実施時期: 2021年01月|2026.06.02 最終更新
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プロジェクト概要
アプローチと成果
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こんな課題を持つ企業におすすめの事例です
少子高齢化の進行に伴い、介護需要が拡大する一方で、介護従事者の不足が深刻な社会課題となっています。介護現場では、入居者の安全を守るための見守り業務がスタッフの大きな負担となっており、効率的な業務運営が求められていました。
こうした課題を解決するため、凸版印刷とインフィックは、ICTを活用して介護事業者、入居者、家族のコミュニケーションを円滑にする事業を推進してきました。その一環として、介護施設での実証実験を通じてデータを収集し、新たな業務支援システムの開発に至りました。
凸版印刷とインフィックは、センシング技術とAIを組み合わせた介護業務支援システム「LASHIC+(ラシクプラス)」を共同開発しました。このシステムは、温度、湿度、照度、人感、ドア開閉などを検知する簡易センサーを居室に設置し、入居者の行動データを収集します。カメラを使用しないため、入居者のプライバシーを保護しながら正確な行動把握が可能です。
収集したデータはAIが個別に学習し、入居者一人ひとりの普段の生活パターンをモデル化します。そして、普段とは異なる異常行動を検知した際にのみ、介護スタッフへアラートを発報する仕組みを構築しました。センサーは追加施工なしで後付けでき、導入のハードルを下げている点も特徴です。
改善・向上したこと
人手不足の解消
生産性向上
品質・安全性向上
推進したこと
新サービス・製品開発
本システムは、インフィックのグループ法人である株式会社まごころ介護サービスの介護施設「まごころの家*馬渕」に先行導入されました。AIが個々人の行動パターンを学習することで、不必要または不十分なアラート発報が削減され、介護スタッフの業務負荷軽減に貢献しています。また、入居者の状態をデータとして可視化できるため、生活スタイルの中長期的な変化を把握しやすくなりました。
今後は、施設介護だけでなく在宅介護の領域への展開も見据えられています。
介護・福祉
見守りセンサー・転倒検知
機械・設備・位置
設備稼働ログ・機械センサー
生体・環境・ウェアラブル
採用したAI技術
AIモデル・構築手法
(RAG / ファインチューニング / 他)
機械学習(数値データからの予測・推論)
統計モデル(数値データに基づく傾向分析)
その他のツール
構築・利用したデータ基盤・インフラ
エッジデバイス・IoT機器
WarpBiz編集部の事例考察
本事例の成功の最大の要因は、カメラではなく簡易センサーを採用し、プライバシー保護と導入のしやすさを両立させた点にあります。さらに、AIによる個別学習で「その人にとっての異常」を検知する仕組みは、画一的なアラートによる現場の疲弊を防ぐ有効なアプローチです。この手法は、病院での患者見守りや、単身高齢者の在宅見守りサービスなど、他業種への横展開も十分に期待できます。導入にあたっては、センサーの設置場所や初期のデータ収集期間における運用ルールの策定が重要になるでしょう。同様の課題を抱える施設は、ぜひ他の見守りAI事例も参考にしてみてください。
関連度の高い事例を選定しています。少しお待ちください。