実施時期: 2024年10月|2026.06.02 最終更新
企業規模: 1,000人以上
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プロジェクト概要
アプローチと成果
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こんな課題を持つ企業におすすめの事例です
明治安田生命保険は、2030年までの10年計画において「人とデジタルの効果的な融合」を重点方針に掲げ、全社的なDX戦略を推進しています。同社が特に期待を寄せているのが生成AI技術であり、人ならではの役割を高度化する絶好の機会と捉えてプロジェクトを始動させました。
これまで同社の営業現場では、顧客訪問の前に担当者が個別に情報を調査し、提案内容を作成していました。しかし、地域や顧客ごとにニーズが多様化しているため、情報管理が煩雑になり、準備に膨大な時間を割かざるを得ないという課題を抱えていました。こうしたアナログな作業環境を改善し、働きがいの向上と顧客対応の充実を図るため、全社横断的な組織を立ち上げてAI導入の検討を開始しました。
営業活動を支援するため、アクセンチュアと包括的パートナーシップ契約を結び、AIエージェント「MYパレット」を導入しました。このシステムは、約3万6000人の営業職員が利用する「デジタル秘書」として、新規開拓からアフターフォローまでのプロセス全般をサポートします。
具体的には、顧客の年齢や趣味・嗜好、過去の契約履歴、地域特性などのデータをAIが分析し、ライフステージに合わせた最適な保険商品やサービスを提案する機能を実装しています。さらに、訪問時にヒアリングした情報を音声で入力できる機能も備えており、入力されたデータに基づいてお礼文を自動作成するなど、訪問後の事務作業を大幅に効率化する仕組みを構築しました。
これらのAI機能を支える基盤として、クラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を活用した「AI Hub プラットフォーム」を整備しすることで、管理する顧客データを営業現場で即時に利用できる環境を実現しています。
改善・向上したこと
業務の自動化
生産性向上
対応時間・リードタイムの短縮
データ分析・意思決定支援
社内ナレッジ活用
推進したこと
AI基盤・インフラ構築
AI活用の社内展開・定着
AIエージェントの導入により、営業担当者の訪問準備や報告作業にかかる時間を従来比で30%削減することに成功しました。報告業務の負担が軽減されたことで、顧客との対話やきめ細やかな対応に、より多くの時間を割けるようになっています。
今後は、営業部門だけでなく、本社や事務職員を含めた全職員への展開を視野に入れています。ヘルスケアや法務、教育といった専門領域に対しても、特化型の生成AIを順次開発していく予定であり、全社的な業務変革をさらに加速させていく方針です。
自社活用(自社開発・活用推進)
営業
提案書・見積作成支援
議事録の自動作成
SFA自動入力
CRM自動入力
数値・Excel・ログ
顧客リスト・会員属性(CRM)
音声・音響
会議音声・商談録音
採用したAI技術
テキスト・言語AI
文章自動生成
ライティング支援
音声AI
音声認識・文字起こし
AIモデル・構築手法
(RAG / ファインチューニング / 他)
AIエージェント(AIが自律的にツールを使いタスク実行)
クラウドAI基盤
構築・利用したデータ基盤・インフラ
Microsoft Azure
WarpBiz編集部の事例考察
本事例の成功の最大の要因は、営業現場の具体的な課題に対して、提案準備から事後報告までを一気通貫で支援するAIエージェントを導入し、実務に直結する効率化を実現した点にあります。このアプローチは、顧客ごとの個別提案が求められる不動産営業やBtoBのルート営業など、他業種のフィールドセールスにも応用できるでしょう。導入にあたっては、現場の営業担当者が抵抗なく利用できるよう、音声入力などの使いやすいUIを設計することが重要です。同様の営業支援AIの活用を検討される方は、ぜひ他の事例記事もご覧いただき、自社に合ったツール探しにご活用ください。
生命保険会社
明治安田生命、全社での生成AI活用視野に営業職3万6000人が使うAIエージェントを導入 - DIGITAL X(デジタルクロス)
発行元:DIGITAL X(デジタルクロス)
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