章と静止画では伝えきりにくい要素を持つ商品、あるいは説明に手順を要するサービスは、動画へ置き換える効果が出やすい領域と言えます。
一方で、そもそも訪問者が少ない段階では、伝え方を磨いても母数が動かず、変化そのものが読み取りにくくなります。もう一点、この事例で動画が効いたのは、離脱箇所と利用者の疑問を先に特定し、伝えるべき中身が定まっていたためです。分析を省いて動画だけを差し込んでも、見栄えが変わるだけで購入の判断材料は増えません。生成AIで動画を量産できること自体は、成果を保証しないという点は押さえておきたいところです。
手を付けるなら、自社のLPを訪問者の視点で上から読み直し、最初の画面だけで「これは自分の悩みに効く商品だ」と判断できるかを確かめるところから。引っかかりを感じた箇所が、そのまま最初の検証対象になります。
この事例は2025年7月時点の情報です。AI分野は変化が速いため、現在は同様の取り組みをより短い期間・少ない負担で実現できる場合があります。
プロジェクト解析
プロジェクト内容
AI導入・支援形態
AIツール・サービスの提供形態
導入部門・データ活用
導入部門:マーケティング
活用したデータ:数値・Excel・ログ
採用したAI技術・ツール
採用したAI技術:動画AI
AIモデル・ツール
連携ツール
連携したシステム・外部サービス
プロジェクト実施・導入企業
アライドアーキテクツ株式会社
データとクリエイティブの力でマーケティングコミュニケーションを設計し、企業のマーケティングAX(マーケティング領域におけるAIトランスフォーメーション)を支援する企業。事業内容はマーケティングAX支援事業で、証券コードは6081。2005年の創業以来培った6,000社以上のマーケティング支援実績とUGCを始めとする顧客の声データ資産を活かし、独自開発のSaaS・SNS・AI技術とデジタル・AI人材を組み合わせた統合ソリューションを提供している。
株式会社りらいぶ
出典・参考情報
アライドアーキテクツ、データ分析×AI動画生成でCVR1.6倍改善を実現 – アライドアーキテクツ株式会社
発行元:アライドアーキテクツ株式会社
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