実施時期: 2022年02月|2026.06.02 最終更新
※イメージ画像です

プロジェクト概要
アプローチと成果
カテゴリー詳細
お問い合わせ
こんな課題を持つ企業におすすめの事例です
医療現場では、日常的に収集される患者の健康状態や医療行為のデータである「医療リアルワールドデータ」の利活用が期待されています。しかし、これらのデータは膨大な症例数や項目数を有していることに加え、電子カルテに含まれる治療実態や治療効果などの情報は構造化・標準化が途上であるという課題がありました。
そのため、テキストなどの非構造化データを有効に活用するためには、先端技術を取り入れた解析手法が必要とされていました。こうした背景から、大規模な医療データから新たな価値を創出することを目指し、AIを活用した新規サービスの共同開発プロジェクトが始動しました。
本プロジェクトでは、株式会社NTTデータが運用する医療情報プラットフォーム「千年カルテ」に蓄積された100万以上の電子カルテデータを活用しています。
株式会社エクサウィザーズは、医療介護領域で培った「AI×医療」の専門性を活かし、機械学習、深層学習、自然言語処理などのAI技術を用いたモデルおよびソフトウェアの開発を担当しています。具体的には、検査値データを含む電子カルテ情報を用いて患者層をフィルタリングし、疾病に応じて患者がいつどのような治療を受けているかの実態(ペイシェントジャーニー)をビジュアル化する機能を構築しています。また、文章で入力されている診療記録や画像情報など、データベース上での取り扱いが難しい非構造化情報についても、有効な利活用を行うためのAI技術の検討を進めています。
改善・向上したこと
データ分析・意思決定支援
推進したこと
新サービス・製品開発
AI×新規事業開発
本プロジェクトは現在開発段階であり、2022年内をめどに順次商用サービスとして提供される予定です。 開発されるサービスを通じて、製薬企業や医療機関は臨床における疾患・治療実態を正確に把握できるようになります。これにより、革新的な医薬品の研究開発テーマの検討促進や、患者一人ひとりに合わせた個別化医療の提供、さらには疾患の早期発見・診断支援などへの貢献が期待されています。
__custom_business_scene__
新規事業開発
アイデア創出
医療・ヘルスケア
診断推論・スクリーニング支援
創薬支援
文書・ナレッジ
電子カルテ
数値・Excel・ログ
品質検査・測定データ
採用したAI技術
テキスト・言語AI
自然言語処理
AIモデル・構築手法
(RAG / ファインチューニング / 他)
深層学習
機械学習(数値データからの予測・推論)
統計モデル(数値データに基づく傾向分析)
その他のツール
WarpBiz編集部の事例考察
本事例の最大の成功要因は、膨大な医療データ基盤を持つ企業と、高度なAI技術・医療領域の専門性を持つ企業が互いの強みを掛け合わせた点にあります。このアプローチは、製造業の保守記録や建設業の現場日報など、非構造化データが大量に眠っている他業種でのデータ利活用にも応用できるでしょう。導入にあたっては、機微な個人情報を扱うため、次世代医療基盤法などの法規制に準拠した厳格な匿名加工とセキュリティ対策が不可欠です。自社のデータ資産を活かした新規事業開発を検討される方は、ぜひ他の事例記事もご覧ください。
関連度の高い事例を選定しています。少しお待ちください。